吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

高額査定 その2

2017年06月17日 06時08分54秒 | 日記
 このどうも理不尽な扱いに、いろいろ調べてみたのであるが、どうも向こうの言うことがルールのようであった。残念だが自分の勉強不足だったのは否めない。
 理不尽であっても保険薬価収載されていない薬剤の注射は注射手技料が請求できないのである。「悪法も法」である。従うしかない。

 電話を受けたうちのスタッフは、向こう(支払基金)の口調はかなり厳しいようでしたと。
 それで今まで請求していた金額を返金することになったのであるが、これも規則らしいが3年前まで過去に遡ることができるがそれ以前の分は返還請求ができないらしい。
 まあということで3年分の手技料を返すことになった。でもなんだか向こうの気持ちも収まらないようで、こちらでその患者さんに出している降圧薬の分も削るというのだ。なんだか罰を加えられている印象であった。

 でもこれは本当に患者さんは高血圧であり、保険適応で診療し投薬しているのである。絶対に一点の曇りもないのであるが、向こういわく「注射手技料を不正請求していたのだから、こちらの高血圧診療もその実態は疑わしい。これも認めない」と言ってきたのである。哀しくなってきた。