つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

昭和歌謡列車「平尾号」に捧ぐ。 ~ メーテル(西田あいver.)

2017年12月05日 22時54分53秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載・第六十五弾は、
999号に乗り込もうとしている「メーテル(西田あいver.)」。

「中条きよし」、「うそ」。
「五木ひろし」、「よこはま・たそがれ」。
「小柳ルミ子」、「瀬戸の花嫁」。
「アグネス・チャン」、「草原の輝き」。
「梓みちよ」、「二人でお酒を」。
「水谷 豊」、「カリフォルニア・コネクション」。
自身がマイクを握った「カナダからの手紙」。
時代劇「必殺シリーズ」のサウンドトラック。
「銀河鉄道999(TV版)」、「宇宙海賊キャプテンハーロック」の主題歌。

今年・平成29年(2017年)7月21日、鬼籍に入った作曲家、
「平尾昌晃(ひらお・まさあき)さん」が紡いだメロディは、実に多種多彩である。

そのキャリアの始まりは、慶應義塾高校在学中、
米軍キャンプのステージで、ウエスタンバンドのボーカルを取ったのがスタート。
銀座のジャズ喫茶で、渡辺プロダクションの女傑に見初められ、
昭和33年(1958年)にプロデビュー。
トップシンガーとして人気を博した後、作曲家へ転身。
トップクリエイターとしても活躍した。

また、早くから後進の育成にも取り組み、養成施設を開校。
「松田聖子」、「川崎麻世」、「石野真子」ら多くの才能を発掘。
同門弟子の一人が「西田あい」である。

出身は、鹿児島県・姶良(あいら)市。
「平尾昌晃ミュージックスクール」に通っていた20歳の頃、
当初はポップス志向だったが、
師匠から「歌謡曲を歌わせたらすごくいい」と声をかけられ方針転換。
現在は演歌・ムード歌謡のシンガーとして活躍中だ。
とある些細な縁をもらって以来、僕は彼女のファンである。
(※2016年3月12日関連投稿「賭けたり、競ったり、旅したり、その4」

昭和を彩った前述の作品群は、僕の成長過程のBGM。
きっとこれからも聞き続けるだろう。
更に、故人のお陰で、新たな楽しみに出会えた。
直接お目にかかった事はないが、
勝手ながら、ある意味「恩人」だと考えている。

…「メーテル」と「西田あい」。
「平尾メロディ」に関わる美女2人を重ね合わせた拙作を捧げ、
万感の思いを込めて、別れの言葉を手向けたい。

ありがとう。
そして、さようなら。
コメント
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