湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

へこむ

2008年11月10日 | Weblog
病気自慢ほどうざったいものはないが、昨晩ほとんど初めて、今年1月に参加したチャイコの三重奏録音の全曲を聞いて・・・物凄く落ち込んだうえ、(環境やアンサンブルの問題は別として、個人的に)なんでここまでむちゃくちゃになったのか、長い音符が全く延びないうえ音色に魅力が無く、響かせる努力すら感じられず、不安定な金属音で頭痛を招くのは何故か、楽器と腕以外の要因をかんがえると、健康面で問題があった。

詳しくはいろんなとこに分散して書いたので、世界に一人しかいないワタクシマニア以外にはわからないと思うが(それは自分)、聴力低下のことは別として、内臓系をいわしていて反応が無茶遅かった。楽屋では殆ど寝ててアップどころじゃなかったな。指先は今でも時々震える(そんなときはキーボードすら打つのが面倒)くらいなんだけど、幸いというべきか、今持ってる携帯が無茶重いので、携帯ヘビーユーザなワタシは恐らく握力がそれなりに維持できているから、練習すれば左手指はある程度回復するのかもしれない。

しかし右手にじつは問題があって、昨年の今頃からかな。とくに小指が腫れ上がる。冬は水疱が乾きひび割れるので、洗い物などをしていると、後が非常につらかったりするのである。季節によって潰瘍が消滅しかかるので、水虫だと思って隠してた・・・

・・・らさっき生まれて初めて皮膚科に行った所、アレルギーだった。

・・・

9月に気管支喘息になりかかったんですが、それも最終的にはアレルギーの薬でおさまったことを思い出した。

そういや数年前なりかかった花粉症が、今年になってちょっと再発している様子がある。目は大丈夫なんですが喉がコンスタントに痛い。



「それはもう確実ですね、決定的に治す方法というのは無いんですよ」



夏から微熱と腹下しが止まらない話をするまでもなかった。



・・・以上は言い訳でもあるわけで、

もともとテンポ感ゼロなうえ、自己流の穴に落ちてた問題がある。

クラシック楽器なんていうのはだいたい、普通程度の才能すら無いワタシみたいな一般人は、いっくら自己流を頭で研究しても、総体的にはちゃんと実践的に学んだ人間の十分の一以下しか進歩しない。アマチュアソリストは総体的な技巧ではなく一部技巧において突出してればそれでいい、というのはある。けど、あくまで最低限のレベルはクリアしてでないと、楽しむレベルにすらいかない。あのチャイコは申し訳ありませんでしたとしか言い様が無い出来だった。楽器が寿命とか練習不足とかいう以前に、あの曲はワタシレベルには無謀だったのだ。

しかもいったん聴衆として極北にまでいたり、耳大年増になってしまっているともう、全ての残っている録音媒体を破壊して回りたくなるくらいだ。

アマチュアが楽器を楽しむならレコードマニアにはなるな。プロのおっかけにはなるな、ってことだなあ。後者?

あの楽器はもうどっちみち実用に無理があるので余裕が出来たら改めて買って一から出直しましょう。変奏曲のフーガだけは構造がテンポやリズムを維持してくれてたので、ましだったなあ。ピアノが物凄く出る曲なので拮抗するにはあれくらい書き込まれてないとバランスがおかしくなる、というのももう一つあるんだけどこれも言い訳めくからいいや。あれだけはもう一回やりたいなあ。終曲はカット版なら。

見事にステロイド剤が効くのを実感しつつちょっと雑感してみたりした。オバマさんのせいでアメリカからCDが届かない希ガス。つかもう買うなよ。

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ps。

最近ちょっとクラシックを見直したのは、昔から好きな曲はまったく好きなままでいられるということである。少なくとも「聴ける」。これこそいわゆる「完成度」なんだろうな。ポップスやロック、とくにエレクトロの系統やお洒落系、昔でいう渋谷系の音楽がさいきん急に聴けなくなった。夏以来運動できてないけど、運動するときに聴いていたそのての音楽が受け付けなくなり、iPODの中身を総入れ替えするはめになった。もちろん、イマの音のものに交換しただけなのできっと、遅くても20年たてば全く聴けない時期が来るのだろう。

でも、そのときでもきっと・・・ブラームスでさえ・・・聴けると思う。

クラシックってそういうもんだな。もっとも、フランス近現代ものは微妙なのだけど。
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