毎回、経営者として勉強になる「カンブリア宮殿」だが、今週は特にタイムリー。24時間の救急体制で、誰も断らないシステムを創り上げた病院理事長の医師は、オリンピック選手を経済的に援助し続けたことで一躍有名になった人物。「広告塔に使うという考えは初めからなく、若者が励む夢をただ応援したかった」「いざとなったら自分の給料を回せばいいと思った」という考えも共鳴できた。
その人物が、かつてスタッフがバラバラで赤字も累積していたという病院を、みんなの想いがひとつになるために選んだ道が、救急医療だったという話。そして、定期的に開いているという懇親会の話も参考になった。この人に教えを乞いに長野まで出張したいと思った。
中でも、「いつになっても、謙虚さを忘れずに学ぶ姿勢を持ち続けたい」と語られた言葉に強く共鳴した。
ねがいのいえも創業して15年が経ち、自分は傲慢になっていないかといつも振り返る。傲慢だったのはむしろ、創業から8年くらいだった気がし。今は前よりも謙虚になれた気がするのは、スタッフからたくさんのことを学んできたから。
理想を貫くためには妥協できないと思っていたから、スタッフにも強硬だった。しかし、正しい理論は必ずしもスタッフを正しい行動に導かなかった。理論武装は人の感情に受け入れられないことを学んだ。そして何よりも自分を変えてくれたのは、笑顔のスタッフが技術を超えた領域で利用者の皆さんを癒す姿に、自分も癒されたことだった。
正しさを貫いて人の感情をスポイルする過ちを若い中堅スタッフがしている時、それは自分も歩んできた道だと苦笑い。組織が一丸となって課題を乗り超えていけるように。そのシステムを残してあげることが、後継者への努めに違いない。それが出来上がったら引退も許されるだろうか?
その人物が、かつてスタッフがバラバラで赤字も累積していたという病院を、みんなの想いがひとつになるために選んだ道が、救急医療だったという話。そして、定期的に開いているという懇親会の話も参考になった。この人に教えを乞いに長野まで出張したいと思った。
中でも、「いつになっても、謙虚さを忘れずに学ぶ姿勢を持ち続けたい」と語られた言葉に強く共鳴した。
ねがいのいえも創業して15年が経ち、自分は傲慢になっていないかといつも振り返る。傲慢だったのはむしろ、創業から8年くらいだった気がし。今は前よりも謙虚になれた気がするのは、スタッフからたくさんのことを学んできたから。
理想を貫くためには妥協できないと思っていたから、スタッフにも強硬だった。しかし、正しい理論は必ずしもスタッフを正しい行動に導かなかった。理論武装は人の感情に受け入れられないことを学んだ。そして何よりも自分を変えてくれたのは、笑顔のスタッフが技術を超えた領域で利用者の皆さんを癒す姿に、自分も癒されたことだった。
正しさを貫いて人の感情をスポイルする過ちを若い中堅スタッフがしている時、それは自分も歩んできた道だと苦笑い。組織が一丸となって課題を乗り超えていけるように。そのシステムを残してあげることが、後継者への努めに違いない。それが出来上がったら引退も許されるだろうか?