ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

仮面ライダーフォーゼ 第27話「変・身・却・下」

2018-11-21 07:15:14 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーフォーゼ 第27話「変・身・却・下」

 平和な春休みを過ごす仮面ライダー部。しかしその裏では鬼島が「地獄大喜利」と題して「自分を笑わせることが出来たらゾディアーツスイッチを与える。負けたら魂をもらう」というゲームを行っていた。鬼島から誘われてその現場を目撃した流星は、一旦姿をくらました後でメテオに変身し、鬼島=キャンサー・ゾディアーツと戦闘。
 戦いの最中、メテオの攻撃で怯んだキャンサーは撤退・・・したかに見えたが、それはメテオの正体を暴くための作戦だった。鬼島に見られているとも知らずに変身を解除してしまった流星の運命は如何に・・・



感想
 これまでも何度か「もうちょっと隠れた方が良いのでは?」と思う場面はありましたが、今回はとうとう油断がたたって変身解除シーンを目撃される羽目になった流星。

 しかも相手がよりにもよって鬼島。「地獄大喜利」と題して行われる、生体エネルギーを代償としたえげつないゲーム、戦闘中にも関わらずよく回る口、一旦姿をくらましてメテオの正体を暴こうとする狡猾さ、メテオやフォーゼ・マグネットステイツの攻撃をものともしない屈強な装甲、そして遂には自力での超新星への覚醒・・・フォーゼの登場人物は誰も彼もが濃い目ですが、そんな中にあっても一際印象に残っているのがこの鬼島=キャンサー・ゾディアーツでした。メテオの変身バレの件も覚えているあたり、放送当時も印象的なシーンだったんだなと。

 正体こそバレてしまいましたが、流星のことをいたく気に入っているため、事情があると察してしばらく黙っていてくれていることに。メテオだと知って尚仲間に勧誘する鬼島も懐が深いというか。一応師匠筋にあたるリブラとの仲も決して良くは無いですから、彼が知りたがっているとしても教える義理は無いと思っていたのでしょう。もし良好な関係を築けていれば、あるいは・・・?
 にしても、腹も据わっている頭も冴える、そして「嘘つき」。流星の本性をきっちり見抜いているあたり、さすが観察のプロだなと。リブラ=速水校長は自分の扱いの軽さを嘆いてましたが、そりゃこんな男がいたらねぇ・・・

 
 で、流星が大ピンチに陥っているとは露知らず、弦太朗たちは如月家でユウキお手製の「宇宙鍋」を堪能・・・堪能?することに。色というか見た目というか、そこに納豆が加わってミスマッチかと思えば、賢吾は「超ひも理論か・・・この宇宙鍋、深いな」とか言い出すからベストマッチかもしれず・・・

 ここで弦太朗の両親が、弦太朗が小学3年生の時に交通事故で亡くなっていたこと、バイクのメンテナンスを担当する祖父についてあちこち回ったこと、「友達作れよ弦太朗!友達がお前を救ってくれる!」という父の言葉が今の弦太朗を作っていることが明らかに。
 「心が通じ合ったとき、相手もマジで笑顔になる。その顔が見たくて俺は友達を作るんだ」と語る弦太朗でしたが、「君はまだ、友達の重さをわかっていない」と流星は弦太朗を連れ出して戦うことを諦めて、単身鬼島のもとへ向かう流星がまた寂しい・・・
 にしても、両親の死をサラッと言ってのける弦太朗・・・彼の中では整理がついていることなんでしょうけども、そういったことを一切感じさせない明るさが凄いですね。

 
 流星の異変にいち早く気づいた友子のおかげで、何とか生き延びた流星。キャンサーが超新星に覚醒する中、次回遂にピカチュウ・・・もといメテオストーム登場!まさか翌年の2号ライダー強化も青と金(黄)だとは思いませんでした。
コメント