Mars&Jupiter

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アラ・パヴロワのサンベリーナ組曲を聴く

2016-03-27 07:57:13 | 古典~現代音楽ロシア以外の旧ソ連編
今回取り上げるのは1952年生まれのパヴロワが、
2007年に作曲したサンベリーナ組曲である。
聴いたCDはパトリック・ベイトン指揮、
モスクワ・チャイコフスキー管弦楽団の演奏による。
この曲はアンデルセンの「おやゆび姫」に基づいた、
五つの曲からなる組曲である。
第―曲の序曲は主題「サンベリーナの放浪」で、
トランペットの響きで始まる軽快な曲である。
悲愴的な部分もあり、ドラマティックである。
第二曲ワルツは、ロマンティックな旋律が、
ワルツ風な舞踏的なテンポで奏でられていく。
夢の中でサンベリーナと王子との舞踏の様子が描写される。
第三曲タンゴは、トランペットが奏でる旋律で始まる。
大げさな感じもする曲で、盛り上がって終わる。
第四曲悲しみの歌は、タイトルの通りであり、
感傷的な旋律が弦楽器を中心に奏でられていく。
ピアノや独奏ヴァイオリンやトランペットが絡んでいき、
盛り上がりをみせ、最後は静かに終わる。
第五曲王子との出会いは、ハープの音で始まり、
弦楽器が感傷的な旋律を奏でて、
徐々に盛り上がって最後穏やかに終わる。

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