Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

まだ追加でシリウスRCAケーブルを作っている

2018年05月31日 | ピュアオーディオ
これまでに3セットのシリウスRCAケーブルを作成しました。アンプ間の為にイレギュラーな長さばかりでした。0.75m・1.25m・1.5m仕様と長さがそれぞれ違います。そのアンプ間専用になります。

今度は1m仕様で「CDP機~プリアンプ間」を作ってサブシステムを完成させたいと思う。取り合えず2セット作成しようとしています。現在その追加分の1セットを作成中、明日までには完成の予定。

1セットで使う本数が24本。この両端の「端末処理」の作業が大変です。こればかりはコツコツやらないと進みません。外皮剥き、メッシュ線と芯線のカットと合わせ、最後は1本毎に半田付け×48回をしなければなりません。その後「組み合わせ」をしてまた半田付け×16回。熱収縮チューブを各々3箇所×8本。更にケーブル合わせ(+-)をして熱収縮チューブ×4本。

ここまで昨日終わりました。これからプラグへの半田付け、外装スリーブ取り付け、半田付け部への「樹脂封止」、最後に方向性のマーキングとやって行きます。

口で言うのは易しいですが、実際にやるのは大変です。全くのオリジナルケーブルですので、自分でやらないと何も進みません。

メインシステムの性能を「ダウンサイジング化」でサブシステムに進めて来ましたが、ようやく出口が見えてきた感じです。今度は逆にこのラインケーブルをメインシステムに導入する事になりそうです。導入すれば更に上のサウンドとなる事は間違いありません。

6月はメインシステムへの展開がテーマとなって来ます。


新作「シリウスRCAケーブル」を装着しての印象

2018年05月30日 | ピュアオーディオ
新作「シリウスRCAケーブル」をプリ~パワー間で3セット使っています。昨日に引き続き「ファーストインプレ」の感想。



1)ケンソニックC200+P300+LE8T(20㎝フルレンジ)



アンプは約半年「活性化」実施、電源トランスが「抜けて来た」様な状態。・・・まだ幾分アンプの活性化が出来ていない分だけ「音の詰まり」を感じるが、この機種が一番音のバランスが良い。音数的にも音像的にもこの組み合わせが一番安心して聴いていられる。音の密度感が非常に濃く、ブックシェルフサイズでありながらフロアー型SPの様な鳴り方をして、余裕シャクシャクのドライブ感。パワーアンプのRchの音キレはほぼ治った。

2)EXCLUSIVE C3+M4+オルソン30㎝Wコーン型フルレンジ



アンプの活性化期間は約4ヵ月。音数はLE8Tを凌ぐがまだピーキーな音が出る。アンプの活性化度がまだ完全に不足している。出てくる音は「実在感」が有り、かなりリアルな音が出て来る。ここでも音の密度が上がったのを感じる。完全にフロアー型のサウンドになった。ケーブル交換でボリューム1クリック分「音圧アップ」している。

3)自宅システム(管球プリ+LUXMAN M-06α)+SP-707J+α



アンプの活性化期間は約3ヵ月。ラインケーブルを交換前はノイズがかなり小さくなって来て音楽がやっと聴ける状況にあったが、シリウスRCAケーブルに交換後「ブーン」と云うノイズが聴こえる様になった。アンプの活性化期間が不足してまだ対応できる状況にない。ノイズを出しながら聴いて見ると、SP間の間の音の埋まり方が緻密になり、音の密度が上がったのが分かる。こちらでも「音圧アップ」をボリューム位置で確認している。結果、「SPの存在が消えました」。SPユニット(特に#375)が鳴っていると云う感覚が消えました。やっと「オリンパスシステム」クラスになって来た。

総合的な「シリウスRCAケーブル」のサウンドは、ゴールドスターシリーズの延長線上にあるが、音数が別物クラスとなる。SPユニットの組合せ次第で「SPの存在が消える」サウンドが作れる。

1)スケール感が大きくなる(SPの存在が消える)
2)音数の増加・密度の増加で繊細感も増す。全体的な音自体がマイルドになる。
3)ソースの情報量に応じてダイナミックな躍動感が出る。
4)低域の延びとエネルギー感が圧倒的。
5)高域の延びも十分で「空気感」も秀逸。
6)音圧アップしている。

今回の3セットは、当該アンプの「活性化度」の度合いにより、効果の出方に差が有るが、「鳴らし込んで」活性化すれば確実にグレードアップしたサウンドとなる。

「シリウスRCAケーブル」はオリジナルで開発したケーブルです。一般の方がこのケーブルを直ぐに導入する事は「自殺行為」に等しいと思います。何故なら「伝送容量」が現在お使いのケーブルとのギャップが大きすぎて、下流側のアンプの方がパニックになります。ノイズが出て来るでしょう。「長い苦行」(ふん詰まり)になるでしょう。だからお勧めしません。「伝送容量」の小さい物から階段を一歩づつ上る様にグレードアップして行かないと使いこなせません。接続してから1年間は「アンプの活性化」をすると見ていますので1年がかりです。少なくともゴールドスタークラスで1年以上使い込まれたシステムでないと導入は難しいでしょう。

新作「シリウスシリーズ」RCAケーブル

2018年05月29日 | ピュアオーディオ
音質に関する不満はほぼ「ケーブル類」に有ると判断できる。機器とケーブル類は元々「一緒」に評価すべきものだと思う。ケーブル類が変われば機器の性能や質感・評価も変わる。

処で、皆さんがお持ちの一般のCDP(CDプレーヤー)でも、CDから99%以上の音を拾っていると推測されます。それがSPから出て来る音はどれくらいの%になっているか?考えた事が有りますか?

以前から「伝送ロス」と言う名で度々使っています。ケーブルの「伝送容量」を上げる様にケーブル作成で工夫を繰り返しています。その結果純粋なケーブルの「断面積」を上げて行くほど「音数」(情報量・空気感)が増えて行きます。質感もよりマイルドになって行きます。同じCDPで同じCDを掛けて比較して、ケーブルでロスしている事を強く認識しています。



上の写真は左から、
①一般的なRCAピンジャック・・・ホームセンターで¥300円程度で販売されています。
②こちらも一般的なRCAピンジャック・・・ホームセンターで¥1000円程度。
③当方制作のブルーカラーW線
④当方制作のシルバースターシリーズ
⑤当方制作のゴールドスターシリーズ
⑥今回制作したシリウスシリーズ(最高峰)

数字が大きくなるほど「伝送能力」が上がっています。「ケーブル断面積」も増えています。さすがに⑥のクラスになるとRCAやXLRのプラグに収める事が簡単ではなくなります。しかし、「音質」(サウンドクウォリティ)はダントツです。

ようやく⑥のサイズで作ればほぼ満足の行くサウンドになる事が分かった。後はどうやってRCAやXLRケーブルに仕上げるかだ。しかし、材料代が半端無く高く付く。そうそう簡単には作れない難易度と合わせて経済面でも負担が来る。取り回しも悪くなる。



これが今回の作成した⑥のRCAケーブル。既に同じものを3セット作成済。(昨日徹夜して2セット作りました) 1)ケンソニックC200+P300、2)EXCLUSIVE C3+M4、3)自宅システム(管球プリ+LUXMAN M-06α)の3か所で使っている。

次は「ソース機器」~プリアンプ間のケーブルになる。RCAソケット間が短いので上述のプラグは使えない。もっと小さいプラグで使える様に工夫しなければ・・・・。

シリウスRCAケーブル「試作品」の試聴

2018年05月28日 | ピュアオーディオ
昨日から5時間以上鳴らし込んでプラグの馴染みも出来て見たいですので、ファーストインプレをして見たいと思います。使用しているケーブル類は、前日のブログに記しています。

どんな点が変わって来たか?

1)超ハイスピードなサウンドになりました。
2)ハイスピードな分だけ「情報伝送量」が増えています。空気感が全く違う。
3)余裕の大きいサウンドですね。(スケール感他・・・落ち着きの有る音)
4)音色が細やかで艶やかになって来た。
5)低域の量感が交換前は「 LE8T < オルソン30㎝ユニット」だったものが「LE8T = オルソン30㎝ユニット」になりました。余裕のある音でソースに入っていれば更に出そうな予感。

不具合点・・・P300の内部で「パーツの活性化」が発生している様で、P300がビックリしていると云いましょうか?時々Rchの音が途切れます。しばらく鳴らしていれば正常化するでしょう。

今後、ソース機器からプリアンプ間も同じクラスのケーブルに交換して見たい。・・・ソース機器の情報量の限界が見え始めて来た様にも感じる。ゴールドスターシリーズからシリウスシリーズに交換しても「極端な変化」を感じない。ただ出ている音の「余裕度」(空気感)が完全に別物クラスに良い。

今回のケーブルでP300も活性化を始めているはずですが、初っ端からご機嫌なサウンドになって来ました。音量を上げても「うるささ」をほとんど感じない。「空気感」がまったく変わりました。重心が下がってオルソンSPが鳴って居る様に錯覚する。

P300が本当に活性化したらどんなサウンドになってくれるのか?・・・楽しみです。その前に、ソース機器やC3+M4のRCAケーブル・自宅システムのプリ~パワー間のRCAケーブルの最低4セットを作って見たい。現在ケーブル材を使い切って入荷待ちの状態・・・来週には入荷するでしょう。

追記:
5/26日、当方でオーディオ例会(オフ会)の当番の日でした。お仲間にこのLE8TとケンソニックC200+P300のサウンドを聴いていただきました。「フロア型SPの様に鳴っている・・・20㎝のユニット1発だけで・・・音数・質感が素晴らしく出ている(シンバルの音などリアル)」と云うご感想でした。皆さん高価なアンプやSPを沢山お持ちで、40年来の会の方です。

新最高峰RCAケーブル作成

2018年05月27日 | ピュアオーディオ
2日かけて「新最高峰RCAケーブル」1セットを作った。材料費が倍額になります。線材の「断面積」が単純に2倍以上になりました。まだ「試作品」の段階なので写真は有りません。



早速予定していたケンソニックC200+P300のアンプ間に使い試聴開始。


(矢印の付いたケーブル)

CDP(SONY CDP-D500)→(ゴールドスターRCA)→プリ(C200)→(シリウスRCA)→パワーアンプ(P300)→(シリウスSP)→SP箱内配線(シリウスSP)(LE8T)

赤字の部分がケーブルで、今回のケーブルは太字の部分になります。

接続して直ぐに「音数の増加」を感じました。音の出方が「シリウスクラス」のそのままの出方をしています。どの様な出方と云うと「圧力を感じない」(ピーキーに飛んで来る音が無い)音の出方をします。

まだ繋いだばかりなので、下流側のP300が対応出来る様になるには1年程かかると思っています。それでも繋いだばかりでこれだけの密度の有るサウンドを出してくれると嬉しくなります。

この実験は、基本的に「1年後の評価」を前提にしていますが、
1)CDP送り出し情報量の限界は有るのか?
2)ケーブル材の「断面積」を上げているが、アンプの方が対応出来る様になるか?
3)質感への変化は?

を聴いて見たいと思っています。繋いで1時間ほどで「艶やかさ」が以前にも増して出て来る様になりました。音の出方の方向としてはより「自然な」方向に鮮明に向いた様に思います。

7年ぶりに最高峰のケーブルをグレードアップ開始

2018年05月26日 | ピュアオーディオ
現在使っている各ケーブルの「最高峰」クラスのケーブルは7年前に完成した。それですべて揃えているのが3つのメインシステム。ケーブルの材料代だけで軽く○百万円は超えている。それにXLR・RCAプラグやヒューズ・電源プラグを加えるとその倍は軽く行っている。さすがにそれ以降、ケーブル類への投資は簡単に出来ない状況にある。

今年、サブスピーカーシステムを作ったのは、「次」を見据えての事。ようやく「次の最高峰ケーブル」を作成したくなった。前回7年前に何故しなかったのか?・・・物理的に「これ以上の太さは厳しい」処まで追い込んでいた。その上を行くと云う事は「バランスを欠く」様なケーブルになる事が予想できた。

サブスピーカー(オルソン30㎝フルレンジ・LE8Tフルレンジの2種)がようやく完成した。ユニット1個なので非常にシンプルなSPシステムです。これを使ってヒアリングしたいと思っている。

早速RCAラインケーブルの作成を開始した。使用する処はケンソニックC200+P300のプリ~パワーアンプ間に使うケーブル。今までは「ゴールドスターシリーズ」がRCAケーブルでは最高峰だったが、今回は「シリウスシリーズ」にする。(SPケーブルのみシリウスシリーズが存在)作成には2日程かかると見ている。ケーブル材の使用量が多く、端末処理や合わせ処理が大変です。

オルソンフルレンジとLE8Tの合体サウンド

2018年05月25日 | ピュアオーディオ


オルソンS-968 30㎝フルレンジとLE8Tシステムもようやく活性化した様で、先週の音とは格段に澄切った音がします。「琴線」に触れる音色やサウンドして来ました。単体のシステムでももう高域不足は感じられません。一般の方はこんなサウンドが出ればもう満足されるでしょうが、私にはメインのオリンパスシステムが有ります。こちらを聴くとグレードの差を歴然と感じます。

サウンドの違いの中で「SPユニットが鳴っていない」で音が面で出て来る感覚がメインシステムには有ります。これは「音変換ロス対策」で7SPユニットを同時に鳴らしているので「自然な音の出方」になるのだと思っています。この音の出方をサブシステムで出せないか?を模索しています。

上述写真の2セットを現在1系統のアンプで鳴らしています。接続はM4パワーアンプからオルソンSPに繋いで、さらにそこからバナナプラグでLE8Tに繋いで音を出しています。単体で鳴らしていた時よりメインシステムの音の出方に近づきました。音の厚みが加わり、質感もさらにきめ細やかになり一段サウンドクウォリティが上がっています。注意するのは「定位」と音の重心位置です。

2セット同時に1台のアンプでドライブした時の方が個人的にはしっくりきます。1台のアンプでドライブできるユニットの数は4個程出来ます。(それ以上はローインピになる可能性あり)更にユニットの数を増やしていきたいと考えて居ますが。置き場所の関係やユニットの「型式」(方式・・・コーン型・コンプレッションドライバー・ドーム型・リボン型・イオン型等)の異なるユニットを組み合わせて行きたいですね。


やっぱりJBL#4311は帰ってこなかった

2018年05月24日 | ピュアオーディオ


連休前に5セットのSPを仕上げ、「鳴らし込み」を2セット(JBL#4311・ALTECのミニモニター)完了して、GWはこの2セットを楽しむ予定にしていましたが、GW初日までにこの2セットはいなくなり、帰ってこない事になりました。#4311を貸し出したお客様からTELが有りました。一般のSPをお使いの方がこの2セットのサウンドを聴かれたら「戻れない」だろうと思います。



現在はオルソンの12インチ(30㎝)WコーンフルレンジSPとLE8Tシステムの2セットの「鳴らし込み」に入っています。鳴らし込むにつけてどんどん「潜在能力」が出てきている様で、先の2セットに負けない様なサウンドになって来ました。まだまだ伸び代がある見たいで楽しんで鳴らしています。

基本的に私の作るサウンドは「ハッキリ・クッキリ・スッキリ」したサウンドで、「ヌケ・キレ・ノビ」を感じられるように作成します。更にその次は「艶やかな音色」が出て来ます。その為にはユニットの「潜在能力」を目いっぱい引き出す様にします。外見は殆ど見分けがつかないですが、中身(箱内配線)とサウンドは別物です。使って見ればその違いが一聴のもとに判るでしょう。スケール感など20㎝SPで38㎝クラスの量感を出して来ます。音数も「伝送ロス対策」でケーブルを交換していますので、SP端子まで来ていた「情報」を殆ど消耗なしに出せる様になります。ただ言うは易く行うは難しです。非常に面倒くさい作業と地道な積み重ねが要ります。

「コロンブスの卵たれ」と思う

2018年05月23日 | ピュアオーディオ
オーディオ業界は1980年代の全盛時代「1千億円市場」と云われもてはやされた時代が有る。現在ではその1/10以下の規模にまで縮小している。

個人的には「規模」等にはあまり興味はない。「良い音質」で楽しみたいだけだ。雑誌で「洗脳」され、「機器偏重」主義のオーディオ業界において、「音質」に着眼しての取り組みは異様なものかも知れない。

袴やスパイクを履いたスピーカーに、「スピーカースタンド」としての理想的な姿を求めたり、SPケーブルも従来は+-線の2線式のケーブルしかなかったのに、プラスで1本・マイナスで1本方式で「断面積の増加」を考え、「伝送容量」を意識したり、SPの箱内配線の重要性を説いたりとしている。やっている事は「コロンブスの卵」で有ると思っている。

偏に音楽好きな方に「良い音質」で聴いていただきたいと願って、まず自分から変わらないといけない思っている。出している情報は「実践」すれば自ずと判るものばかり。ヒントだと思っていただければよいと思う。

出来るだけ自分がどんな技術やノウハウを持っていて、具体的にどんな所にどの様な対策をしているか?「実践」して書いている。その積み重ねで現在の自分が有る。オーディオは「どこを触っても音が変化する」ので、色々と自分で試している。このような実験は自分でも楽しいのでついついやり過ぎてしまう。以後も面白おかしく読んでいただければ幸いである。

30cmユニット用バックロードをどうするか?

2018年05月22日 | ピュアオーディオ
今年3月から4月にかけてスピーカーシステムの内部配線を交換したSPを5セット作成した。その時に集めたユニットや箱(エンクロージャー)がもう1セット分眠っている。



この箱はビクターのFB-5と云う2ウェイ機のフロントバッフルを「30㎝ウーハー」ユニット専用に作り直して有る。30㎝ユニットでバックロードホーンが使えると云う事で重宝な箱だ。



このバックロード箱に、前回紹介した「追加型スコーカー・ツィーター」を載せれば、JBL#4311をバックロードシステムで楽しむ事が簡単にできる。取り敢えず鳴らすSPには事欠かない。じっくりと時間をかけてゆっくりと仕上げて行こうと思う。



バックロードホーンシステムを行く行くは3軒目の家のメインシステムにしようと考えて居るが、現在はD208システムとサトリアンプとSONY局用MD機でMDを鳴らせる様にしている。将来的な事も含んで場所を変えて設置している。このD208システムは低域の方がチョッと弱いがヴォーカルは抜群である。夜静かにヴォーカルや室内楽等楽しむには十分な性能である。ちなみに「箱内配線」は当初から最高級品に交換済。嫌な音が出ない。