Mars&Jupiter

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ドミトリ・ショスタコーヴィチの交響曲第3番変ホ長調「メーデー」作品20を聴く

2016-04-16 07:22:12 | ショスタコーヴィチの作品
今回取り上げるのはショスタコーヴィチが、
1929年に作曲した交響曲第3番変ホ長調「メーデー」作品20である。
聴いたCDはゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、
アカデミー・ロシア共和国合唱団、ソ連国立文化省交響楽団の演奏による。
単一楽章制の交響曲で、合唱を伴った作品である。
クラリネット・ソロの明るい響きで始まる。
それがクラリネットの二重奏となり、
さらにトランペットが入り、音楽は一転し、
荒々しく騒がしい感じになり、軽快な旋律が奏でられ、
ショスタコーヴィチらしい音楽となっていく。
フーガ風な展開がみられ、木管楽器の扱いが面白い。
やがて、打楽器の鳴り響く中、金管楽器がユニゾンで旋律を奏で、
盛り上がりをみせていき、そのあと低弦のうなるような音と、
ファンファーレ風の旋律を奏でる金管楽器のやりとりが交互に続き、
そのあとキルサーノフの詩に基づく合唱の部分に入る。
「最初のメーデーの日」と歌って始まるこの合唱に、
オーケストラが絡み合いながら、力強い音楽が続いていく。
最後はトランペットが鳴り響き、盛り上がったところで終わる。

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