胃排出障害の手術から1カ月以上経過しました。すっかり嘔吐もなくなり、動きも活発になりとても元気です。
術後のチェック、かかりつけの獣医師さんからも施術をした獣医師さんからも効果ありという評価でホッとしています。
さて、ウ〜ル〜の食事ですが、手術直後から、獣医さんの指導でDr's Care のストマックケアという処方食を与えています。胃からの排出速度が速く胃腸に負担が少ない処方食です。粒状のドライですが、ふやけやすくすぐ崩壊します。
実はこの処方食、予想外にもう一つの意外な効果がありました。ウ〜ル〜は以前からの馬尾症候群ゆえになかなかトイレで時間がかかり、出しづらかった便がとてもスムーズになったのです。どうやら処方食に顕微鏡で見るような細かい繊維(サイリウム おおばこから獲るー人間もダイエットなどに使う)が入っていてこれが便の流れのときの腸との摩擦抵抗を減らす効果があるのでスムーズにでるとのことです。おもしろいことに出た便がテカテカして水っぽそうに見えるのに、シーツにくっつかないのです。
ただ従来から与えているグゥードバランス栄養食(生食)がウ〜ル〜の皮膚や膀胱などのトラブルにとても良いので長く使っていますが、時間をかけてこれを少しずつ比率を増やしています。現在は30%程度処方食に混ぜて与えています。
胃からの排出速度が速く胃には負担がかからないのですが、どうも腹持ちが悪くすぐお腹がへるようでがっつき具合が以前にも増しました。人間がシリアルの朝食だと白米の朝食よりすぐお腹がへるのと一緒です。
皮膚や膀胱、胃の負担、馬尾症候群による便の出具合、等々・・身体のバランスを考慮しながら餌の配合を時間をかけて調整していく予定です。
さあ、いよいよ春もそこまできました。外の散歩が楽しい季節ですね。
東京にも桜が咲き始めます。
こりゃビックリおおきなピレネーの女の子。デカっ!
次はデカいうさぎ。
元気な1歳のパグ嬢。
体調もよくなって、春を楽しもうね!
ウ〜ル〜はおかげ様で元気ですが、パッジーやウ〜ル〜と一緒に遊んできた同世代のお友達たちも高齢化で病気に苛まれているワンちゃんたちもいます。どうか元気になってまた一緒に遊びたいです。 どうぞ、いつまでもみんな元気でいられますように・・・
―― 03/05/2019年~ 通院メモ(Hanapecha 動物病院) ―――――――――――――――
抜糸2週間後チェックと爪切り肛門腺
・その後、嘔吐は無くなっている。軽い嘔吐が一度あった。(2/28)その嘔吐は今までのドバッと吐くのとは違う軽度だが血が少し混じっていた。
・超音波で確認 以前だったら昨夜の食事が胃に残っていたと思われるが、すでに流れているのでかなり改善されている。水が残っているが、コレも本来はすでに流れて行くべきで、まだ胃に肥厚している箇所もあるのでそれによるかもしれない。十二指腸 も停滞などなく問題なさそう。慢性膵炎で膵臓がやや大きく硬くなっているが急いで処置する問題ではない。
・胃の粘膜の炎症などは急になくならないので、徐々に良くなると思われる。
・肝臓の数値の推移
2/11. 2/20 JARMeC比較 AST 596 → 967 → 453 ALP 2649 → 7420 → 3500
GGT 38 (前回データなし)
肝臓の数値は改善方向。手術前の水準にはまだ戻っていないが、時間を様すことも考えられる。場合によっては下げ止まりのようになるが特に急を要する悪化などの問題でなくウ~ル~の標準という見方もできる。もし悪いなら食欲減退や活発でなくなる見た目で悪くなるはず。数値で悲観的にならず、運 動量や食欲など日常の変化のチェックと定期検査で確認していくことが大切。
・食事は時間をかけて以前からのナマ食を処方食に混ぜているが、やはり生肉より処方食の方が胃に負担がかからないので、全部生食までには戻せないかもしれない。徐々に様子を見ながら混入していく。
・甲状腺の投薬の継続をするかどうかは数値を測定しないとなんとも言えないが、停止したことで問題がでるといけないことと特に副作用などもないので辞める必要はないのではないか。
・また1ヶ月後にチェック
―― 03/13/2019年 通院メモ(JARMeC 日本動物高度医療センター東京院 鈴木敬子 獣医師) ――――
手術後、1カ月+1週間 チェック 超音波
胃の中は昨日の食物は残っていなく胃がペタンコで十二指腸への流れは良好。手術経過良好。幽門部は多少肥厚部はあるが 閉塞はない。術後の腫れていた部分も改善されている。
小腸も超音波で確認。手術前の腸の荒れが改善。粘膜のリンパ管の縦筋(炎症)が減っている。リンパ管拡張症(腸壁の粘膜質の中のリンパ管が詰まり、絨毛が炎症を起こし、腸からの栄養の吸収が悪くなる。)が解決している。これは処方食(Dr’s Care - Stomach Care) の効果もあると思われる。
Hanapecha 動物病院でのデータも含む肝臓の数値に関しては、手術時の麻酔の影響や、癒着を剥がした部分の出血などの治まり、修復に時間を要していると思われる。
甲状腺の投薬はステロイドを投与していると正確に検査数値がでないが、腎臓の数値を気にしながら投薬してもいいのではないか?
食事に関しては、処方食の消化性のよさが捨てがたいので、生食の特徴も勘案しつつ配合のバランス調整をしていくことが必要。以前からの馬尾症候群で出しづらかった便がとてもスムーズになったのは処方食に顕微鏡で見るような細かい繊維(サイリウム おおばこから獲るー人間もダイエットなどに使う)が入っていてこれが便の流れのときの腸との摩擦抵抗を減らす効果があるのでスムーズにでる。→ 便がテカテカしているのにシーツにくっつかない。
今後も嘔吐など体調で問題あれば連絡してくださいとのことで、JARMeC 通院は終了。