2日目からの続きです。
● 憧れの金華山
夕べは遅い就寝となりましたが、この日は8時にお迎えに来てもらいました。
かっちゃんと黄金山へ行くのです。
宮城の牡鹿半島には、金華山(黄金山)という華やかな名前の霊山があります。
金華山という地名は日本に2つあり、小さい頃、岐阜にある金華山の方は訪れたことがあります。
もうひとつのこちらの方も、中学生時に地図で見つけてからずっと気になっていましたが、たどり着くのがとても大変と聞いていたのと、行ったという人が周りにいなかったことから、ずっと自分も行けないまま、今まできました。
黄金伝説もある、謎めいた霊山。
ここは私にとって、ジパングもしくはガンダーラのような存在でしょうか。
ところが大震災の時に、海に面した牡鹿半島が津波を受けて孤立したという話を聞いて、ハッとしました。
(いつ天変地異が起こって、どうなるかわからないから、気になる場所には行っておかないと)
といっても、あまりに情報が少ないため、地元の事情通のかっちゃんに相談したのです。
● 友の加勢で
岬の端から週に1回、日曜日にのみフェリーが出ていますが、不定期で、風が強いと運行しないそう。
かなり周辺の海は荒いようです。
そこでかっちゃん、知り合いの漁師さんに、船を出せないかと相談してくれたとのこと。
顔が広い!ありがたいわ~(涙)。
ただ、漁船一台動かすのも、大変なことです。
こまめに情報収集し、しけ状態に左右されるためにギリギリまでわからなかったフェリーが、この日はどうやら出航するらしいとわかったため、フェリーで行くことにしました。
かっちゃんが一緒に行ってくれることになりました。心強いわ。
あちこちとフットワークの軽い彼も、行ったことがないという場所。
せっかくなので、ほかの共通の友人たちも誘ってみましたが、「朝早いからいいや」という返事。
地元の人は、あんまり気にしていないというか、興味がないようです。
なぜ~?私はとても行ってみたいのに。
地元の人は、参拝の大変さがリアルにわかるからかもしれません。
そんなわけで、この金華山行きは、「ルーツを訪ねる」「旧友に会う」に次いで、3つ目の今回の旅の目的になっています。
● 寝不足ドライブ
3時間睡眠のため、お互い超寝不足で、目もほとんど開いてないし頭も殆ど動いていない状態です。
しかも天気は、あいにくの雨。結構激しく降っています。
でも、私にとっては待ちわびた千載一遇のチャンスです。
さあ、黄金山を目指しましょう!
親切なかっちゃんに、休日に車を出してもらい、頭が上がりません。
コーヒーマニアということで、「せめてコーヒーでも!」と、こまめにコーヒー休憩をとりながら向かいます。
休憩中に「電話したら、予約が必要って言われて、今しといた」とのこと。
あぶないあぶない。気がついてくれて助かりました!
車は多賀城を抜け、塩釜を抜け、そして松島を抜けます。
もうここから先は、私のほとんど知らない場所。
石巻にたどり着きましました。
大震災の翌年に、仕事で被災状況の視察に訪れた以来の場所。
大被害を受けた大川小学校を訪れたことが思い出されます。
白いドーム状の建物が見えてきました。
石ノ森萬画館です。仮面ライダーの像が奇跡的に流されず、人々の希望になりましたね。かなりの被害を受けましたが、2013年にリニューアルしたそうです。
雨は、車を走らせているうちに少しずつ収まってきました。
● エンドレス・カーブ
渡波駅から、県道2号石巻鮎川線に入ります。
牡鹿半島までずっと続く道。万石橋を超えると一気に街を抜け、自然の中の一本道になります。
すぐに勾配のあるカーブのくねくね道となりました。
風越峠というロマンチックな名前の峠。
峠を越えても、ワインディングロードは延々と続きます。
ありえないくらい続きます。
我慢してやり過ごそうと思っていましたが、「ずーっとカーブが続くよ」との声に、心が折れそうになります。
山道カーブでは酔っても、海岸線カーブはまだ大丈夫だろうと思っていましたが、そんな甘くはありません。けっこう限界が見えそう。
本当に牡鹿半島って、アクセス困難だわ。
この辺りに住んでいる人は、石巻の町に出るたびに、このエンドレスカーブを通って行かなくてはいけないんですね。
くねくね道が嫌になっちゃって、漁船を持ちたくなりますね。
カーブだらけの県道2号のハードなドライブは、1時間ほど続きました。
私にはハイレベルコースすぎます。
こうやって、訪れる人をふるいにかけているんでしょうか。
なんとか気力一本で、牡鹿半島の先端までたどり着きました。
● 流された鮎川港
虫の息で降り立った、鮎川港。
金華山は、島の名前でもあります。
ここから連絡船に乗り換えて行きます。
2時間のドライブで、すっごく遠くまで来ましたよ。
もう、車かフェリーでしか来られない場所です。
クジラのアーチがあるのが見えますが、それ以外はなにもありません。
はっとしました。そういえばここは、津波の大きな被害を受けた場所。
いろいろなものが、根こそぎ流されていき、今はあのモニュメントしか残っていないのではないでしょうか。
ここを8.6m以上の津波が襲ったそう。小さな村は、ひとたまりもありません。
たしかに、みんな、流れてしまいますね…。
● 荒海の連絡船
フェリーのチケット売り場もなにもかも、すべてが簡易式の作りになっています。
予約を入れていたので、名前の控えがあり、乗船には問題ありません。
よかったー。ここまで来て乗れなかったら、泣いても泣ききれませんからね。
出航予定時刻は10時半ですが、予約が多かったとのことで、10時にも便が出ることになりました。
すぐ出航だと言われて、急いで連絡船に乗り込みます。
60人定員の旧式サイズの船。
少し三半規管を落ち着けてから乗りたかったんですが、ほとんど休みなく乗り物から乗り物への移動。
数分しかいなかった鮎川港、さようなら~。
走り出すとすぐに、ボンボンと揺れます。
こんなに波が荒いとは。口をちゃんと閉じていないと、下を噛んでしまいそうなくらい。
さっきまでの雨で波が高くなっており、まさに嵐の中の葉っぱ状態。
陸路カーブの酔いからの復活ができていないところに、今度は波揺れが私を襲います。
ううう、きついわー!
恐れていた、体調的に追い詰められた状態となりました。
「遠くを見ていれば酔わないって」とかっちゃんが言ってくれますが、遠くも近くも、もう何も見ていられません。
目をつぶってひたすら耐えに耐えます。
でも寝不足だったので、目を閉じたらすぐに睡魔が襲ってきました。
それが幸いしたのでしょうか。眠りの中に逃げ込むことができました。
乗客がポンポンはずみで浮くほどの激しい揺れの中で、眠りに逃げた私。
人生、ハードモードです。
● 金華山到着
そうしてとうとう、船は港に着きました。
乗っていたのは20分ほど。そのくらいでよかったです。それ以上だったら、本気で危なかったと思います。
よろめきながら、船の外へと出ました。
紺色のツナギの係員たちが3人がかりでロープを抑えていました。人力とはワイルドだわ。
この島には、神社しかないため、道も限られています。
坂道が港からも見えます。
水面は荒れていますが、海鳥たちが桟橋にたくさん集まって、丸まって羽を休めている様子に心安らぎます。
この島全体が聖域で、住人はたったの6人だそう。
ほとんどが神社関係者なんでしょうね。
港に降りた乗客は、それぞれの道へと散っていくかと思いきや、みんな同じ方向へと向かっていきます。
やはり目指すは、黄金山神社のようです。
まだふらついている脚に、最初からすごい傾斜道が待っています。
港の辺りからもう山になっているんですね。
一昨日は中尊寺、昨日は鹽竈神社、そしてこの日はこの坂。
どれも東北が誇る、とても素晴らしい寺社ばかりですが、この旅では毎日登山参拝をしているなあ。
● 牡鹿半島の鹿
フーフー言いながら登っていくと、前方に鹿がいました。
わー、厳島神社以来の鹿さんだー。
かなり近くまで寄っても、全く動じる様子もありません。
ここは牡鹿半島と言われるように、鹿がいる場所。
霊島・金華山は、禁猟禁伐の地なので、誰も傷つけないということを、彼らは知っているようです。
角が伸びている鹿もいます。10月に行われる角切り前の、一番伸びている時期。
今はちょうど繁殖期だそう。変に刺激して攻撃されないように、しずしずと前を通り過ぎます。
鹿は何匹もいて、ハーハーと登ってくる人間を眺めてゆうゆうとしています。
ここでは人間の方が鹿たちに気を配っています。
船の乗客たちは、年齢はバラバラですが、みんなラフな格好をしているので、旅行客というよりも地元の人たちのよう。
そもそもここは、観光地としてさほど知られていないし、観光地化もしていない、知る人ぞ知る場所です。
● 登って登ってまた登る
登り続けると、ようやく神社の建物が見えてきました。
ああ、狛犬さんが見下ろしている。
(とうとう着いた―!やれやれ)と思ったら、拝殿まではさらに長い石段がありました。
うわあ。
ここの参拝は、まさに修行ですね。
力を振り絞って…。
一歩一歩石段を上がり、鳥居をくぐります。
黄金山神社と書いてあります。
ここは、1250年の長い歴史を持つ金華山黄金山神社。
青森の恐山、山形の出羽三山と並ぶ奥州三霊場の一つです。
龍の手水舎で手を清めてから参拝。
古めかしい木の随神門をくぐります。
拝殿に着きました。ああ、ここにたどり着くまで、どれだけ遠かったことでしょう…。
しっかりした総欅の流造りの神殿。
明治後期のものながらも、度重なる大地震に倒壊しなかった堅固な造りです。
長年の希望だった、この神社の参拝を済ませられて、満足~。
もう感無量です。
その2に続きます。
● 憧れの金華山
夕べは遅い就寝となりましたが、この日は8時にお迎えに来てもらいました。
かっちゃんと黄金山へ行くのです。
宮城の牡鹿半島には、金華山(黄金山)という華やかな名前の霊山があります。
金華山という地名は日本に2つあり、小さい頃、岐阜にある金華山の方は訪れたことがあります。
もうひとつのこちらの方も、中学生時に地図で見つけてからずっと気になっていましたが、たどり着くのがとても大変と聞いていたのと、行ったという人が周りにいなかったことから、ずっと自分も行けないまま、今まできました。
黄金伝説もある、謎めいた霊山。
ここは私にとって、ジパングもしくはガンダーラのような存在でしょうか。
ところが大震災の時に、海に面した牡鹿半島が津波を受けて孤立したという話を聞いて、ハッとしました。
(いつ天変地異が起こって、どうなるかわからないから、気になる場所には行っておかないと)
といっても、あまりに情報が少ないため、地元の事情通のかっちゃんに相談したのです。
● 友の加勢で
岬の端から週に1回、日曜日にのみフェリーが出ていますが、不定期で、風が強いと運行しないそう。
かなり周辺の海は荒いようです。
そこでかっちゃん、知り合いの漁師さんに、船を出せないかと相談してくれたとのこと。
顔が広い!ありがたいわ~(涙)。
ただ、漁船一台動かすのも、大変なことです。
こまめに情報収集し、しけ状態に左右されるためにギリギリまでわからなかったフェリーが、この日はどうやら出航するらしいとわかったため、フェリーで行くことにしました。
かっちゃんが一緒に行ってくれることになりました。心強いわ。
あちこちとフットワークの軽い彼も、行ったことがないという場所。
せっかくなので、ほかの共通の友人たちも誘ってみましたが、「朝早いからいいや」という返事。
地元の人は、あんまり気にしていないというか、興味がないようです。
なぜ~?私はとても行ってみたいのに。
地元の人は、参拝の大変さがリアルにわかるからかもしれません。
そんなわけで、この金華山行きは、「ルーツを訪ねる」「旧友に会う」に次いで、3つ目の今回の旅の目的になっています。
● 寝不足ドライブ
3時間睡眠のため、お互い超寝不足で、目もほとんど開いてないし頭も殆ど動いていない状態です。
しかも天気は、あいにくの雨。結構激しく降っています。
でも、私にとっては待ちわびた千載一遇のチャンスです。
さあ、黄金山を目指しましょう!
親切なかっちゃんに、休日に車を出してもらい、頭が上がりません。
コーヒーマニアということで、「せめてコーヒーでも!」と、こまめにコーヒー休憩をとりながら向かいます。
休憩中に「電話したら、予約が必要って言われて、今しといた」とのこと。
あぶないあぶない。気がついてくれて助かりました!
車は多賀城を抜け、塩釜を抜け、そして松島を抜けます。
もうここから先は、私のほとんど知らない場所。
石巻にたどり着きましました。
大震災の翌年に、仕事で被災状況の視察に訪れた以来の場所。
大被害を受けた大川小学校を訪れたことが思い出されます。
白いドーム状の建物が見えてきました。
石ノ森萬画館です。仮面ライダーの像が奇跡的に流されず、人々の希望になりましたね。かなりの被害を受けましたが、2013年にリニューアルしたそうです。
雨は、車を走らせているうちに少しずつ収まってきました。
● エンドレス・カーブ
渡波駅から、県道2号石巻鮎川線に入ります。
牡鹿半島までずっと続く道。万石橋を超えると一気に街を抜け、自然の中の一本道になります。
すぐに勾配のあるカーブのくねくね道となりました。
風越峠というロマンチックな名前の峠。
峠を越えても、ワインディングロードは延々と続きます。
ありえないくらい続きます。
我慢してやり過ごそうと思っていましたが、「ずーっとカーブが続くよ」との声に、心が折れそうになります。
山道カーブでは酔っても、海岸線カーブはまだ大丈夫だろうと思っていましたが、そんな甘くはありません。けっこう限界が見えそう。
本当に牡鹿半島って、アクセス困難だわ。
この辺りに住んでいる人は、石巻の町に出るたびに、このエンドレスカーブを通って行かなくてはいけないんですね。
くねくね道が嫌になっちゃって、漁船を持ちたくなりますね。
カーブだらけの県道2号のハードなドライブは、1時間ほど続きました。
私にはハイレベルコースすぎます。
こうやって、訪れる人をふるいにかけているんでしょうか。
なんとか気力一本で、牡鹿半島の先端までたどり着きました。
● 流された鮎川港
虫の息で降り立った、鮎川港。
金華山は、島の名前でもあります。
ここから連絡船に乗り換えて行きます。
2時間のドライブで、すっごく遠くまで来ましたよ。
もう、車かフェリーでしか来られない場所です。
クジラのアーチがあるのが見えますが、それ以外はなにもありません。
はっとしました。そういえばここは、津波の大きな被害を受けた場所。
いろいろなものが、根こそぎ流されていき、今はあのモニュメントしか残っていないのではないでしょうか。
ここを8.6m以上の津波が襲ったそう。小さな村は、ひとたまりもありません。
たしかに、みんな、流れてしまいますね…。
● 荒海の連絡船
フェリーのチケット売り場もなにもかも、すべてが簡易式の作りになっています。
予約を入れていたので、名前の控えがあり、乗船には問題ありません。
よかったー。ここまで来て乗れなかったら、泣いても泣ききれませんからね。
出航予定時刻は10時半ですが、予約が多かったとのことで、10時にも便が出ることになりました。
すぐ出航だと言われて、急いで連絡船に乗り込みます。
60人定員の旧式サイズの船。
少し三半規管を落ち着けてから乗りたかったんですが、ほとんど休みなく乗り物から乗り物への移動。
数分しかいなかった鮎川港、さようなら~。
走り出すとすぐに、ボンボンと揺れます。
こんなに波が荒いとは。口をちゃんと閉じていないと、下を噛んでしまいそうなくらい。
さっきまでの雨で波が高くなっており、まさに嵐の中の葉っぱ状態。
陸路カーブの酔いからの復活ができていないところに、今度は波揺れが私を襲います。
ううう、きついわー!
恐れていた、体調的に追い詰められた状態となりました。
「遠くを見ていれば酔わないって」とかっちゃんが言ってくれますが、遠くも近くも、もう何も見ていられません。
目をつぶってひたすら耐えに耐えます。
でも寝不足だったので、目を閉じたらすぐに睡魔が襲ってきました。
それが幸いしたのでしょうか。眠りの中に逃げ込むことができました。
乗客がポンポンはずみで浮くほどの激しい揺れの中で、眠りに逃げた私。
人生、ハードモードです。
● 金華山到着
そうしてとうとう、船は港に着きました。
乗っていたのは20分ほど。そのくらいでよかったです。それ以上だったら、本気で危なかったと思います。
よろめきながら、船の外へと出ました。
紺色のツナギの係員たちが3人がかりでロープを抑えていました。人力とはワイルドだわ。
この島には、神社しかないため、道も限られています。
坂道が港からも見えます。
水面は荒れていますが、海鳥たちが桟橋にたくさん集まって、丸まって羽を休めている様子に心安らぎます。
この島全体が聖域で、住人はたったの6人だそう。
ほとんどが神社関係者なんでしょうね。
港に降りた乗客は、それぞれの道へと散っていくかと思いきや、みんな同じ方向へと向かっていきます。
やはり目指すは、黄金山神社のようです。
まだふらついている脚に、最初からすごい傾斜道が待っています。
港の辺りからもう山になっているんですね。
一昨日は中尊寺、昨日は鹽竈神社、そしてこの日はこの坂。
どれも東北が誇る、とても素晴らしい寺社ばかりですが、この旅では毎日登山参拝をしているなあ。
● 牡鹿半島の鹿
フーフー言いながら登っていくと、前方に鹿がいました。
わー、厳島神社以来の鹿さんだー。
かなり近くまで寄っても、全く動じる様子もありません。
ここは牡鹿半島と言われるように、鹿がいる場所。
霊島・金華山は、禁猟禁伐の地なので、誰も傷つけないということを、彼らは知っているようです。
角が伸びている鹿もいます。10月に行われる角切り前の、一番伸びている時期。
今はちょうど繁殖期だそう。変に刺激して攻撃されないように、しずしずと前を通り過ぎます。
鹿は何匹もいて、ハーハーと登ってくる人間を眺めてゆうゆうとしています。
ここでは人間の方が鹿たちに気を配っています。
船の乗客たちは、年齢はバラバラですが、みんなラフな格好をしているので、旅行客というよりも地元の人たちのよう。
そもそもここは、観光地としてさほど知られていないし、観光地化もしていない、知る人ぞ知る場所です。
● 登って登ってまた登る
登り続けると、ようやく神社の建物が見えてきました。
ああ、狛犬さんが見下ろしている。
(とうとう着いた―!やれやれ)と思ったら、拝殿まではさらに長い石段がありました。
うわあ。
ここの参拝は、まさに修行ですね。
力を振り絞って…。
一歩一歩石段を上がり、鳥居をくぐります。
黄金山神社と書いてあります。
ここは、1250年の長い歴史を持つ金華山黄金山神社。
青森の恐山、山形の出羽三山と並ぶ奥州三霊場の一つです。
龍の手水舎で手を清めてから参拝。
古めかしい木の随神門をくぐります。
拝殿に着きました。ああ、ここにたどり着くまで、どれだけ遠かったことでしょう…。
しっかりした総欅の流造りの神殿。
明治後期のものながらも、度重なる大地震に倒壊しなかった堅固な造りです。
長年の希望だった、この神社の参拝を済ませられて、満足~。
もう感無量です。
その2に続きます。
ましてそこから船で行く金華山はなおのこと。
ワインディングロード好きにはたまらない
設定です。
マイカーで走ってみたいです。
1週間に1便、島民6名。
驚きの連続で拝読しました。
面白かったです。
ぜひ塩釜神社に行かれて、名古屋と比べてみてください。
本当に、現地の友人たちも、誰一人として牡鹿半島に行った人はいないんです。
たった一人だけいましたが、それは、この旅で知り合った半島出身の人でした。
秘境~!
ワインディングロードをとことん堪能できますよ!(^O^)