コッソリート と猫のグランマの関係は、飼い主と飼い猫との関係ではなかった。むしろ友人同士としての関係に似ていた。香奈とコシロは、飼い主と飼い猫との関係ではあるがある意味同志的な要素もあって、コシロは香奈を励まし、勇気づけていた。
コッソリートには猫チャンネルが出来て、グランマの言葉、考え方がよく判った。その後猫語翻訳機のドイツ語版が出来たが、それはほとんど意味を持たない程、猫チャンネルは強くなっていた
グランマは、ネコスキーノを飼い主だけとは見ず、色々な事も言った。ネコスキーノも グランマの言う事は判った。ネコスキーノの作った、学園が、単に救貧対策の学校ではなく、子供の中の有望な点を伸ばす事が出来たのは、グランマが猫たちから見た生徒についての観察をネコスキーノが真摯に受け止めた事もあった
ネコスキーノの学園は、救貧対策の学校からヨーロッパでも有名な学園に変わり、ここの大学院大学で勉強した生徒がヨーロッパ中に分散して、ジブスイス財団がヨーロッパのジブ関係財団の司令塔となっていく原因の一つに グランマの示唆が大きく影響していた。
ジブは決して、ゼニがあるだけでヨーロッパで影響力を持ったのではなかった。こうしたジブ関係財団の存在も大きかった