魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

おぉ、飲み会10月編

2008年10月06日 | ワイン ~2019年
何の趣旨もない飲み会がありました。参加者は5名です。

力が入らないのも「良い会」ではないでしょうか。


1 2006 ブルゴーニュ シャルドネ(ミクルスキ)

きれいです。ややある程度の厚み。酸もとげとげしくなく、今は
やや硬めですが、そのうち柔らかくなるでしょう。果実味もき
れいでまずまずの出来でしょう。


2 2005 モンテリー ルージュ(ピエール・モレ)

白で有名なピエール・モレですが、実は赤も結構良いんです。
特にこの2005年はACブルもまずまず良かったので、上のクラスは
どうでしょうか・・・ということで。

獣臭、ジビエ肉、ブラックチェリーが香ります。香りだけだと
えっ?ブルゴーニュ?ってくらい密集、充実した重さです。
味はかなりしっかりと濃く、まるみがあり、充実感があります。
インキーでまだ隠れている味わいが全部は見えません。
かなりの出来ですので、数年後が良いでしょう。


3 2004 ジュヴレ・シャンベルタン(ガブリエル・トルトショ)

革や赤、黒土、コショウ、クローブ、キノコなど香ります。
味わいもそんなに厚みはありませんが、旨味を含んでちょっと暗め。
今のうちが美味しいでしょう。あんまり持っていても良くなら
ないので、お持ちの方は2~3年程度で飲んだ方がいいと思います。


4 2005 ムルソー ルージュ(コシュ・ビズアール)

2番のワインとすぐ近所ですが、こちらは重くなく、しかし厚みの
ある果実味。明るく花のような旨味があり、柔らかく美しいフィ
ニッシュをみせてくれます。即戦力で、しばらくは美しい表情を
みせ、さらに花開きそうです。


そしてブラインドが1本。ヒントはメジャーな産地。

香りからボルドーは間違いないようです。
右岸っぽい。あまり重たくなく花のように明るさの部分もあり
ますので、カベルネ・フランが入ってる感じでした。
2001、2002年あたりを予測。


正解は



2000 プピーユ(コート・ド・カスティヨン)

調べましたら、メルロ100%のようですが、その割には黒く重たく、
粘土のようなイメージは少なかったです。タンニンはしっかりして
いました。
蛇足ですが、有名な「ペトリュスと争ったブラインドの話」真に
受けないでください。比較するのではなく、このワインはこのワインと
してちゃんと美味しいのですから。



その後、ローガン ウィマーラ ピノが出たのですが、明るく受け口
の良いピノだったことくらいで・・・???
ちょっと飲みすぎですかぁ!


コメント (2)
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