昨日はヨットハーバーが休みだけどいい天気なので、そうだ、飯盒炊さん!先日徹子の部屋に出たヒロシの一人キャンプを見てていいなあと思って。相方はキャンプ好きだけど、ワタシはゴツゴツのテントで寝るのとか、食事の準備したり、日ごろ生活でしてるようなこと、外でもするなんてゴメンだと思ってた。今まで何度か一緒にやってそれなりに楽しかったけどね。泊まるんじゃなくてご飯炊いて食べるくらいならと。
その気になったら相方がキャンプ場を調べてくれて、無料で飯盒炊さんできる武雄の眉山キャンプ場に決定。10数年前から物置にしまいっぱなしのキャンプ道具をかごのまま車に積んで、米とレトルトカレー(本日の特売キーマカレー99円)、コーヒーセット、水くみ用のペットボトルも。相方が台風で倒れた木塀を薪用に割ってかごに入れて。
昼過ぎに出発!豊かに実る田んぼ、ヒガンバナ。長男が武雄に住んでた頃はたびたび通った道も、引っ越してからはほとんど来てないので新鮮。公民館でキャンプ場使用の手続きしてからいざ山へ。ナビに従ってほとんど人も通らないような狭いごろごろくねくね道を相方は路肩に落ちないよう用心しながら運転。こんなところに一軒家の番組そのまま枝がかぶさり、倒木をバキバキ踏みながら、途中で、「しまった、ナビにだまされた!最短距離を選ぶから、こんなひどい道になる。ほんとは違う道あるんだよ。」でも道に入り込んでるから仕方ない。ようやくキャンプ場の立て札が出て、ほかの道と交わった。ほーら、ほんとはこっちからだったんだから、と。うちのは軽だけど、大きい車なんてえらいことになるよね。途中ウリ坊がたたっと前を横切ったり。
キャンプ場は無人。町ではすっかり姿(声)を消したツクツクホーシー♪がまだ歌ってる。
さあさあ飯盒ご飯♪枝切ったのも持ってきたのでいくらでも火が焚ける。足りなければその辺に枝落としした枯れ枝やなんか落ちてるのが使える。相方が嬉しそうに薪をくべて。
吹いてきてもういいかなという頃合いで飯盒を火から下ろして逆さまにして待つ。コッヘルで沸かしたお湯にレトルトカレー入れて温める。ご飯の出来は上々!全然焦げてなくてふっくら。カレーも美味しかったよう!
食後の美味しいコーヒーも。満足。
見渡す山々や町、美しい。帰り支度してると車が上がってきた。40代くらいの女性一人。大変だったでしょう?と言うと、もう、何度も切り返して、ウソみたい、と疲れた様子。相方が、ナビで来るとそうなんですよと、まともな帰りの道を教えた。東京から長崎に飛んで、レンタカーで昨日は雲仙に泊まったという。今日はここのバンガローに一人で一泊するって、よほどアウトドア好きなんだね。こんな人気のない、イノシシ、マムシ出るとこに?街頭無くて明かりは炊事場だけだよ。慣れた様子で大きな蚊取り線香に火をつけて、荷物持ってバンガローに歩いて行った。カッコいい!
ご飯美味しかったねえ、楽しかったねえと、余韻に浸りながら帰りは温泉へ。黒髪温泉は武雄温泉ほどメジャーじゃないので空いててほとんど地元の人。源泉かけ流しの熱くていいお湯。浴槽から見える中庭にカエデの木。淡い緑にもう黄色とピンクのグラデーションで紅葉が始まってる。先っぽに白い花が咲いてて、モミジのプロペラできるんだなあ。
上がって受付のおばちゃんに、いいお湯でしたと言うと、またどうぞ、こんなとこですけど、イノシシも出ますけど、って。え、出ますか?その辺ウロウロしてますよ、ここの中から見るのはいいですけど、実際会ったら怖いですねえ、あ、山道でウリ坊見ましたよ、そうでしょう?今はちょうどクリの時期でしょうが、落ちたの食べに来るんですよ、上手に割りますよ、ガリっガリって、口で。へー!なんて話しして。
ほっかほかで夕方の帰路。
夕暮れ。田舎ドライブすてき。