湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

☆プロコフィエフ:冬の祝日(子供の組曲)

2018年01月08日 | プロコフィエフ
○サモスード指揮ソヴィエト国立放送管弦楽団、少年合唱団(合唱指揮:ソコロフ)(westminster)LP

8曲からなる組曲で晩年のプロコフィエフの「境地」をうかがい知ることのできる楽曲。当時西側ではあきらかに日寄った(体制におもねった)と見られた極めて平易な曲だが旋律の魅力だけでも十分に楽しめるものとなっており、現代においてイデオロギーや政治的背景抜きで改めて評価すべき楽曲だと思う。モダンな響きやコード進行は蔭をひそめ、20世紀初頭に作曲されたといっても通用しそうな感じである。演奏はかなりボリューム感があるが躍動感にも欠けていない。細かい瑕疵はともかく素直に楽しめる。録音は悪い。メロディヤ原盤だろう。

※2006-04-03 10:20:03の記事です
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☆スクリアビン:交響曲第4番「法悦の詩」

2018年01月08日 | スクリアビン
○ストコフスキ指揮RPO(DA:CD-R)1969/6/15live

最後は拍手喝さいの雨嵐でいかに「生」が凄かったかを伺わせる演奏記録。ストコフスキ・クレッシェンドは確かに効果的だ。しかし演奏自体アクが強いかといえば全くそんなことはなく、寧ろ普通にすら思えた。曲の特殊性からきている部分も大きいだろう・・・これは手を入れたり見栄を切ったりすることに躊躇のいらない曲なのである。その裏返しで、どう極端にやっても効果にそれほどには差は出ない。何しろDA盤なのでエアチェック音質に輪をかけたような音であり、○より上はつけられないが、颯爽とした面と気を煽る面のバランスの非常によい演奏。

※2006-11-26 22:08:28の記事です
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