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樹木への落雷対策

2015年03月26日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

日本には天然記念物や重要文化財に指定された大木があります。 そういう大木には避雷針が付けられているものがあります。また、文化財ではなく、材木用のものであっても落雷しまうと価格が安くなってしまうとのことで、避雷針を付けているものもあります。 

しかしです、避雷針、雷を避ける針、と言うのは勝手な期待が込められた日本だけの言葉でして、英語ではただの「Lightning Rod」(雷用の棒)と言うだけで、「避ける」と言う意味が込められているのは日本語だけに固有のことです。避雷針は雷を避けるのではなく、そこに雷を誘導しているのですから、ヒライシンとは被雷針、雷を被る針、と言うのが実態を表した言葉です。

樹木そのものに落雷するよりは、避雷針に落雷させようと言うことなのですが、雷様は気まぐれで必ずしも避雷針に落雷しないのです。 また、落雷したとしても、絶縁せずにそのまま樹木に固定されているのですから、樹木に良い訳はありません。裸線を人体にくくりつけている様なもので、これでは樹木に気の毒です。樹木の先端は根元からだんだんと細くなっていますから、どんな大木でも先の方は細くなっていて余り重量の大きなものは取付できません。

そこで、PDCEに一番小さな Baby を作りました。 これを長めのパイプの先に取り付け、樹木の上部に抱かせるのです。最悪、ここに落雷が発生してしまった場合でも、通常の避雷針と同じことですし、かなり高い確率でこの樹木には落雷が発生することなく、樹木を守ることを目指しました。 

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