そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

中国とロシアとイランそれに北朝鮮が友好国などではない、反アメリカが結束させた虚構の同盟である

2024-05-15 | 中国

旧ソビエト連邦スターリンの時代、世界革命の圧力とこれに抗した中国は核の脅威に晒された苦い経験を持つ。北京など主要都市には無数の地下避難施設が作られた。決定的な中露関係の悪化を見据えて、ニクソンが電撃訪中をした世界を驚かせた。
世界の半島国家は非侵略国家の経験を持つ。朝鮮半島も例外ではない。民ℤ区の流動が絶え間ないが、朝鮮民族は中国の支配下、柵封・朝貢(位を与えて属国にし貢がせる)関係にあった。
イランはイスラム教を排除するロシア(ソビエト)を全く受け付けない。対立関係にあると言って良い。北朝鮮(朝鮮民主主義共和家屋)は、スターリンが韓国から捥ぎ取って、声がでかく態度も体格も大きい金日成を英雄に仕立て上げ作り上げた傀儡国家である。
この四国は固い絆で結ばれている国でもない。ウクライナ侵略に対する経済制裁は、上図のように中国との関係を緊密にさせた。制裁の効果などない。
明日プーチンが中国を訪問する。中国政府は就任早々の訪中に型どおりの歓迎の言葉を並べたが、わが国一国ではなく何処かに立ち寄るなら意味のない訪問であると切って捨てた。北朝鮮との関係をけん制したのである。
欧米各国、特にアメリカが敵視する、中国、ロシア、イラン、北朝鮮は徒に敵視し、経済制裁を加えた結果、「敵」になったのである。
特に昨年、習近平がモスクワ訪問時に提案した、ウクライナとの停戦12項目を西側のあらゆる国は無視した。
この12項目の停戦案は、実現可能なものばかりではないが、習近平が提案したことに大きな意味がある。中国自身の海洋進出や国内の民族弾圧への抑止にもなるはずである。
旧西側諸国は和平を望んでいないし、停戦されると困るかのように、ロシアと中国やイランや北朝鮮へと接近させたのである。誰が先に手を出したかは重要ではあるが、たとえ中国の停戦案であっても、全く興味を示さず無視するのは、戦争を仕掛けた国以上に戦争を望んでいるとしか思えないのである。

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