古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

愛知県豊川市・船山2号墳

2017-04-01 08:28:15 | Weblog
愛知県豊川市上長山小南口原の細長い独立丘陵にあります。

全長42m、 後円部径21m・高さ3.3m、 前方部先端幅24m・高さ3m  の前方後円墳です。

墳丘の周りには周濠があります。

昭和34年(1959年)、南に開口する両袖型横穴式石室の発掘調査が行われています。
玄室の長さ2.3m、奥壁幅2.2mとほぼ正方形をしています。
金環、方頭大刀、鉄鏃、長頸鎌、刀子、須恵器 などが出土しています。




平成元年(1989年)には墳丘・石室の測量調査が行われています。

古墳時代後期・6世紀前半頃の築造と推定されています。


                       (手前が前方部)






                       (後円部)

近くにお住いの元日本史の先生だったという方が、山道をわざわざ現地まで案内してくださいました。

愛知県豊川市・念仏塚1号墳

2017-04-01 08:04:43 | Weblog
愛知県豊川市大木山の奥27-4の丘陵端部にあります。
シロキ精機工場の前です。

全長32m、 後円部径17m・高さ?m、 前方部先端幅12m・高さ?m  の前方後円墳です。

種類ははっきりしていませんが、墳丘に埴輪の配列がなされていたようです。
墳丘には葺石が施されています。


主体部については、どのようなものか不明です。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。




                       (奥が前方部)






                         (前方部)

念仏塚古墳群を構成しています。
日吉原台地上にある5世紀後半から6世紀初めにかけて造られた古墳群です。
前方後円墳3基を含む8基からなります。
東名高速道の工事で7基が消滅、今はこの1号墳が残るのみです。
工事に伴う調査で、5号墳から力士埴輪が出土しています。

昭和42年4月1日、豊川市(合併前の一宮町)の史跡に指定されています。