のら猫の三文小説

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新しい子猫たち No.1820

2021-04-10 00:28:00 | 新しい子猫たち 
ここでカヨコファナンシャルの奴らは寄付してくれる人たちを増やそう、地域をもっと 活性化して富を増やそう、そうすれば寄付は増えると考えた。そして 既に地域活性化の事業をしていた香奈ファイナンシャルと近づいた。


香奈ファイナンシャルも元々高邁な理想ではなかった。本当はごっそりと入っていた香奈オフィスからの配当による利益のために税金をごっそりと払わないといけないので、仕方なしに手を出した事業で税金が減った。それで味をしめた。ただ少し上手くいくとより利益になった。レアメタル関係で香奈オフィスは儲かり、もっと配当が入ってきた、また出資していく事になっていただけだった。


ただこれを繰り返す内に 日本の各地で香奈ファイナンシャルの比重があがり、うかうかすると損は大きくなり、人も育てて大きな損にならないようにして そしてマタマタ地域での比重が増え、損にはならないようにしていると今度は個々の企業としては小さいけど集約するとデカクなった。香奈ファナンシャルは もう一つの銀行の出身者が多く、銀行上がりの奴らの考えに閉じこもるキライがあって、税務ゴロ主体のカヨコファナンシャルからみると ここを変えればゼニは残るとかも判り、変な形とは云え、協力関係は上手く行った


そしてリトルホワイト系の会社は元々利益が目的ではない。初めは前科者主体の事業が継続的に出来るようにしていたが、人も増やし、ごきげん党の奴らの支援主体となればそれで良かった。赤字では困るがガンガンと儲けようとはしない。第一そんなに儲けては選挙の役には立たない。


複雑な因果関係が奇妙に連携して地方を支え、それでカヨコファナンシャルの地域医療関係への出費が減ったのだ。元々地域医療関係での損を減らすのがカヨコファナンシャルの目的だった。


奴らは言わないが、地域医療関係を除けば 奴らの想定通り いやもっと 寄付はごっそりと入っていた。特に世界の金持ちからの寄付はドーンと増えていた。何よりも命が大切 は金持ちも貧乏人も差はない。エンゼルホープ病院の医療のミラクルさには磨きが掛かっていた。