「父と暮せば」井上ひさし作
お芝居の公演です。
この作品は何回もやらせていただいていますが、久々の公演です。
最近はシンプルステージ(朗読劇)が多くて、この作品も1年半くらい前に
朗読で学校など数箇所公演させていただきました。
お芝居は・・・いつが最後なんだろ??というくらいご無沙汰です。
井上ひさしさんの二人芝居。
父と娘のお話です。
このお芝居を始めてやらせていただいたのはもう10年くらい前。
私はまだ東京に住んでいて、毎日最寄り駅まで30分くらい自転車をこいでいました。
自転車から青空を見上げて、娘のみつえのことを思い、
「ああ、それでも人は生きたいと願う、生きたいと渇望するんだ」
と胸が苦しくなっていました。
印象に残っているのは、辛口の俳優の先輩が、
「当たり役だね、やり続けた方がいいよ」と。
本当に辛口の人だったので、意外でびっくりしました。
なんだかよくわからないまま夢中で終わって、終わったことにホッとしました。
終わったことにホッとするほど、ハードな芝居です。
まだまだです。
今回も挑戦です。
井上ひさしさんの描きたかった、大切なことほどユーモラスに、軽やかに。
どこまで作品に迫れるか。
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