ウ〜ル〜の手術が終わりました。狭くなっていた幽門部を広げる施術は成功しました。回復してわかったことですが、一昨年の胆嚢摘出手術で肝臓のところの胆嚢がなくなったスペースの生体検のために肝臓をつまみとった箇所に大網脂肪という胃を吊って支えている脂肪を介して胃が一部癒着している部分があったようです。これが胃の後部を持ち上げているので物理的には胃の流れを妨げている要因となりうるかもしれないとのこと。但しどれだけ悪さをしていたかはわからないところだそうです。これは手術がしやすくなるために一部剥離させたそうでが、全てを剥離させてもまた癒着する可能性が高いのと肝臓や横の総胆管など傷を付けると致命的になる箇所があるのでさわらない方が良いという判断だったようです。とりあえず通りの悪かった幽門部を広げることができたので結果に期待したいところです。
痛い手術だそうで痛みが引くまで2〜3日は要するようです。私達が会ったのは麻酔からの覚醒直後でまだボーッとしていましたが、痛いのでしょうか?ちょっと泣いているような声でうなっていてかわいそうでした。もうすぐ元気な姿を写真に取れると思います。
みなさんに温かい励ましのことばを頂いて元気づけられました。ホントにありがとうございました!
This afternoon we went to see Ooloo at the veterinary hospital. When we arrived and see her the operation has just finished and she was in ICU and looks spaced-out because she’s just come out of the anesthetic. The vet told the operation to expand her pylorus has done as they imagined although there was some conglutinate part to the liver on the stomach. She still has some pain at affected area but it will get ease within a couple of days. The vet staffs keep on watching her continuously from now on. I think she would recover day by day. We just say thanks to all friends who were worried about Ooloo and support her.
―― 02/05/2019年 通院メモ(JARMeC 日本動物高度医療センター東京院 鈴木敬子 獣医師) ――――
手術終了直後。予定通り幽門部の粘膜層を切除。(2/2の超音波で発見された幽門部手前の部分も含め切除)
現在血圧がやや低いが異常でない。尿が少ないのでカテーテルを尿道に入れ尿量をチェックしている。切除した肥厚部分の痛みが2~3日続くと思われるので痛み止めを点滴で投与中。
一昨年の胆嚢摘出手術で肝臓のところの胆嚢がなくなったスペースの生体検のために肝臓をつまみとった箇所に大網脂肪(胃を支え吊っている役割)を介して胃が一部癒着している部分があった。これが胃の後部を持ち上げているので物理的には胃の流れを阻害している要因にはなりえるが、どの程度弊害になっているかはわからない。この癒着は総胆管などあるので簡単に癒着を剥がせない。手術のために障害になる部分だけ剥離した。胃の後部を持ち上げている物理的なことで胃から十二指腸へ食物が流れにくくなっているが大きな原因だとすると改善しないかもしれないが、基本的に食物が流れる部分の狭窄を広げたので、胃がぜん動運動して腸へ送り出そうとしているから改善されると思う。尚、今回の粘膜層の切除部も今後、再度肥厚していく可能性もあるが、再度悪化するまでには数年かかるのではないか?
昨夜嘔吐をしたようで鼻腔内に炎症が見られるので肺のレントゲンを念のためにチェックしたが肺炎などはなく呼吸も落ち着いている。膵炎の炎症も今回の手術により副次的にひいて行くと良いと思っている。痛みが続くので食欲がわかないかもしれないが、あすからいつもの20%から25%の量から開始していく。尿量が増えていけば安心。明日も血液検査してチェックしていく。異常あれば連絡する。面会は適宜可能。退院は飼い主の予定もあり2/11以降とする。