国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

カリフォルニア州民主党を日本の味方に引き込むことが日本の唯一の勝機

2006年11月19日 | 米国
●海外情報のプログ 2006年 03月 26日

アメリカは2つではなく、3つに分裂した。
その1つこそが我らの味方になる。それが唯一の道だ。
このチャンスを逃せば、日本に勝機は永遠になくなるだろう。

# by koji_sky | 2006-03-26 15:32 | Trackback | Comments(0)
http://marianas.exblog.jp






●【クラウトハマーGJ】日本カードだけがアジアの危機を救う!@ワシントン・ポスト  今日の覚書 10月20日

日本の当然の国益ってのは、アメリカの太平洋環の国益と一緒な訳。
軍事的安定性を維持して、政治的安定性を維持して、遠慮なくブクブクでかくなる中国を平和的に封じ込めて、平壌のヤクザ国家に対抗して、んでもってアジア中に自由民主主義モデルを拡大する、と。
この世間にはタダ乗りしようとする同盟国が山ほどいるじゃないか(一番とんでもないのは、あの宥和常習犯の南朝鮮だろ)。その中でだよ、この安定した信頼も出来る民主主義的な同盟国は、我々が重荷を担ぐのを手伝おうとしてるんじゃないか。なんだって我々はそう必死こいて、手伝う方法に「反対反対」って言ってるんだよ?
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/99be02ac05728d881fcaaf5f1b3bcb52






●今日のぼやき「807」 アメリカ中間選挙と2008年大統領選挙を読む。“バイパーティザン”(超党派)でのイラク政策を飲まされたチェイニー副大統領は、外交問題評議会(CFR)に屈服した。2008.11.16

<カリフォルニア旋風が下院の委員会で吹き荒れる?>

まず勝者となったのは、民主党下院院内総務で、来年一月から下院議長の座に就くことが決まっている、ナンシー・ペロシ議員(カリフォルニア州選出)である。彼女は対中貿易・人権問題では強硬派であり、対中貿易では、ニューヨーク州選出上院議員で今回民主党の選挙対策委員長を務めた、チャールズ・シューマー議員とならぶ双璧であろう。ペロシ議員は歴代初の女性下院議長として、引退する共和党リチャード・ハスタート議長の座に座ることになる。下院院内総務のポストを彼女は「米軍のイラク即時撤退」派のベテラン下院議員、ジャック・マーサ議員に引き継がせたいようだがまだ正式には決まっていない。仮にマーサ議員に決まったとしても、ペロシ議員自身は撤退を強く主張しない戦術を採っており、民主党の指導部もおおかたはクリントン夫妻の意向を反映して、あまり過激な方向性を見せていない。今回の選挙で、無所属で出馬したリーバーマン(元副大統領候補)に、新人の反戦派のネット・ラモントが勝てなかったのは、民主党指導部が中道寄りになっているからだろう。


カリフォルニア州には、ペロシ議員の同僚となる民主党大物議員が多数いる。今回の選挙で再選されたダイアン・ファインスタインと2004年に三期目を迎えたバーバラ・ボクサーという二人のユダヤ系上院議員がいる。カリフォルニア州には、ダナ・ローラバッカーやダンカン・ハンターといったタカ派の共和党員もいるが、基本的には民主党王国である。シュワルツェネッガー州知事も民主党に政策の相談を行うことを約束したので今回は楽々と再選ができたほどだった。

すでに書いたように、多数党が委員長職を牛耳るわけであるが、「ニューヨーク・タイムズ」(11月14日)にはカリフォルニア州出身の下院議員が手に入れるであろう委員長ポストについて書かれている。それによると次の通りである。これはそれぞれの議員たちがどの分野の族議員であるかを示しているわけである。また期数に注目していただきたい。アメリカは多選の国であることが分かるだろう。

ジョージ・ミラー(第7選挙区、サンフランシスコ東部、17期目):教育・労働力委員会
ヘンリー・ワックスマン(第30選挙区、ロサンゼルス・ビバリーヒルズ、17期目):政府改革委員会
トム・ラントス(第12選挙区、ユダヤ系、サンフランシスコ南部);国際関係委員会
ボブ・フィルナー(第50選挙区、8期目、ユダヤ系、サンディエゴ周辺):退役軍人関係委員会

また、「ファイナンシャル・タイムズ」(11月9日)には、カリフォルニア州以外の有力民主党下院議員でビジネスに影響するポストを手にする人物の名前を幾人か挙げている。

チャールズ・ランゲル(ニューヨーク州第15選挙区、19期目、カトリック・黒人):歳入委員会(ways and means committee)
バーニー・フランク(マサチューセッツ州第4選挙区、14期目、ユダヤ系):金融サービス委員会→アメリカの企業統制法制であるサーヴェンス・オクスレー(SOX)法改正を手がける。(SOXは、厳しい報告義務を企業に課しているために、ビジネス界では評判が悪い。ニューヨーク市場からロンドン市場に上場先を変える企業が増えている原因でもある)
http://snsi-j.jp/boyakif/diary.cgi?start=0&pass=







●ナンシー・ペロシ - Wikipedia


ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi, 1940年3月26日 - )は、アメリカ合衆国の政治家。合衆国下院議員、民主党院内総務。

メリーランド州出身。カリフォルニア州サンフランシスコなどを選挙区とし下院議員として11回当選を果したベテラン議員。父親もメリーランド州の下院議員、同州ボルチモア市長を務めた。夫は投資家で大富豪。5人の子供を育て、1987年下院に立候補し初当選。

2006年11月7日に投票された中間選挙で民主党が上・下院でともに過半数を獲得。その結果女性として初めて下院議長(第60代目)就任が確定した。下院議長は多数党の院内総務が就任することになっている。

なお上院の議長は副大統領が兼務する。現在はチェイニー副大統領が上院議長。下院議長は、副大統領に次ぐ大統領継承権を持つ米政界の要職。

政策的には中絶や同性婚を擁護する「超リベラル派」とみられている。また、2002年の「対イラク戦争容認決議案」には反対票を投じている。経済政策では石油関連企業向け優遇税制の見直し、中産階級向け減税、又1997年以来時給5.15ドルに据え置かれている最低賃金の引き上げなど、格差是正を主張している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%82%B7






●アーノルド・シュワルツェネッガー - Wikipedia

アーノルド・アロイス・シュワルツェネッガー(Arnold Alois Schwarzenegger, 1947年7月30日 - )は、オーストリア生まれでアメリカ人の俳優、ボディービルダー、政治家および実業家。身長187cm。2003年8月にカリフォルニア州知事のグレイ・デービスがリコールされたことを受け知事選へ出馬し、10月7日にカリフォルニア州知事に選出された。

・生い立ち
シュワルツェネッガーはオーストリアのシュタイアーマルク州の州都グラーツから6km離れた地のタール・バイ・グラーツ Thal bei Graz で、警官のグスタフ・シュヴァルツェネッガー(1907 - 1972)と、アウレーリア・ヤドルニー Aurelia Jadrny(1922 ~ 1998)の間に生まれた。 彼の父がナチス党員(突撃隊員)であったことが判明し、論議を呼んだこともあった。

シュワルツェネッガーは1968年にアメリカ合衆国に移り住む。彼は英語が流暢でなく、その所持金は僅か20ドルであった。彼は1983年にアメリカ合衆国に帰化したが、オーストリアの国籍も保持している。1979年にウィスコンシン大学から国際市場と経営管理に関してB.A.を得た。


・ 政治経歴

2002年12月リベラルな風土で知られるカリフォルニアで、保守政党である共和党からの立候補だったが、投票者の約半数の支持を受けて当選した。一部の民主党支持者の票や、ヒスパニック系の有権者の票をも獲得しての当選であったとされる。これはシュワルツネッガーの立場(同性愛者の権利や妊娠中絶などについての考え方)が民主党のそれに近いこと、彼が移民であること、などから部分的には説明されたが、同時に民主党候補、ヒスパニック系の候補から票を奪う形での成功だったとも言われる。当選した際、「当選したからには私に休みはない。24時間、州知事だ」と声明した。

カリフォルニア電力危機などによって60億ドルにも上る負債を抱えた州の財政をどう再建するか、経済をどのように活性化させるかが特に重要とされ、シュワルツネッガーは増税なき財政再建を掲げたことで注目された。と同時に、その公約を裏打ちするだけの具体的な政策がないことを指摘、批判する声もあった。

知事就任後は民主党主導の議会や労組との対立に苦しみ、目立った治績を上げられていないのが実情である。

2005年11月、シュワルツェネッガーは財政改革のための州憲法改正など、4項目を問う住民投票を行ったが、4項目とも大差で否決されてしまった。これにより、シュワルツェネッガーの政治力低下は避けられないという指摘もされている。

また2005年12月13日にはスタンリー・ウィリアムズ死刑囚の恩赦請求を拒否することを発表した。ウィリアムズは4人を殺害した元ギャングの死刑囚で、収監後に模範囚となり反ギャング活動を行いノーベル賞候補とまで言われ、多数の減刑嘆願書が出されていた。しかしシュワルツェネッガーは、ウィリアムズが自身の犯した殺人事件を依然として否認し、謝罪も行っていないことから「証拠を検討したが、恩赦を出す余地は見いだせなかった」と今回の決定を説明した。

これに伴い、2005年12月27日までに同氏の出身地であるオーストリア南部のグラーツで、1997年に改名されたサッカー競技場アーノルト・シュヴァルツェネッガー・スタジアムから同氏の名前が撤去された。オーストリアでは1950年に死刑制度を廃止し、今回の同氏の死刑執行命令に批判が高まっていた。

2006年9月8日、非公式の場で共和党のヒスパニック系女性議員に対し差別的な発言を行ったことを記者会見で謝罪した。

2006年11月7日(現地時間)、カリフォルニア州知事選挙が行われ、再選されることになった。従来から環境問題等に力を入れて、女性票や民主党票を取り込んだ事に成功したためだと言われている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%84%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AC%E3%83%BC







【私のコメント】
 今年4月に閉鎖された謎のブログ「海外情報のプログ」で、3月26日に「アメリカは2つではなく、3つに分裂した。その1つこそが我らの味方になる。それが唯一の道だ。このチャンスを逃せば、日本に勝機は永遠になくなるだろう。」という書き込みがあった。そして、ネオコンのクラウトハマーは10月20日のワシントンポスト紙で「日本の当然の国益ってのは、アメリカの太平洋環の国益と同じであり、軍事的安定性を維持して、政治的安定性を維持して、遠慮なくブクブクでかくなる中国を平和的に封じ込めて、平壌のヤクザ国家に対抗して、アジア中に自由民主主義モデルを拡大することである。」と述べている。

 カリフォルニア州に代表される米国西海岸は、環境問題等で他の地域と異なる政治風土があり、日本や欧州と協調可能である。更に、米国西海岸の安全保障には太平洋の対岸の日本の安全保障が深く関与してくる。最近の大統領選挙で明らかなように、米国は共和党系の内陸と民主党系の東海岸・西海岸に分裂しつつあるが、日本としては西海岸の民主党を味方につけることは非常に重要であると思われる。その点で、今回の中間選挙で下院議長に就任することが決まったサンフランシスコ選出のナンシー・ペロシ議員が対中強硬派であることは日本の国益に合致すると思われる。テロや辞職などの理由で正副大統領が同時に空席になった場合にはナンシー・ペロシ議員が大統領に昇格することも注目されるが、中絶や同性婚を容認するその政治姿勢は内陸部の共和党系有権者の拒絶反応から米国と言う国家の分裂の引き金にもなりかねない危険を孕んでいる。

 東海岸の民主党を代表するのはニューヨーク州選出のヒラリー・クリントン上院議員であるが、夫のビル・クリントン前大統領はロックフェラー一族の隠し子であるという噂がある。クリントン大統領時代の日米対立・米中友好は「次の覇権国を中国に決めた」ロックフェラー財閥の方針だったのかもしれない。次期大統領の呼び名も高いヒラリー・クリントン上院議員もロックフェラー財閥の言いなりになる危険性は考えておくべきであろう。

 カリフォルニア州でもう一人注目される政治家は、共和党ながら再選を果たしたアーノルド・シュワルツェネッガー知事である。彼はオーストリア生まれでナチス党員(突撃隊員)を父親に持っており、「ホロコーストは捏造である」という真実を父親から教わっているのではないかと想像される。シュワルツェネッガー知事とカリフォルニア州民主党を日本の味方に引き入れて、日本・ドイツ・米国西海岸の三者の連合を目指すことが日本の取るべき進路ではないだろうか?
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4 コメント

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Unknown ()
2006-11-19 18:05:14
まったくそのとうりで西海岸とは友好関係を構築するべき
例えば米国と外交関係で悪くなっても
西海岸の3つほどの州と友好関係なら助けてくれることもある
返信する
Unknown (Unknown)
2006-11-20 00:21:26
ロビー活動を日本政府も日本企業も
積極的に行えば
なんぼでも未来の選択肢は広がり
生き残りやすくなる。

長期的には西海岸はアジアとの貿易・ビジネスで
ますます地理的に有利だし

日本にとっても西海岸はアメリカ大陸市場
へのアクセスに有利・有益。



返信する
Unknown (月光)
2006-11-21 12:53:41
税金問題で西海岸の都市部の中間層は、連邦からの
離脱、地域国家独立を望むようになる。
日本が連邦の国債の買い支えをやめれば、自力で米内陸の貧困層を養うことはいまの米国には不可能。
日本は、米国債を売り、中東侵略の戦費負担をやめて、米連邦の分離独立時代を促進して、ハワイ、カリフォルニアに親日政府=リージョンステイツ国家樹立させるべき。同じ手法で、チベット、上海、華南も独立させるべき。
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Unknown (方向指示器)
2007-03-25 19:57:34
ついでにアラスカ州もよろぴこ!
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