Mars&Jupiter

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リヒャルト・シュトラウスの歌劇「エレクトラ」を聴きながらゆっくり静養

2008-01-13 06:17:46 | リヒャルト・シュトラウスの作品
昨日は風邪を引いていたのでウォーキングを休みました。
家でゆっくり静養するついでにLDを鑑賞することにした。
以前歌劇のLD(レーザーディスク)をいろいろ買って、
聴いていないものが多かったので、
R・シュトラウスの歌劇「エレクトラ」を聴くことにした。

歌劇「エレクトラ」は1908年に上演された。
あらすじは父を母クリュタイムネストラと、
その情夫エギストゥスによって殺されたエレクトラは、
復讐の機会をねらっていたが、最後には
エレクトラがその弟オレステスが仇を討つという話である。
これをホフマンスタールが戯曲化したものである。

歌劇の中の見せ場はエレクトラが復讐と誓う場面と、
エレクトラがクリテムネストラにオレストが復讐に来て、
クリテムネストラを殺しにくるということを告げ、
母クリテムネストラが恐れおののく場面。
そして、死んでしまったと思っていた弟オレストとの再会。
さまざまな劇的な場面をR・シュトラウスの音楽が表現する。
ワグナーのあとのドイツ・ロマン派の歌劇の世界を
見事に引き継いでいるなあという感じはする。
最後のクライマックスの盛り上がりはなかなかだ。
妹クリソテミスとエレクトラの歌のやりとりのあと、
エレクトラは踊り続け、最後に亡くなる。
一見、ハッピーエンドを思わせて、
最後悲劇的に終わるところが憎い演出ではある。
コメント
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