じぶんの足でたつ、それが教養なんだ

「われこそは」と力まないで、じぶんの歩調でのんびりゆったり歩くのがちょうどいい。

どんな教育を再生するの?

2007-03-31 | 論評(comment)
 教育再生会議:「道徳」を正式教科に   政府の教育再生会議の第1分科会(学校教育)が29日、首相官邸で開かれ、道徳教育を小中高校を通じた「正式な教科」と位置づけることで意見が一致した。道徳教育は現在、絶対評価(小学3年以上3段階、中高5段階)の対象外だが、将来は対象に加える方向で検討し、5月に出す第2次報告に盛り込むことでおおむね合意した。(毎日新聞・07/03/29)  どのような教育を「再生 . . . 本文を読む

愚劣の万世一系はゴメンだ

2007-03-24 | 論評(comment)
「執行猶予中」、問題があれば即、「実刑」 生徒指導で  福島市の市立中学校で生徒指導を巡り、学年主任の男性教諭が「執行猶予中」「実刑」などの言葉を使って、生徒を揶揄(やゆ)するような連絡文書を教師の間に配布したことが24日までに分かった。  市教委によると、男性教諭が2月中旬、教科担当の教諭らに配った連絡用のプリントで、「○○(生徒の名字)執行猶予中。迷惑をかける行動があれば即刻実刑に入りますので . . . 本文を読む

いまこそ、教師に

2007-03-17 | 随想(essay)
 文部科学省によると、国公立大学の一般入試の志願者数は昨年より1万6843人少ない48万8527人で、志願倍率も0・2ポイント下がり4・8倍だった。志願倍率を下げた学部が多い中、教員養成課程の学部の志願倍率は、昨年の4・9倍に比べ0・5ポイント低い4・4倍。2000年以降では最低の倍率で、志願者数も4万6814人と初めて5万人を切った。前期日程では、教員養成課程のある37大学38学部のうち、26学 . . . 本文を読む

欠点だらけの人間の仕事である

2007-03-10 | 随想(essay)
 小砂丘さんの言葉をつづけよう。  謝っても謝りきれぬ大きな罪悪を愛する子どもの上に毎日毎日皮をはがしてまでうちつけているかもしれないとは何という残酷な矛盾の多い、情けないことであろう。  デリケートな感能に生きる子ども達に、涸れはてた荒びぬいた、僻みきった、乾涸した感情を以て大人の吾々がはたらきかけるのが教育だと考えたとき天下幾万ののびゆくものが艾除(がいじょ)されていることを思う時、何として、 . . . 本文を読む

椅子ではなく、人にこそ

2007-03-03 | 随想(essay)
 もう一度、小砂丘忠義に戻ります。彼は教師になった当初から教育雑誌を作ります。その面では大きな才能をもっていたといえる。「極北」もその一つです。そこに彼は「校長論」を展開します。大正10年頃のことでした。その要点は以下のとおりです。  「所詮は校長その人に眼ざめて貰いたいのだ。そして今少し教育精神を根強いところから樹立してかかってほしい。師範学校を卒業する迄にお習いした人の道なるものは私にとっては . . . 本文を読む