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カール・オルフの「クリスマス物語」、そしてグニルト・キートマン

2007-12-16 11:24:36 | カール・オルフの作品
昨日はウォーキングを休みました。
昨日聴いたのはオルフの「クリスマス物語(weihnachtsgechichte)」。
1948年に作曲された教育作品であるが、
実際の作曲は助手のグニルト・キートマンがしている。
「ムジカ・ポエティカ」と同じように、
子どもたちが演奏可能な楽器を使っている。
キートマンの作曲によるものではあるが、
音楽自体はオルフ流のものになっている。
子どもにとっても親しみやすい素朴な音楽である。
羊の声のテープが流れたりし、雰囲気を作り出す。

グニルト・キートマンは1925年には、
ギュンター・シューレ(学校)の生徒だったようだ。
この時、教育作品を使って教えていたのがオルフである。
そんな縁があってか、キートマンがこのオルフの教育運動に
関わった時期は長いし、その真価が認められたのが、
この「クリスマス物語」である。
1948年のクリスマス・イヴの日にこの作品は放送されたようで、
オルフがプロデュースすることで実現したことである。
それ以降、キートマンはオルフの教育作品の改定作業に
深くかかわっていったようである。
オルフの人生の中で、キートマンは優れた助手であるとともに
よき友人でもあったといえるだろう。
その優れた才能のすべてを教育活動に捧げたという点から、
すばらしい人だったに違いない。
オルフの活躍の陰にキートマンありき、かな。

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