魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

今夜はオレのKO負けだけど・・・

2008年10月22日 | ワイン ~2019年
立ち読みをした。

だって最近つまらないし。

ってワイン雑誌のことです。


まず「ワイナート誌」。
写真はきれいです・・・が、ここにきて今回のテーマは「モンラッシェ」!
「ピュリニー」が付くわけでもなく「シャサーニュ」が付くわけでもない
ただの「モンラッシェ」。

ポカーン状態です。


どう安くても3万円台(で買えるかなぁ?)という白の王様ワインの
特集って、ほとんど意味がないよなぁ。
通常の造り手で5万覚悟、最高峰の造り手なら40~50万円覚悟のワインです。
美味しいのが当たり前、こんな記事参考にする人いるの?と思います。
この大不況に時代に。(だからこそ憧れがいるとでもいうの?)

またワインの評価、採点にとても疑問が残ります。(お手軽ワインの評価)
良いと思ったワインが評価が低かったり、大したことないと思うワイン
が、案外評価が良かったりと。(ボトル差か?)

スポンサーや知り合いに媚びている、なんてことはないの?



次に「リアルワインガイド誌」。

こちらはまず、自然派に甘い!
そして日本人がらみに甘い!応援したい気持ちは分かるけど、フランスで
日本人が造っているワインにはかなり甘いです。

今回は「旨安特集」(意地でも安ウマとは言わないんだよな、これが)
とのことで思わず目を通しました。

当店でも取り扱っているスペインワイン「グラディウム」(赤)が
旨安大賞でした。

“ボルドー、ブルゴーニュなら5000円する味わいがなんと700円!!!”
ってさ、何なの?

いくらなんでも、いくら「グラディウム」がそこそこ美味しくても
5000円の味はしませんよぉー。
特にこの雑誌の読者なら、まずこんな売り文句は行き過ぎだと
感じているはず。

どの雑誌も一度仕切り直ししましょうよ。
いったん廃刊してもいいから。って余計なお世話でしょうか。


実は一番役に立つのは、アメリカのパーカーとタンザーだ。
好みが合う合わないではなく、明らかに特徴があって、採点の
傾向がはっきりしていて、良くも悪くも参考になる。
最重要なことはからんでいるスポンサーがないこと。
(ワインスペクテーター誌はその意味でダメ)

また、正直一番面白いのはブルータスのワイン特集だ。
こっちの方が興味や好奇心が入り混じり、ワイン好きらしい記事だよ。

あとは「いらない」と思う。正直。

この時代、ブログやサイトを検索し、そのものを飲んだ人の感想を
読むのが一番参考になりますね。


って一番あてにならない感想は私のブログ~~~???


今夜もオレのKO負け。 See you next fight!
カンカンカ~~ン!!!(お笑いのKICK風に)


コメント (17)
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