Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私の4つのシステムの「音質」の根源

2023年06月30日 | ピュアオーディオ

私の4つのシステムの「音質」の根源は、「ケーブル材」と「接続部品」・「ヒューズ」になると思う。人は「電線病」と云うのだろうが、そんな事を云う人は「科学的思考」が出来ない方だと思う。私が「ケーブル材」に目を付けたのは素朴な疑問から・・・。



オーディオ機器に使用されているケーブル材は本当に現状で良いのか?1970年代は扇風機に使用されている様な細いケーブル材がメインであった。1980年代後半になるとやや太めのケーブル材になって来て「音質アップ」したとの情報が出て来た。それなら、どのくらいの太さ(芯材の断面積)や材質など4Mを変えたらどう変化するのだろうか?



扇風機はモーターを回して「風」を送り出せば目的を達する。それに対して、オーディオ機器は「音」と云うものを使って、ソースから音を取り出して複製音を出し、「音楽」として楽しむ事で、目標が簡単には見えない。「音」と云うのは4Mが変われば直ぐに変化する。受け手の力量にもよるが、感性だけでも各人が変わる。もちろん経験でも変わって来る。オーディオには「本質を見抜く力量」が要る。



技術者には終わりがない。常に最高を目指して技術開発をして行く。他人の批判には謙虚さを持ち、理論的に対抗しうる原理を持つまでは謙虚さを忘れない。



ただ技術者も万能ではない。出会いの機会も必要であるし寿命もある。何処かで妥協して「音質アップ」活動を閉じる事も考えないといけない。オーディオの泥沼を抜け出して、「音楽を楽しむ」本来の目的に立ち返る事が大事だと思う。現在はそんな境地に建ったように感じる。


充実した老後の音楽三昧

2023年06月28日 | ピュアオーディオ

私の4つのシステムは「市販品に頼らない」手を加えたシステムです。メーカーオリジナルの「音質」や「サウンド」とは一線を画します。見た目だけでは音は聞こえて来ませんが、自分が使う分には「非常に厳しい」音質水準を課しています。午前中は自宅のメインシステムを主に鳴らします。このシステムの特徴は、「非常に柔らかいサウンド」です。一般のJBLのユニットのサウンドではないと思います。LE375+ゴールドウィングをドライブするのは特製のWE101Dppパワーアンプです。わずか1W/chの出力しか有りませんが、#375には十分なパワーです。このシステムを聴いていると、知らない間に眠ってしまう事が度々です。


午後は音楽部屋に出かけ、オリンパスシステムを聴きます。2時間みっちり聴いています。このシステムは「プレイバックモニター」的に使っています。ワルキューレの前奏など鳥肌が立つくらいの躍動感と音数の多さです。現在の部屋では、ボリュームを9時の方向までしか上げられませんが、音楽を楽しむには十分な音量を気兼ねなく出せます。


夜は自宅2階のD208システムで音楽を楽しんでいます。「お休みセット」ですので、音楽をかけっ放しで眠りにつきます。SP-LE8Tが眠ってしまっています。予備機ですからこれで良いと思っています。

こうやって、毎日が充実した「音楽三昧」な毎日です。「オーディオ三昧」な毎日から「音楽三昧」に移行して来ました。沢山のソースと楽曲を楽しんで行こうと思う。



自宅のメインシステムも楽しい

2023年06月27日 | ピュアオーディオ


朝食時から午前中は自宅のメインシステムを聴いて楽しんでいる。このシステムは「何時までも聴いていられる」サウンドです。飛んで来る様な音は皆無です。音のヌケ・キレ・ノビは抜群で、音のエッジが立っていますが柔らかく包んでくれます。その理由は、JBLのD130やLE375、175DLH、#2405、DECCAリボンツイーターのSPユニットも1級品を使い、20Kgトランス仕様電源と接続しているケーブルは全てNo1グレードにしています。No1グレードのケーブルはその太さも格別ですが、出て来る音も格別です。その太さ故、市販をためらって、「自分用」のシステムだけに使っています。


このマッキンC22仕様の自作アンプの内部配線もNo2グレードで配線しています。アース線1本もおろそかにはしていません。アース線1本をおろそかにすると、格下の音質に下がります。グランドラインですべての機器が繋がっています。以前このプリアンプをオリンパスシステムで鳴らした事も有りますが、「別世界」のサウンドを出して来ます。市販の100万円を超えるTr型プリアンプではSN比でも音質・音数・質感でもかないません。

私の事ですから、このプリアンプの「予備機」も作っていました。現在その予備機は近所のNさんに譲りました。そのNさんはマッキンC22レプリカを使っておられましたが、「予備機」を使いだしたら即C22レプリカはお払い箱となりました。Nさん曰く、「予備機」は5000CCクラスのキャデラックに対し、C22レプリカは軽自動車クラスだと云う事でした。


本題に戻りましょう。自宅システムで泣き所はSONYのアンプです。チャンデバのTA-4300Fと高域用のTA-3120です。この部分が最も音数の少ない部分です。それはメーカーオリジナルの内部配線や半田の質のグレードが低い点です。当時は分っていなかった、材料がなかったから仕方ないでしょう。

それでもNo1グレードの電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブルを使っていますので、目いっぱいの伝送をしていると思います。一般に知られているこのアンプの音ではないと思います。

サトリのアンプについて

2023年06月26日 | ピュアオーディオ


現在サトリのミニプリ+ミニパワーアンプを使ってD208システムを鳴らしている。このミニプリ+ミニパワーアンプはオリジナル状態ではなく、自分で「音質対策」をして、「自分用」に作り上げたアンプです。見てくれはオリジナル状態ですが、内部は「オンリーワン仕様」に改善しています。この小さいアンプで「音の厚み」を感じられ、深々としたサウンドが得られます。


齢を重ねて、大きく重いアンプやスピーカーを使えなくなったらこのシステムがメインシステムに変わるでしょう。私の装置は「見えない部分」にお金をかけています。一般的な見てくれとは次元の違う再生をします。

一般の「音楽好き」な方には山水SP-2005をお勧めする

2023年06月25日 | ピュアオーディオ

ヤフオクを眺めているとサンスイSP-LE8Tの人気ぶりが分かる。一般の方にも使い易いスピーカーであろう。自分もD208システムを持っていながらSP-LE8Tを入手した。私の場合は「音質対策」をして、一般に知られていない「潜在能力」を引き出す目的で対策して使う。ツイーターを足さなければならない・・・ひと手間がかかる。何もしないで使うなら同じサンスイでもSP-2005をお勧めする。


碁盤の上に載っているのがSP-2005です。Rの付いた格子のサランネットが作りの良さを感じさせる。今時こんな手の込んだサランネットを作るメーカーが有るだろうか?


30cmウーハーを基本とした5ユニットシステム。中・高域に複数ユニットを使って指向性を改善している。「聴き易く」作って有る。オリジナルの状態でJBL#4311よりも使い易い。「ピーキーな音」が出難い。私は音楽部屋のサブシステムで、イージーに音楽を鳴らしたい為に使っている。


1965年~1972年頃のSONYのアンプは難しい・・・

2023年06月20日 | ピュアオーディオ

メインシステムが出来上がって、サブシステム作りに励んだ2016年頃から「古い国産高級アンプ」遊びを始めた。アキュフェーズのC200+P300やパイオニアのC3+M4、ラックスマンのアンプ等を使って見た。その後、SONYのアンプに移行して来た。


SONYのアンプも使い出して5年程になるが、何せ50年前のアンプです。使うまでに「正常化」メンテナンスをしなければなりません。それが終わり使い出しても次から次にトラブルが発生し、維持するのも難しいアンプです。音質も私の気に入る処までは出ない様で肩透かしです。現在の私の耳(音質確認)では合格するのはパイオニアだけでした。

私のステレオは音楽を楽しむシステム

2023年06月18日 | ピュアオーディオ

最近は午前中に自宅のSP-707J+αメインシステムを聴き、午後は音楽部屋のオリンパスシステム、夜は自宅2階D208システムを楽しむ様なパターンになりつつある。私のシステムの特徴は「音楽を奏でる」システムになっている事だと思う。


どのシステムも表情豊かで朗々と鳴る。それでいて繊細で躍動感が有り、さざ波の弦楽器が有り、反応の良さが有る。趣味でブックセルフタイプのスピーカーの内部配線を交換して、軽く音楽を楽しめる様にしたシステムを20セット近く作ったが、どれもオーナーさんからのお便りや意見をお聞きすると、「音楽が流れる・・・」と云った評価である。


もう、自分用以外のステレオセット(SPも含む)を作る事も無いだろう。自分用も現在4セット有り、「減らす」事をやらなければならない。さすがに4セットのお守りは大変である。ただ、愛着のある(苦労して作った)システムで有るので、手放すのが惜しいのである。

オーディオマニアの方で、高価なシステムをお持ちだが、1週間に1回程度の使用頻度では、機器は劣化の一方である事をご存じない。毎日使ってやる事がその機器を長寿命にする。「音楽を奏でる」システムにするには、電源やケーブル類も含め「必要条件」部分をよく吟味して揃える事である。「玉石混合」システムの場合、「石」の方に音質は引きづられる。また、「玉」は磨かなければ光らない。

最近は「音楽」を楽しんでいる

2023年06月16日 | ピュアオーディオ

オーディオはもう卒業です。機器を触ったりするのはもう止めました。最近は「音楽」を楽しんでいます。毎日午後は音楽部屋に出かけ、メインシステムでCDやMD・DATを楽しんでいます。


10年以上かけて作り上げたシステムで、「音質」はこのシステムが最高レベルに有ります。部屋には恵まれていませんが、ニアフィールドでもうるささは殆ど有りません。


トランスポートのA730も特製水平ケースに収め、モーターの偏心を予防しています。ピックアップユニットも2年前に予備のピックアップに交換して、今後20年は十分に使える様にしています。


FMチューナーも「ノイズレス」で使えます。最近のFM放送の局の送り出し音質が非常に高くなっています。FM放送をMDに録音してもCDと遜色ない音質です。ただ録音する時は注意も必要です。録音された年代が1950~2020年と大きな幅が有り、その時代時代の録音技術で有ったり、SP・LP・モノラル・ステレオレコード、CD、デジタル録音と常に変化して来ています。同じ曲でも演奏者や録音技術が違うとかなり印象が変わります。


MD機は沢山購入して使ってきましたが、故障の原因が見えて来ました。電源部のコンデンサーの劣化が多いですね。MD機も1985年以降の商品ですので、もう既に30年以上も経っています。その頃使われたコンデンサーの寿命が来ています。安心して使うにはこのコンデンサーの交換をしないといけないでしょう。

やはりメインシステムは違う?

2023年06月13日 | ピュアオーディオ


自宅2階のD208システムで毎夜音楽を楽しんでいますが、時々物足りなくなって、1階のメインシステムを鳴らします。38cmウーハーとLE375のシステムのスケール感が違います。音の分解能や粒立ちの良さや「音のエッジが立っている」のにうるささがない「柔らかな」サウンドを聴くと安心してしまう。


自宅のメインシステムではチャンデバのSONY#TA-4300Fが「ネック機器」です。低域と高域のパワーアンプも本来の機器では無いが、現状のTA-4300Fチャンデバではここまででしょう。


高域用にストックしているGE6550Sパワーアンプ。オリンパスシステムの高域用にも使っています。ですから同じアンプを2台所有しています。


こちらが低域用のGE6550ppパワーアンプ。前述のGE6550Sアンプが5W/chに対し、こちらは20W/ch有ります。どちらも「内部配線」をNo2グレードの配線に交換していて、「化け物アンプ」になっています。もう10年眠ったままです。自宅で使うにはラックを交換しなくては置き場所を作れません。そうなるとTVが置けなくなるのです。

サンスイSP-LE8Tをどうしようか?

2023年06月02日 | ピュアオーディオ

自宅2階のシステムはD208システムがメインとなっています。現状のままではSP-LE8Tの活躍の場は有りません。SPスタンドを準備する予定ですが、同じ様にD208システムにも配置する予定ですのでその差は埋まりません。



SP-LE8Tにツイーターを追加しないと対抗できないでしょう。DITTON15に採用されているツイーターを使っても良いかな?・・・他にも数種類のツイーターを所有しているので色々聴き比べて遊んでみたい。以前買っておいた枡形箱の所在が不明で探しています。