いいことも悪いことも起きる当たり前の人生

5年越しの目標を達成し最重度の方を支えるホームを実現した昨年、開運の年になるかと思いきや、各部署の紛糾に振り回され苦労続き、最後は大赤字で経営の危機にまで陥り、振り返ると大凶だったのではないかとも思えて。

　ここ数日急にいい知らせが次々と舞い込み、まさに今が開運の入り口なのではないかと思える日々。今年は大逆転の年になり来年以降につながって欲しいところ。

　しかし、いい時もあれば悪い時もあり、そして年齢年代ごとに出会いと想い出があり、その時を思い出すと自然に口ずさむ歌があり。それもまた自分の人生。それこそが人生そのもの。

　自分の力で生活を組み立てられない方たちに、いいことも悪いことも起きる当たり前の人生を、忘れられない思い出の体験を、その思い出と結びついた歌を、重度障害の方たちの人生にその当たり前の経験が積める環境をわれわれは提供できているのか、

　いつも自分に問い続けることを忘れないのだ。

年に一度のこの季節

昨年中に完成するはずだった第2保育園、なかなか完成しないのはオリンピックによる職人不足のせいなのか、やっと看板も立ちもうすぐ完成です。

日本一の開発地域かと思うほどの勢いで新しい住宅の建設が進むこの街は、入園希望殺到中。この一年は保育園の運営に追われ障害のほうではもっぱら夜勤要員と化してましたが、グルホームの増設も計画通り進行中で、いよいよ家に帰れなくなってきました。
もともと流浪の生活だったのでそれがプライベートを犠牲にしているとは全然思わず、長年の夢がかなう喜びしかなく。

しかし、この夢ひとすじに看護学校まで通った自分だけが出来ることでは世の中の全てを支えることは到底できず。全ての人が支えられるように政治運動をして仕組みを作った全国ネットのレジェンドたちの功績がやはり凄まじく、今自分がこうしていられるのも彼らのおかげ。

年に一度のアメニティフォーラムを楽しみにしつつ、今夜も呼吸器の利用者と泊まっています。