Mars&Jupiter

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グスタフ・ホルストの「一年の朝」作品45の2(H164)を聴きながら、二俣川から希望が丘まで歩く

2010-12-13 06:33:27 | グスタフ・ホルストの声楽曲・合唱曲
昨日は二俣川から希望が丘駅の間を往復しました。
途中聴いたのは、ホルストの合唱付きバレエ音楽である。
合唱付きバレエ音楽「一年の朝」作品45の2(H164)は、
BBCからの委嘱を受けて、1926年から1927年にかけて作曲された。
私的な初演は1927年1月1日王立音楽大学で行われ、
公的な公演は6月18日にロンドンの新スカラ座劇場で行われたらしい。
なお、演技や衣装を伴わない演奏形式のものは作曲者自身の指揮で、
同年3月17日ロイヤル・アルバート・ホールで行われたらしい。
当時テノール歌手として活躍し、ホルストの作品でも何度も歌手を務めた
ジェームズ・スチュアート・ウィルソンによる春分の日の儀式を
テキストに使ったようで、イングリッシュ・ホルンとコントラ・ファゴット、
オルガン・ペダルを含む大オーケストラと合唱のための作品として作曲された。
聴いたCDは、ジストレーヌ・モーガンのソプラノ、サラ・ベイナートのアルト、
ジェレミー・オーブンデンのテノール、ギルドフォード合唱協会、
ヒラリー・ディヴァン・ウェットン指揮のフィルハーモニア管弦楽団の演奏による。

導入部は、ホルンの吹奏で始まり、弦楽器などが加わり、
おごそかな感じであるが、トランペットが入ると合唱が加わる。
「自然の声」と呼ばれる部分で、男女の合唱は、
「私は人類を作ったもの/私は人類が従うもの」と歌い出す。
春分の日が来たことを自然が伝える内容である。
続く「首長とホビーホースの踊り手の踊り」は、
最初コントラ・ファゴットが舞踏風の旋律を奏で、金管楽器も加わる。
そしてヴァイオリン・ソロが入り、再び舞踏風の荒々しい音楽になり、
フルート・ソロのあと、合唱が「声が呼ぶ、注意をせよ、声が呼ぶ」と歌い出す。
ソプラノ独唱が入り、女声合唱とソプラノ、アルトの独唱者が歌う。

次の「若者の踊り」では、管弦楽により民謡風の旋律が奏でられる。
その民謡風の旋律が繰り返され、盛り上がりをみせ静まったあと、
男声合唱が「愛を探せ、すべてに従え」と歌うとテノール独唱が入る。
それが終わるとイングリッシュ・ホルンなど木管楽器を中心に奏される
「乙女たちの踊り」という軽快な音楽となり、フルートなども加わる。
その旋律は弦楽器も加わり繰り返されながら舞踏的な要素を深め、
金管楽器も加わり、盛り上がりをみせ、男女の合唱が加わり、
「おお、愛の踊り/おお、踊る喜び/これが私の真の愛の踊り」と歌う。
次の「対となるものたちの踊り」は、管弦楽のみによる軽快な音楽で、
これに続き男声合唱が「あなた方に自由を与える春はここに」と歌う。
そして女声合唱も加わり、管弦楽の華やかな演奏が加わって、
オルガンも加わり、壮大な感じとなり、そこに合唱が再び入り、
「おお、愛の踊り/おお、踊る喜び/これが私の真の愛の踊り」と歌う。
そして管弦楽のみとなり、「最も若いカップルの踊り」の部分となる。
ここはフルートなど木管楽器が活躍し、そのあとに再び混声合唱が入る。
「あなたは私の秘密を見せた」と歌い出し、短い合唱の部分が終わると
弦楽器のみとなり、最後は静かに消え入るようにして終わる。

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