ねがいのいえ理事長 藤本真二のブログ

障害を持つ方たちに寄り添い支援する日々の中で感じたこと、そのほか伝えたい話題などを、思いのまま日記風に綴ります。

やりたいことは尽きない

2020-05-18 23:17:37 | Weblog
「鍵のかかった部屋」の新作が始まると思っていたら、10年前の再放送。それでも原作のしっかりしたミステリーは何度見ても満足。こういう再放送はどんどんやって欲しいし、完成度の高いミステリーでまだ映像化されていない作品をこれからもどんどんドラマ化して欲しい。サイレントヴォイスは最高。

 自粛でやることがない、ストレスがたまる、と言う人が多いようだが、アウトドアな一面を持ちながら、ずっと部屋から出ずにいられる自分には、あまりいつもと変わらない日常が続き、読みたい本がいっぱいあるじゃないか、などと思ったりする。

 スカイプ会議を初めて体験し、今更ながらこれはいいかもと思い、さっそく親友たちにオンライン飲み会を呼びかけ。お坊さんみたいなおじさんたちが集まって開いた会は大盛況で、居酒屋より盛り上がったのではないかと思うほど笑いの連続。これからの事業展開に力を貸して欲しいと以前からお願いしていたが、今後設立する社会福祉法人の理事、評議員、にもオンラインで参加してもらえることを確認し、意義ある飲み会だった。

 時間があるので他団体の動向をチェックをし。北海道で共生の町づくりに一貫して打ち込み、今後は道内の生産物を東京で消費してもらうシステムを作り北海道全体を発展させようとしている全国ネットの大原代表、自分の利用者だけでなく地域の困っている人をすべて支える多数の団体連携による24時間対応のセンターを作り上げた大分の村上さん、ものすごいスピードでグループホームを作り続け、しかもその入居者はホームを通過して地域でひとり暮らしに進んでいく仕組みを提唱する千葉の伊藤さん。

 今や全国津々浦々にすごい福祉家があふれていて、自分のやっていることは先駆的でもないしスピード感もないが、30年以上前、どんな障害があっても生まれ育った町で心豊かに暮らせる社会であって欲しいと願い、今、たった50人だけどこの手で実現できた自分は、いい人生だったと言えるかもしれない。

 その次に何をするか、正確には同時進行で何をするか、ただいまプランを作成中。全国の素晴らしい仲間たちに教わり刺激されながら。まったく人生は何年あっても足りないくらい、やりたいことが尽きない。
 
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悲しみは尽きない

2020-05-05 01:03:59 | Weblog
 今日も泊り勤務しながらの夜なべ作業中。利用者ナンバーワンのショートスリーパーを1年で眠れるようにという目標で泊りを開始して半年。先週は初めて7時間睡眠、今夜も順調に眠りに入り、このまま朝まで続いてくれたら快挙更新。
 どこの施設も受け入れ不可能と言われた行動障害の方も、自宅で毎晩眠らず家族を疲弊させた方も、今やただの人と言っていいくらい穏やかに眠るねがいのいえの暮らしを事業者がみんな真似してくれたら,困る人がいなくなるだろうにとまた独り言をつぶやきつつ。
 この天変地異が終息した時に備えて、これまでの計画を止めることなく推進中。どんなに重度な障害があっても,遠くの施設に旅立つことなく生まれ育った町で暮らせることを夢見て走り続けてきた自分の人生は,夢を実現できていい人生だったと言えそう。
 しかし。この世界にはたくさんの課題があり,悲しみは尽きることがなく。自分にもっとすごい才能があったら,もっともっとやりたいことがたくさんあるのに。
 ある日すごい天才に生まれ変わらないだろうかとふと思った。
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