Mars&Jupiter

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フーゴー・ヴォルフのゲーテ歌曲集、悲惨なヴォルフの人生

2008-01-08 06:06:21 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングを休みました。
昨日は、ヴォルフのゲーテ歌曲集を聴いた。
ヴォルフは1860年オーストリア生まれの作曲家。
ドイツ・リートの話になると、
ヴォルフを抜きには話せないだろう。
といいながら、私が持っているのは
シュワルツコップが歌うCD、1枚だけである。

ゲーテ歌曲集は全部で51曲あり、
1888年から1889年に作曲されたものである。
CDではその中の14曲がおさめられている。
その作風はまさしくロマン派的で、独特な世界である。
「ミニヨンⅠ」から「ミニヨンⅢ」まででは、
暗い出生の秘密を持ち、孤児としてさすらうミニヨンの
孤独、運命に対するあきらめ、嘆き、そして死への予感、
そういったものに対する心情を歌ったものである。
この歌曲集の中で一番印象的だった曲が、
「ミニヨン(君よ知るや南の国)」だろう。
ミニヨンが生まれた故郷の世界、
そして過去の記憶が、熱情的に語られている。

「Kennst du ○○ wohl?Dahin! Dahin!
(あなたは○○を知っているの?、あそこへ、あそこへ)」
という言葉が歌詞の中で繰り返されるが、
劇的な盛り上がりは歌曲というよりも
歌劇の中の一曲かのようにも思わせる。

ヴォルフは43歳になる前に亡くなった。
若いときにかかった梅毒の影響、
精神病院にかかり、自殺未遂までし、
最後の5年間は狂気のままですごしたらしい。
彼の繊細な神経がこのような名曲を
作らせたのだろうけれども、それゆえに
彼はこのような人生を送ったのかもしれない。
コメント
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