昨日は雪が降る中、二俣川から緑園都市駅まで歩きました。
さすがに雪道は歩きにくく、滑りやすかったが、
時間をかけて寒い中ゆっくり歩いた。
今回からはアメリカ編に入るが、
声楽曲や合唱曲となると南北アメリカの作品は、
持っているCDの数は圧倒的に少ない。
その中で、昨日途中で聴いたのは、
1941年ニューヨーク生まれのスティーヴン・アルバートである。
早くからローマ賞を受賞するなどし、色々な賞を獲得したようだが、
あまり、日本では知られていない作曲家のようだ。
「トゥ・ウェイク・ザ・デッド」は、
1977~78年にかけて作曲された作品で、
CDの英文の解説によるとこの作品は、ジェームズ・ジョイスの
「フェネガンズ・ウェイク」の影響を受けているようだ。
1979年3月21日のニューヨークで初演され、
その時の演奏は、プロ・ムジカ・モデルナである。
テクスト自体はジェームズ・ジョイスによるもので、
ソプラノ独唱と室内楽によるこの歌曲の副題は、
日本語に訳してみると「フェネガンズ・ウェイクによる
6つの感傷的な歌と1つの間奏曲」ということになるだろう。
さて20世紀コンソートの演奏するこの曲を聴いてどうか。
第1曲からして、現代音楽的で無調的な部分もあるが、
とはいえ、調性を完全に放棄しているわけではない。
第2曲の歌などを聴いてもそれがわかる。
ソプラノが歌う感傷的な歌は、無調的ではない。
この作品の中では第4曲目が楽器だけによる短い間奏曲である。
短い印象的な主題は色々な楽器により何度も繰り返される。
小編成の楽器とソプラノ独唱による曲のスタイルは、
シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を思わせる。
第6曲はその雰囲気を感じさせるが、旋律はアメリカ風である。
第7曲の「パッシング・アウト」はこの中でも長い曲で、
一番感傷的であるし、一定に保たれた調性により、
ゆっくりと心に訴えかけてくるような曲でもあり、
曲自体は最後消えるように静かに終わっていく。
このCDをなぜ自分が買ったかは不明だが、
それにしてもまだまだ一般的に知られていない
アメリカの作曲家が、たくさんいるんだなあ。
さすがに雪道は歩きにくく、滑りやすかったが、
時間をかけて寒い中ゆっくり歩いた。
今回からはアメリカ編に入るが、
声楽曲や合唱曲となると南北アメリカの作品は、
持っているCDの数は圧倒的に少ない。
その中で、昨日途中で聴いたのは、
1941年ニューヨーク生まれのスティーヴン・アルバートである。
早くからローマ賞を受賞するなどし、色々な賞を獲得したようだが、
あまり、日本では知られていない作曲家のようだ。
「トゥ・ウェイク・ザ・デッド」は、
1977~78年にかけて作曲された作品で、
CDの英文の解説によるとこの作品は、ジェームズ・ジョイスの
「フェネガンズ・ウェイク」の影響を受けているようだ。
1979年3月21日のニューヨークで初演され、
その時の演奏は、プロ・ムジカ・モデルナである。
テクスト自体はジェームズ・ジョイスによるもので、
ソプラノ独唱と室内楽によるこの歌曲の副題は、
日本語に訳してみると「フェネガンズ・ウェイクによる
6つの感傷的な歌と1つの間奏曲」ということになるだろう。
さて20世紀コンソートの演奏するこの曲を聴いてどうか。
第1曲からして、現代音楽的で無調的な部分もあるが、
とはいえ、調性を完全に放棄しているわけではない。
第2曲の歌などを聴いてもそれがわかる。
ソプラノが歌う感傷的な歌は、無調的ではない。
この作品の中では第4曲目が楽器だけによる短い間奏曲である。
短い印象的な主題は色々な楽器により何度も繰り返される。
小編成の楽器とソプラノ独唱による曲のスタイルは、
シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を思わせる。
第6曲はその雰囲気を感じさせるが、旋律はアメリカ風である。
第7曲の「パッシング・アウト」はこの中でも長い曲で、
一番感傷的であるし、一定に保たれた調性により、
ゆっくりと心に訴えかけてくるような曲でもあり、
曲自体は最後消えるように静かに終わっていく。
このCDをなぜ自分が買ったかは不明だが、
それにしてもまだまだ一般的に知られていない
アメリカの作曲家が、たくさんいるんだなあ。