SKATE BIOLENS SKATE CONTINENCE 30（その233から）
（夜。タダヒロの部屋。
タダヒロ、シンイチロウ、
エミリ、ケンジ、ハジメ、
ヤン、ホルヘ、サトシ）
Satoshi「（バンッ！）なんでそう俺だけ、
いつものけ者にするんだ？
だいたいよ〜、
世の中がこうなったのも、
すべてマスコミのせいなんだよ！」
Hajime「うおう、
自分がKYばらまいてるくせに
悪者になるのイヤだからって、
他人のせいにしてるかよ！」
Kenzi「だけどよ、
確かにマスコミの報道って、
いつも思うが自分の局の番組だけ
センセーショナルな内容にしたいのが見え見え、
ちょっと盛って
大げさに映像とか加工してないか？」
Emily「あら、
それは彼らにしてみれば、
それが仕事なんじゃぁないの？」
Tadahiro「そうだけど、
もしも品薄の巻き紙映像を
テレビでことあるごとに放映しなかったら、
あんなに買い占めもなかったに違いないぜ！」
Shin-Ichirou「多勢の真似や同じことをするとどこか安心する、
日本人の国民性が出てるよな。
これのルーツがどこかというと、
‘田植え’から来てるというのは、
聞いたことがあったか？」
一同「ない」
Shin-Ichirou「これはサトシが毛嫌いしてる
マスコミによる新聞記事で読んだのだが、
昔の一般的な米作農家は、
実りのいい田んぼの栽培方法を真似してやっていくのが鉄則で、
収穫期に自分のところだけ不良の米しか刈れなかったなんて、
主食に関わる問題だからよっぽどガチでやってきたんだろうな」
一同「ふぅ〜ん」
Yang「あ、そろそろ、
帰りますね。また！」
Jorge「自分も、では！」
Tadahiro「まだ早いじゃねぇか？」
Emily「タダヒロ！
お二人さん、また今度！」
Yang「来年の卒業式では、
‘STEELCASE ENCLOSURE’でも演りたいですね！（バタン）」
Jorge「それまでSothiraポーズ2考えておく（バタン）」
Hajime「最近あの二人、
帰るの早くなってきてるかよ？」
Emily「ちょっと〜、
あたしたちに気を遣ってるのがわからないの？」
Tadahiro「なんで気遣いなんだ、
前は朝まで居たじゃねぇか？」
Kenzi「外国人てだけで、
周りから叩かれるご時世ってことを想像できないか？」
Hajime「なんで叩かれる必要があるかよ？」
Satoshi「この新型ウイルスが世界的に大感染したのは、
全て隣りのあの国が悪いって、
よその国のせいにする風潮が出てくると、
あの二人もどこか居づらくなってくるってことがわかんねえのか、
この鈍感野郎ども！」
Emily「そういうサトシも、
その‘ひとこと多い’ところを直していかないと、
またみんなに突っ込まれちゃうわよ」
Kenzi「HCがいつまで経っても世間で紹介されないのは、
マスコミよりお前のせいだって、
言われちゃうわよっ！」
Satoshi「なに〜っ！ （カンッ）」
Mamoru「（バタン）うう〜ん、
ぼく、おしっこに起きちゃったよ」
Emily「マモル君、
またみんなしてお邪魔してるわよ」
Tadahiro「そうだ、
来年のマモルの卒業式で歌う曲なんだけど、
今年と同じクルーシフィ、、、」
Mamoru「ああ、あれね。
7SECONDSの‘OUT OF TOUCH’なんて
いいかな〜って考えてるよ」
一同「‘アウト・オブ・タッチ’？」
Mamoru「そう。
サビの部分で、
メイン・ヴォーカルが‘そつっ’
って歌うから、
みんなで‘ぎょ〜うっ’って返して、
メインが‘おめっ’と歌って
みんなが‘でと〜うっ’って、
どうかな〜？」
Tadahiro「、、、‘そつぎょう’に‘おめでとう’、、、
いかにも、小学生っぽい発想だな、、、」
Emily「マモル君。
じゃぁ、タイトルの
‘アウトブタッ’はどう歌うのかしら？」
Mamoru「そこは、
‘お別れだいっ’ってのは？」
Tadahiro「子供っぽすぎるんじゃねぇのか？」
Kenzi「実際に小学生は子供だし〜」
Mamoru「ねぇねぇ、そんなことより、
今回のウイルスさわぎは、
いつになったら終わるの〜？」
一同「、、、、、、、、、、、、、、、、」
7SECONDS ‘OLD SCHOOL’ LP HEADHUNTER RECORDS HED-005
（、、、続く、、、）
では、Cheers!