Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第21番変ホ長調を聴く

2018-05-06 06:14:24 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは、1876年生まれのブライアンが、
1963年に作曲した交響曲第21番変ホ長調である。
これでブライアンの交響曲については全て取り上げたことになる。
今回聴いたCDはエリック・ピンケット指揮、
レスターシャー・スクール交響楽団の演奏である。
この作品は四楽章制による伝統的な交響曲の構成である。
第一楽章アダージョ-アレグロ・エ・コン・アニマは、
弦楽器と木管楽器により重々しい感じの序奏で始まり、
打楽器がはいったところで弦楽器が軽快な旋律を奏でる。
そのあと木管楽器により旋律が奏でられる部分となり、
続いて金管楽器と打楽器中心の華麗な部分となる。
そして最後金管楽器と打楽器中心に高揚して終わる。
第二楽章アダージョ・カンターヴィレ・エ・ソスティヌートは、
弦楽器中心に穏やかで抒情的な旋律が奏でられて始まる。
金管楽器なども加わり、牧歌的な雰囲気を感じさせていく。
ヴァイオリン・ソロも活躍し、それが過ぎるといったん盛り上がり、
最後はティンパニの音が残り、静かに終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェは、軽快な旋律がホルンで奏でられ、
それを弦楽器やフルートやトランペットなどが引き継いでいく。
中間部では木管楽器が活躍し、そのあと再び最初の旋律が奏でられ、
金管楽器や打楽器が活躍し、最後は穏やかに終わる。
第四楽章アレグロ・コン・フォーコは、ホルンの吹奏で始まる。
それに続き弦楽器が旋律を奏で、その部分が交互に現れる。
そして力強い旋律が弦楽器などを中心に奏でられ、
金管楽器も加わったりしながら進行していく。
金管楽器・打楽器による華やかな部分と、
木管楽器・弦楽器を中心とした穏やかな部分が繰り返され、
最後はオーケストラ全体で盛り上がっていき、
ティンパニの音と、金管楽器の音が交互に現れ、力強く終わる。

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