そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

国民に支持されていないTPPにそれでも参入を言い続ける硬直した主張

2016-09-28 | TPP
アメリカ大統領候補のテレビ討論が始まった。無謀な不規則発言を繰り返し、共和党のトランプ候補は選挙戦を勝ち抜いてきた勢いは、討論会場では失せていた。しかしその片鱗は、クリントンを攻撃する時には生きているかのようであった。
トランプは、国内の雇用を喪失させるTPP参入は止めるべきだと、私が発言して支持率が上がるのを見てあなたは、TPP参入反対を突如言い出した。あなたが大統領になればいずれ、TPPに参加するだろうとクリントンに突っ込んだ。
クリントンはこれを明確には否定せず、あなたは正常な貿易の形を理解していないと切り返した。これに対してトランプは、あなたの旦那が進めたNAFTA(北米自由貿易協定)によって、アメリカの雇用はすっかりメキシコなどに取られたではないか、と突っ込んだ。クリントンは笑い飛ばした。
この論争に限れば、トランプの主張が正しい。
クリントンはTPPについては、トランプが指摘するようにダブルスタンダード発言をしている。TPP参入は多くの国民にとって不安材料が多く、日米を問わず庶民は反対なのである。TPP参入表明は票にならないのは、日本も同じである。そこで権力者は、選挙の時には嘘をつくのである。日本の自民党は、TPP参入しませんと公約して票を集めている。
かつてない嫌われ者同志のアメリカ大統領であるが、多分ヒラリー・クリントンがなるであろう。彼女はいずれ頃合いを見計らって、TPPに参入することになる。安倍晋三がやったの同じように・・。彼らがだれのために政治をやろうとしているのかがわかる。これが民主主義と言えるのであろうか。

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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2016-09-30 07:50:58
政治家(屋)の実態が彼ら自身の権力欲や利益利権を求める者ということなら、政治も政治家(屋)も支配される庶民には不要である。一体何のための政治、政治家(屋)であり、国家なのか。まともな政治家がいても、そんな者は寧ろ謀略で潰されたり消され、悪や不正が大手振る現実というのがこの日本だ。アベシンゾー如く、救いようのない筋金入りバカ愚か者が一国の首相をいつまでもやっているのがこのニッポンという不思議不正国家である。

日本にもあのムヒカ元大統領のような私心私欲がなく人々のために本当の政治を行う本物の政治家が出現しないものだろうか。だが、それはこの長いモノに巻かれ権力権威に諂う国民性の国ニッポンにおいてはやはり永劫無理か・・・。

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