「正しい国家観を持つのは、高市早苗さん以外いません! 」
西田氏の言葉を読みながら、林芳正氏の推薦人議員の名前を紹介します。
林芳正氏・・・ 岸田派 ( 15人 ) 無所属 ( 4人 ) 安倍派 ( 1人 )
岸田首相の信頼が厚さが、推薦人の数に表れています。中国の外務大臣かと悪口を言われるほど親中の議員ですが、そんな噂は意に介していません。林氏は最初から推薦人集めの苦労のないことが分かります。
田村憲久 (岸田派) 石橋林太郎 (岸田派 ) 江藤拓 (無所属) 金子容三 ( 岸田派 ) 後藤茂之 (無所属 )
渡辺孝一 ( 岸田派 ) 越智俊之 (岸田派 ) 小林一大 (岸田派 ) 桜井充 ( 無所属 ) 古川俊治 ( 安部派)
山本啓介 ( 岸田派 ) 石原宏高 (岸田派 ) 金子俊平 ( 岸田派) 古賀篤 ( 岸田派) 西田昭二 (岸田派 )
足立俊之 ( 岸田派 ) 古賀友一郎 ( 岸田派 ) 小鑓隆史 ( 岸田派 ) 藤木真也 ( 岸田派 ) 星北斗 ( 無所属 )
岸田派は46人いますから、林氏に15人振り分けても、まだ31人います。二階派も解散したとは言え38人なので、突然キングメーカーになった菅グループより影響力があるのかもしれません。
各派閥の長老が、どの候補者にどれだけの議員を割り振っているのかを見ると、いろいろなことが推測できます。
次は茂木氏の推薦人議員の名前です。
茂木敏充氏・・・ 茂木派 ( 10人 ) 無所属 ( 5人 ) 安倍派 ( 3人 ) 麻生派 ( 2人 )
小泉、安倍、福田、安倍、岸田内閣で大臣になり、党の役職も経験した有能な政治家です。人望が今ひとつと言われていますが、氏の率いる茂木派は、旧竹下派を引き継いだもので、人望がなければそんなことはできない気がします。
新藤義孝 (茂木派) 東国幹 (無所属 ) 大西秀雄 (安部派) 笹川博義 ( 無所属 ) 鈴木憲和 (無所属 )
高見康裕 ( 茂木派 ) 宮崎正久 (茂木派 ) 山本左近 (麻生派 ) 臼井正一 ( 茂木派 ) 高橋克法 ( 麻生派 )
山本佐知子 ( 茂木派 ) 上田英俊 (茂木派 ) 梶山弘志 ( 無所属 ) 新谷正義 ( 無所属 ) 鈴木隼人 (茂木派 )
古川康 ( 茂木派 ) 梁和生 ( 安倍派 ) 上野通子 (安倍派 ) 加藤明良 ( 茂木派 ) 永井学 ( 茂木派 )
茂木派は53人でから、長老の岸田派より7人多くいます。頭数で言えば、最大派閥の麻生派より3人少ないだけです。
国民に人気のない石破氏は、小グループの水月会で17人の国会議員を集めていたから立候補ができました。青山氏が20名の推薦人の5人が確保できず、立候補を断念したことを考えますと、派閥を持つ意味の大きさが分かります。文字通り「数は力」です。
次は上川氏の推薦人議員の名前です。
上川陽子氏・・ 麻生派 ( 9人 ) 無派閥 ( 2人 ) 岸田派 ( 4人 ) 二階派 ( 2人 ) 安倍派 ( 2人 ) 茂木派 ( 1人 )
官僚の原稿を棒読みするだけの大臣と酷評されていますが、麻生派を筆頭に各派閥から満遍なく推薦人を得ています。これを見ていますと、国民の評価に関係なく、派閥の支援さえあれば、政治家の地位は安泰と教えられている気もします。
槇原秀樹 (無所属) 井出庸生 (麻生派 ) 国光文乃 (岸田派) 小島敏文 ( 岸田派 ) 深沢陽一 (無所属 )
松島みどり ( 安倍派 ) 盛山正仁 (岸田派 ) 猪口邦子 (麻生派 ) 山東昭子 ( 麻生派 ) 牧野京夫 ( 茂木派 )
若林洋平 ( 二階派 ) 井林辰憲 (麻生派 ) 小泉龍司 ( 二階派 ) 二木博文 ( 麻生派 ) 堀内明子 (岸田派 )
松本剛明 ( 麻生派 ) 山口俊一 ( 麻生派 ) 今井絵理子 (麻生派 ) 中西祐介 ( 麻生派 ) 森雅子 ( 安倍派 )
外務大臣として戦闘中のウクライナを訪問し、アメリカと話し合い、関連諸国と会談しと、難しい外交をこなしています。官僚の原稿を読んでいるだけで、できる仕事ではありません。ネットの世界で酷評されるほど無能な政治家ではないと、「ねこ庭」は見ています。
西田氏の言う「正しい国家観」の言葉に照らしたとき、上川氏の曖昧さが目立ちます。日本のために働いているのなら、ウクライナへの巨額の支援についても、堂々と説明すれば良いと思うのに言葉を濁します。マスコミからの攻撃と失言を恐れ、国内での発言は常に曖昧です。
林氏もそうですが、国民の安全と幸福のため諸外国と交渉し、政治をしているという信念を語らないところで、疑問を抱かせる二人です。
青山氏は、日本の安全と国民の幸福のため政治をすると公言し、総裁選挙に立候補しました。動画の視聴者である多数の国民が支援していますが、政界では議員の支援が得られませんでした。
たった20人の議員が集められなかった原因を、「派閥の引き剥がし」のせいだけにして良いのかという疑問がどうしても残ります。「正しい国家観」があるのか疑わしい議員でも、「総裁選挙」に多数出ている原因を他責ばかりにせず、自責の観点からも、氏は反省する必要があるのでないかと考えます。
青山氏の話がメインでありませんので、次回は次の候補者の推薦議員の紹介をします。