暮れが迫ってきました。今日はとても寒い一日です。
みなさま、お風邪など召されていませんか?
年末の御神札をお受けになるために、授与所に参拝者の方が多くいらっしゃいます。
「伊勢神宮」「岡田宮」「荒神様」の御札を売って下さいと言って来られる方が多数いらっしゃいます。
また、「来年受験やけ、学業のお守りを買って行こうか。」
と言っておられる方もいらっしゃいます。
ごく自然に、何の抵抗も無く交わされる言葉です。
さて皆さん!!御神札や御守は売り買いするものでしょうか?
御神札にも御守りにも、神様の尊い御分霊が神宿っています。
神様のお力を頂いて、皆様方の御家庭の安泰やそれぞれの願い事が叶うように祈られています。
御神札やお守りは、神様そのものといっても過言ではないでしょう。
その御神札やお守りを神社から頂くのに、〇〇〇のお守りを売ってください、×××のお守りを買おう、という言葉はたいへん憚りががあるのではないでしょうか?
お札やお守りは決して商品ではありません。
ついつい、金銭の受け渡しがあるので、物の売買と勘違いしがちになりますが、神様のお力(御利益)を戴く為にお札お守りを授かり、その御礼として神社に幾ばくかの御初穂料を納める、それが本来の神札お守りの授与です。
決して、御神札や御守は買うものではありません。
あくまでも神様のお力を戴くものなのです。
そこのところを、充分御理解下さい。
では、どのように言えば良いかというと・・・
参拝者「〇〇〇のお守りを戴きたいのですが・・・。」
神社側「〇〇〇円、お納め下さい。ようこそのお参りでございました。(御参拝御苦労さまでした)。」
というような会話になります。
我々神社関係者は、御神札お守りの取り扱いを丁重に行っております。
参拝者の皆様方も、敬虔なお気持ちで御神札お守りをお受けになり、神様の尊きお力(御利益)授かりますように願っています。
O権禰宜でした。