二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「文鳥・夢十夜」夏目漱石  (新潮文庫)

2010年08月14日 | 夏目漱石
見栄をはっても仕方ないから正直に書こう。 漱石について、である。 本人は夏目漱石を大いに尊敬し、愛読者のひとりのつもりでいるし、そんなことをだれかに話したり、どこかに書いたりしているけれど、じつはたいして読んではいないのである。 新潮文庫の目録でいうと、「虞美人草」「彼岸過迄」「二百十日・野分」は、いっぺんも読んだことはないし、読みたいと思ったことも、ほとんどない。「三四郎」「それから」「門」の三 . . . 本文を読む
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晩夏、そしてクロアナバチ

2010年08月14日 | Blog & Photo
昨日はお盆の行事のため、午前中はつぶれてしまった。妹たちの供養料もあずかって、お寺さんへ挨拶にいき、ご先祖さまをつれて帰る日だからである。 父親が建立した墓地には、祖父と祖母が眠っている。 親戚も挨拶にやってくる。 裏庭の木立のなかから、アブラゼミやホウシゼミの声が喧しい。 4、5日まえからは、気の早いコオロギが鳴きはじめた。 敗戦の日15日あたりを境にして、北関東は「晩夏」という季節をむかえる。 . . . 本文を読む
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