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風と水の彫刻家 新宮晋の宇宙船

2016-06-23 | アート
長崎県美術館で7月10日まで開催中の
風と水の彫刻家 新宮晋(しんぐうすすむ)の宇宙船」を見てまいりました。

風、水などの自然の力で動く彫刻を作ってきた新宮。
「広い宇宙の中で、この地球に人間として生まれてきた奇跡」を表現し、
目に見えない風に「かたち」を与え、水の流れに「かたち」を与える。
見えないものを見えるようにする、という「たのしさ」が、この展覧会には溢れています。

入って最初に出迎えてくれる「星空」に、「空のこだま」「雲の日記」といった
天井から吊り下げられ、風の力でゆっくりと動く作品たち、
さらには広い面積を占めつつもぱたぱたと動く「風」、
回りながら水を流し続ける「小さな惑星」に
絵が描かれた布が風の力でゆっくりと回り、ときにその図形が繋がるようにも見える
「オーロラ」(真ん中に入りたい、と思って近づいたら怒られました。真似しちゃだめよ)
といった、一度として同じ形になることがない万華鏡のような作品たち。

少し暗くなった展示室内でゆっくりと静かな音を立てながら動く作品を見ていると
なんだか癒されるような感じもいたします(特に「小さな惑星」に顕著)ので
仕事帰りに立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。
(開館は20時まで(最終入場は19:30まで)ですが)
さらに、この企画展、展示室にとどまらず館内あちこちに
(外を流れる運河にまで!)作品展示がございますので、
皆様お見逃しのないよう、ご注意ください。

夏は東京で大好評を博した「ピクサー展」(なんと巡回は長崎だけ!)
秋には東京で開催中の「古代ギリシャ展」、
冬には毎年恒例になってる気がする北欧デザイン展覧会「デンマーク・デザイン」と
魅力的な企画展示が続く長崎県美術館。
秋からは福岡市美術館もしばらく(2年半ほど)休館ということで
北部九州のアートシーンを引っ張る美術館として、がんばって欲しいと思います。
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