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長崎発。

2010-10-18 | 日記
長崎には民放AMラジオは1局しかないわけですが、
そこで放送している30分番組に、全国から熱い視線を浴びるものがあります。
(以下人名に関してはすべて敬称略でお送りします)

そのタイトルは「きかせられないラジオ」。
長崎では長寿ローカルTV番組「あっ!ぷる」の司会で知られ、
そのレポートでTBS系列アナウンサーの頂点に立った林田繁和
ラジオ昼の帯番組「ラジDONぶり」のメインパーソナリティーで人気を博し、
現在は朝の声として「きいてモーニング」を担当している上に
「三井雷太(みついらいた)」のペンネームでラノベ作家としてもデビューした
村山仁志の2人のアナウンサーがパーソナリティーを務める、30分番組です。

そしてこの番組がどういう番組なのかというと、
30分間、二人のおっさん(over40)のオタクがひたすら駄話をするという内容w
局アナ、それもけっこうなポジションにいる二人とは思えない
ひたすら趣味に走った「きかせられない」内容となっています。

さてここで、この番組の特筆すべき点をいくつか挙げてみます。

1:スタート時からの全放送回をポッドキャストとしていつでも聴ける状態に
第1回放送からの全回をいつでもサイトから聴取可能な状態にしている上に
放送終了後即その回をポッドキャスト配信することで全国どこでも番組を聴くことができる。
(流した楽曲に関しては権利関係で流れず)

2:Twitterアカウントをつくり、積極的にツイートを行う
番組のTwitterアカウントを作り、積極的にツイートを行うことで
リスナーだけでなくアニメ・漫画業界人とのつながりも深め、
ツイッターが縁での番組ゲスト出演(ガンダム漫画家として有名なときた洸一!)
までも実現させてしまうというフットワークの軽さ。

3:番組編成の柔軟さ
基本的に二人の局アナが30分しゃべるだけ、の番組であるためか
番組内容に関しては非常にフリーダム。話し足りなければ次回に続く、という形で
ガンダム00回では4回、ウルトラセブン回は5回も続くという状態w

4:地方局の番組なのにネット化
この秋、10月から山梨放送での放送開始が決定。(1週間と2時間半遅れ)
番組自体はポッドキャストで全国で聴くことができるが、
その中でこういった形でのネット放送実現はまさに異例。
(オンエア扱いなので、ポッドキャストでカットされている楽曲も聴くことができる)

と、日本の端の県のローカルラジオ番組としてはありえない事態が起こっているのが
この番組であったりするわけです。

フットワークの軽さと趣味性の高さ。
ラジオというメディアの「これから」の形をあらわしているような
そんな番組だと思いますので、まだお聞きでない方はポッドキャストで
気になるテーマの回から聞いてみてください。
深夜アニメ不毛の地(「けいおん!!」終了で民放深夜アニメは全滅しました)でも
こんな番組がオンエアできているのが、ひとつの奇跡です。
コメント
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