湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ドルリュー:弦楽四重奏曲第1番

2011年08月04日 | フランス
○レーヴェングート四重奏団(FRENCH BROADCASTING PROGRAM)LP

映画音楽作曲家として名をはせたドルリューは表題なしの弦楽四重奏曲をニ曲残している。パガニーニ四重奏団のレパートリーにもなっておりなかなかしっかりしたクラシカルな作品だ。この曲は師ミヨーの書法を踏襲しながらも独自の甘やかな旋律や他の、とくにルーセルやイベールの弦楽四重奏曲の気分を彷彿とさせる響きや構成で多彩なところをみせている。その緊密さは楽団の技量そのまま反映して素晴らしい。○。

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ミヨー:組曲「パリ」

2011年08月04日 | フランス
○イヴァルディ、ノエル・リー、ベロフ、コラール(P)(ANGEL他)CD

確かBRILLIANTの廉価箱にも入っている音源で、FRENCH BROADCASTING PROGRAMの放送録音は恐らく同じ音源を用いていると思われる。若々しく溌剌とした表現が明るくもニュアンスに富んだ佳作の魅力をよく引き出している。音の数からいって二人でもいいのではないか?とも思わせるけれど、サティの流れをくむ隠れたピアノ作曲の名手ミヨーの作品として楽しめた。○。

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ドビュッシー:シランクス

2011年08月04日 | ドビュッシー
○ジバン(fl)(FRENCH BROADCASTING PROGRAM)LP

明るい音で技巧的フレーズを軽々吹きこなしているが、陰影に欠けイマジネーションを掻き立てられない。この奏者は知らないがオケ吹きのように感じる。○。

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