ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

相棒17 第6話「ブラックパールの女」

2018-11-22 07:39:33 | 相棒シリーズ
相棒17 第6話「ブラックパールの女」

 とある日、右京と冠城は連城弁護士から連絡を受ける。聞けば手玉に取り命まで奪う「平成の毒婦」、連続殺人犯の遠峰小夜子が、彼女にまつわる刊行物を巡って、連城が顧問弁護士を務める出版社に対して民事訴訟を起こしており、その和解を検討する条件として「刑事と話がしたい」と言っているという。

 2人は小夜子から話を聴き、記事の間違いを立証してくれる人物として、同じ飛行機に乗っていたバイオテクノロジーの権威・谷岡の名前を挙げるも、谷岡は既に浴室で亡くなった後だった。加えて小夜子は、谷岡が女性へのお土産を気にしていたことを話すが、谷岡の妻はお土産などもらっていないといい・・・

感想
 あぁ、うん、はい・・・ってな感じだった第6話。遠峰小夜子登場編といった感じで、ちょっと大人しめかなと。

 小夜子の出番はこれだけに留まらないようで、多分年末か、シーズン17の最後あたりにまた出てきて、冠城くんが惑わされて大変なことに・・・という展開になるんですかね?いくら青木がいるとはいえ、退場して欲しくは無いのですが・・・あと「ダークナイト」についてはあまりにも唐突過ぎたことが問題だと思ってますが、だからといって伏線を張っておけば「相棒」が何かしらの事件を起こしても良いというわけではなくてですね?(汗。

 小夜子に関する刊行物の間違いを正そうとしていたのが、あれよあれよという間に谷岡の死の真相に迫ることになっていた今回の事件。
 事件そのものは谷岡夫妻間のすれ違い、会話不足といったところですが、今回の事件で恐ろしいのは小夜子が特命係を「使って」事故として処理されるはずだった事件を暴き出した点ですね。真実を明らかにしたいという正義感から来る行動ではなく、犯人には「勘違いで死なせてしまった」という、より深い傷を負わせる結果になり、より一層の破滅をもたらそうとしている点が恐ろしいです。

 ただ、犯人も犯人で、殺すつもりでドライアイス仕込んでおいて「あれくらいのことで、本当に意識がなくなるかどうかわからなかった」「湯船に沈んでいる谷岡を見た時は本当に驚いた」と言っていたのには呆れました。人一人殺しておいて何を言っているんだと。勘違いは悲しいものですが、「死ぬかどうか分からなかったけど、とりあえずやってみたら死んだので驚いた」的な言い草は同情の余地が無いですね。

 
 塀の中でありながら、言葉巧みに特命係を誘導。隠されるはずだった真実を暴き出した一方で、更なる破滅をもたらした小夜子。彼女にしてみれば、自分がちょっと情報を与えるだけで簡単に動いてくれるのだから、これ以上「使える」駒は無いでしょう。右京さんたちも、事故ではなく事件の可能性があると知っていながら動かないわけにはいきませんしね。
 思っていた毒婦のイメージと違う、ということで冠城くんが興味を抱いているっぽく、怪しい雰囲気ですが、そう簡単に手玉に取られるもんですかね・・・?

 何もかもが小夜子の思い通りになるわけではない。その言葉どおりであってくれれば良いのですが・・・ともあれまた次回。次回は特命係に亀が来ます!・・・愛称ではなくマジモンの亀ですが(笑。
コメント