Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ヨッフムのアントン・ブルックナーの交響曲第2番ハ短調を聴きながら関内から横浜まで歩く

2010-08-09 21:43:51 | アントン・ブルックナーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
今日は関内から横浜まで歩きました。
途中聴いたのはブルックナーの交響曲第2番ハ短調である。
この作品は、1871年から1872年にかけて作曲され、1877年に改訂された。
聴いたCDは1877年版に基づくオイゲン・ヨッフム指揮、
ドレスデン国立管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロは、ソナタ形式で書かれている。
弦楽器のトレモロから始まり、チェロが第一主題を奏する。
第二主題はヴァイオリンの伴奏の上にチェロが奏する。
展開部を経て、再現部に入るが、最後のコーダは、
弦楽器と金管楽器中心に堂々と終わる。
第二楽章アダージョ(いくらか動きをもって)は、
以前聴いたキャラガンの1872年版では、
スケルツォと順番が入れ替わっている。
弦楽器が奏する第一主題に木管楽器が加わる。
続いてホルン独奏による第二主題が続き、
基本的にはこの二つの主題をもとに曲は展開されていく。

第三楽章スケルツォ(急速に)は、三部形式である。
荒々しいレントラー風の主題が奏され、力強い。
トリオはのどかで雄大な自然を感じさせ、牧歌的である。
再びスケルツォの荒々しい音楽が繰り返され、力強く終わる。
第四楽章フィナーレ(ずっと速く)は、ソナタ形式で書かれている。
序奏部はヴァイオリンによる軽やかに流れる旋律で、
それが終わると力強く勇ましい第一主題が金管楽器中心に奏される。
このあと第二主題と明るい感じの第三主題が現れ、提示部は終わる。
展開部を経て、再現部は第一主題から力強く始まる。
コーダの盛り上がり方はいかにもブルックナーらしく、
最後は金管楽器を中心に華やかにそして堂々とした感じで終わる。
ヨッフム盤は自然なテンポでこの作品をうまく表現している。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« チェリビダッケのアントン・... | トップ | マタチッチのアントン・ブル... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アントン・ブルックナーの作品」カテゴリの最新記事