ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」を見て

2021-04-28 07:34:17 | 仮面ライダーゼロワン
 昨年末に公開された「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」を見ました。短編のセイバーは…本編との絡みがあれば、本編の感想記事中で書こうかと。

 さて本作を一言で言い表すのならば「コレが私が見たかったゼロワン」でした。
 予告でもチラッと映っていたゼロワンとゼロツーの共闘がとにかく熱い!滅亡迅雷.net、AIMS、サウザーの共闘が熱い!エス=仮面ライダーエデンにまつわるドラマも素晴らしい!相変わらずメタルクラスタホッパーが頼もしい!ヘルライジングホッパーマジ怖い…と、終始見所盛り沢山でした。ゼロワンを見続けていて良かったと、そう思える作品に仕上がっていて嬉しかったですね。

 ゼロワンとゼロツーが共闘に至った経緯はぜひ本編を見ていただくとして、テレビ版では対立することの多かったライダーたちが共闘する様は熱かったですし、基本シリアスなムードが続く本作において発せられた「ゴリラー!!」の叫びは忘れられません(笑。バルキリーのバイクシーンもカッコよかったのですが、映画の時点で変身できるフォームがいずれもスピード・空中戦を得意とするフォームのバルキリーがバイクに乗る意味は…?と思ってしまったのも事実です(汗。

 メタルクラスタホッパーは諸事情によりゼロツーに変身出来なくなった際に登場するのですが、単なる場つなぎではなく、きちんとエスの特性に対抗するために変身したのが非常に印象的でした。初変身時、クラスターセル(メタルのバッタ)により敵の装甲を食い破るかのように破壊していたのを彷彿とさせる活躍っぷりでした。「蝗害」をモチーフにしていると思しきフォームならではの活躍だったかと。あと相変わらずの防御力も健在で、完勝とまではいかなかったものの、終始特性を生かして戦っていたので大満足です。

 そしてヘルライジングホッパーは…いやー怖かったですね…あんなに見ていて痛々しい仮面ライダーもそうそうないと思います。メタルクラスタホッパーとはまた違う制御不能っぷりが、短い出番ながらも嫌でも印象に残ります。


 ドラマの方も、エスの過去やその目的は当初想定していたものと全く違っていましたし、良い感じにまとまっていたかと。エスを知る謎の女生徒の関係性こそ何となく推測できますが、エスの目的を知った時は一部の人同様「やられた!」と思いました。
 エスは或人たちの前に立ちはだかる強敵ながらも、それだけに留まらず戦いに賭ける覚悟や背負っているものを知ることで、より魅力的なキャラクターになっていったと思います。そんな彼を倒すのはしのびない…と思っていたところへのアイツの登場。見た目こそ似ているものの、背負っているものが全く異なるアイツ。登場そのものには驚きましたし、ゼロワンとゼロツーを相手取るあたり強いっちゃ強いんでしょうけども、どうにも小物感が拭えなかったですね。とはいえ、或人たちが心置きなく倒せる相手として、良い役割を果たしてくれたと思います。


 といった感じで満足のいく出来栄えだった劇場版ゼロワンでした。でも100%の件いる…?
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第45話(最終回)「ソレゾレの未来図」

2020-08-30 09:42:10 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第45話(最終回)「ソレゾレの未来図」

 激突する或人と滅。人間とヒューマギアの争いによる悪意の連鎖は留まるところを知らない。
 唯阿が迅の知能だけでも修復しようとしている中、或人は自身の悪意を止められるのはただ一人、滅だと信じていた。或人が信じた滅は或人のアークドライバーを破壊。そして今度は自身の命を懸けて、滅に心を教えようと立ち上がり…

感想
 まーた新しいプレバン商品っぽいの出すんだから…と思ったけど「リアライジングホッパー」とかめちゃくちゃカッコいい名前だからOK!

 滅と決着をつけようとしていたかに見えた或人でしたが、ゼアを通して其雄から「本当の強さとは力が強いことではなく、心が強いこと」だと教わり、再び「ゼロワンドライバー」を手にしており、彼に自身の悪意を破壊させるために勝負を挑んでいたと。
 或人も滅も、互いに家族を奪い、奪われた者同士。故に全力でぶつかり合い、互いの想いの丈を全力でぶつけることが大事だったのでしょう。想いを全て吐き出し切った或人と滅に最早悪意はなくのは、あるのは怒りも憎しみも、笑いも喜びも全てを内包した「心」だけだったんでしょうね。
 
 信念を抱けば誰でも社長になれ、誰かを守ろうと立ち上がる時は人もヒューマギアも関係なく仮面ライダーになることが出来る一方で、そしてアークにもなってしまう。ヒューマギアとの未来はまだまだこれから、ゼロから踏み出して一歩を踏み出したばかり。その一歩を間違えれば新たなアークが誕生する可能性も十分にあるでしょう。
 課題は山積み。新しいイズにも教えなければならないことは山ほどある。元のイズと同じ関係を築けるかどうかも或人次第。彼らの新たな物語が始まる一方で、エデンドライバーの存在やエスなる怪しい存在も現れて…あちらは冬映画の敵でしょうか。


 というわけで最終回を迎えた「仮面ライダーゼロワン」。思えばイズの可愛さに魅了されてからもう1年ですか…早いもので。
 味方も敵も最高に盛り上がった1話に始まり、感動的な誕生だったシャイニングホッパー、父を超えた冬映画、強敵サウザーの登場、群体の恐ろしさを見せつけたメタルクラスタホッパー、超カッコいいてんこ盛りのランペイジバルカンの活躍などは今でも記憶に新しいです。
 そして最終回に出てきた「リアライジングホッパー」。見た目こそライジングホッパーと同一に見えますが、夢に向かって飛び立った或人が、その夢を実現させるために一歩を踏み出した姿、といった感じでとても良かったです。

 ストーリーも終盤にかけては予想できない展開の連続で驚かされっぱなしでしたが、そこに至るまでの経緯については、ちょっと首を傾げてしまうところは否定できません。
 「垓がアークに悪意をラーニングさせた件はどうなったの?」
 「垓の飛電インテリジェンス愛は、お仕事5番勝負中にも垣間見せて欲しかった」
 「雷にもうちょっと出番が欲しかった」
 「人間側の悩みをアイちゃんに委ねすぎでは」
 「飛電製作所の可能性をもっと見せて欲しかった」
 「ゼロツードライバーの製作をもっと丁寧にして欲しかった」
 などなど…欲を言い出せばゼロワンに限らずキリがありませんし、諸々の事情もあるかとは思います。ただ、それでも願わずにはいられないですね。
 特に垓周りはもう少しフォローが欲しかったです。メタルクラスタホッパー登場後、戦闘で垓(サウザー)が負けることがあっても、結果的に垓有利な状況になっていることが多かったですし、「勝ったのに負けてる」「悪いことをしているのにまかり通っている」という、どこかモヤモヤした感じは否めなかったかなと。まぁ、これも「常に勧善懲悪では終わらない」ことを表していて、ひいては「人間の悪意」をラーニングさせるための一環だったのかもしれませんが…

 そして最終回。「人間とヒューマギアの共存は可能なのか?」という世間的な状況は第1話の頃と大差ないように思えます。全く変わっていないというわけではないにしろ、その変化は微々たるものかと。ですが、その微々たる変化を起こすにも様々な事件や衝突がありました。
 「一歩踏み出す」というのは言葉にすればたやすく、実現するには難しい。踏み出したものの後戻りしてしまうこともあれば、踏み出せずに立ち止まってしまうこともある。「夢に向かって飛び立つ」ためには、もっと大きく、何歩も踏み出さなければならない。その難しさと大変さを描いていた作品かなと。

 個人的にイズの復元は…どうなんでしょうね…仮面ライダーW最終回のフィリップ復活にも似たような感じがしますが…迅とイズを失ってなお歩いていく様も見たかったなという思いも無くはなく…フィリップと違って記憶が全く無い、見た目だけはイズというのが…うーん…うーん…でもまた或人とイズのコンビが見られて嬉しいのもあるし…せめて「イズ」という名前でなければと思わなくもないけど、そうするとあの姿で復活させた意味が…


 不満点もありましたが、何だかんだで楽しめた作品でもありました。早くも令和2号ライダーのセイバーが果たしてどうなっていくのか気になりますが、ひとまずゼロワン、1年間お疲れさまでした!しかしCMを「もう1回!」は不意打ちすぎます(笑。
コメント (4)

仮面ライダーゼロワン 第44話「オマエを止められるのはただひとり」

2020-08-23 09:30:19 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第44話「オマエを止められるのはただひとり」

 滅は飛電或人を、全ての人間を滅ぼすと宣言し、各地でヒューマギアたちによるストライキやデモが勃発。与多垣はヒューマギアを破壊しようとするが、それではますます人類との全面戦争は避けられない。
 それを避けるべく諫と亡が或人を、雷が滅をそれぞれ止めようと試み、唯阿もまたヒューマギアのデモの現場に現れて…

感想
 今回のアイちゃんの役割、シェスタが担っても良かったと思うんですけど…というか、誰よりも福添さんの近くにいたヒューマギアであるシェスタが言うべき言葉だったと思うんですけど…今更ですけど、アイちゃんに人間関係全部任せるのやめよう…?まぁ、その後活躍の機会があったから良いですけど…

 さて今回は人類とヒューマギアの全面戦争一歩手前まで来てしまいました。或人はアズを呪いつつ「もう元には戻れない」「放っておいてくれ」と諫や亡を突き放していました。そんな或人の心をこじ開けるべく、亡の意志を受け取った諫は仮面ライダーオルトロスバルカンに変身!オルトロスは双頭の犬だそうですから、諫と亡の意志が込められた変身に相応しい名前ですね。アサルトバルカン以上に無理のある変身だったようで、ボロボロになりながらも、それでもゼロツーの予測を一瞬でも上回り喰らいつく様はカッコよかったです。

 諫「たち」にヒューマギアを信じさせてくれたのは他でもない或人。唯阿もまたヒューマギアを道具ではないと思うようになり、体を張ってヒューマギアのデモを食い止めていました。福添副社長もヒューマギアに命令するのではなく、信じて欲しいと懇願し、その想いにシェスタも共感して土下座するあたり、彼女もシンギュラリティに達したのかな…

 ヒューマギアは人類の夢であり、ヒューマギアは人類から心を学んだ。そのことは理解している。しかしそれでも或人と滅の歩みは止まらない。或人はアークワンに、滅はゼツメツドライバーとアークスコーピオンキーを用いて変身…さてここからどうなるのか…次回予告にゼロワンが登場しているところを見ると、最後は「仮面ライダーゼロワン」で締めるのかな。
 或人が言った「俺たちは仮面ライダー」というのは、どういう意味を持つのか。其雄さんがゼアの中に出てきたということは、人類とヒューマギアが共に笑顔になれる未来のために戦うのが仮面ライダーだと、或人に思い出させてくれたのでしょうか。
もしくは「仮面」を被り続けていくことを選ぶとか。互いに互いを許せないけど、その感情を仮面の下に押し込めて平気な顔をして過ごしていくとか…

 次回遂に仮面ライダーゼロワン最終回。人類とヒューマギアは共存の道を歩めるのか…
コメント (4)

仮面ライダーゼロワン 第43話「ソレが心」

2020-08-16 09:30:36 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第43話「ソレが心」

 イズを壊した滅に対する復讐心。その悪意こそが或人を仮面ライダーアークワンに変えた。人類とヒューマギアが争い共に滅びる、それがアークがくだした最後の結論だという。一方「悪意があるのは人間だけなのか」と滅に問いかける迅だが、迅は震えながらそれを否定する。
 アークに操られている或人を止めるために諫、唯阿、垓は共同戦線を張るが「ほっといてくれ、これは俺と滅の問題なんだ」と去っていく或人を見て、本当にアークに操られているのかと疑問を抱き…

感想
 黒と白のゼロツープログライズキーを見た瞬間「またプレバンか!?」と思った第43話。あ、アークドライバー予約しました(笑。

 さて今回は或人救出のために垓、諫、唯阿が共闘!短かったですが、ここまで来るのに長かったですね…しかし垓はドライバー自体を壊され、諫と唯阿はチップのデータを破壊されたために変身不能に。それでもサウザンドジャッカーで戦闘データをちゃっかり回収しているあたり、さすが負けてもただではやられない男・天津垓。お仕事五番勝負やら、メタルクラスタホッパーに敗北していた時も何だかんだでしぶとかったですからね…

 悪意は人から人へ、人からヒューマギアへと感染する。或人と滅の戦いはいずれ人類とヒューマギアの戦争に繋がり、それを回避するためにはイズを修復するしかないが、ゼロワン計画の根幹に関わっていたイズにバックアップは存在しない…或人がイズとの思い出を振り返るシーンがありましたが、最初のイズって気持ち声若干高めだったんだなぁ…何だかんだで1年は早いもので。
 
 アークは誰の心にも宿る。それは或人も例外ではなく、くだらないギャグを飛ばす飛電或人はどこへやら、今回は終始鬼気迫る雰囲気があふれ出していました。それでいて無闇やたらに手を出すわけではなく倒すべき敵をきっちりと見据えていたり、「俺の秘書はお前じゃない!」とアズを強く否定したりと、冷静さも残しているのが怖いです…垓も分析していましたが、自分の意思でこの行動を起こしているってのがね…


 人類の悪意を滅ぼすまで戦うのが仮面ライダー滅。しかし戦えば戦うほど、人類の悪意は滅に向かうでしょう。それこそ、滅が人間を滅ぼすか、人間が滅を滅ぼすまで悪意の連鎖は止まらない。その戦いにどちらかが勝利し生き残ったとしても、そこで悪意が途絶えるとも限らず…
 そんな中始まった或人VS滅。前回暴走したヒューマギアを元に戻すためにプログライズホッパーブレードを使っていたというのに、今回は容赦なく攻撃を加えていました。そして一切の容赦なく10の悪意をインストールしたパーフェクトコンクルージョンを叩き込む様は恐ろしすぎます…これが主役ってマジですか…

 その戦いに割って入った迅は、滅が芽生えた心に動揺していることを察し「たった一人のお父さん」を守って散っていきました…かつて或人が父親でありヒューマギアでもあった其雄に助けられたのとは逆のシチュエーションですね。親を失う子の辛さ、大切な家族を失う辛さを身をもって知った或人にとっては、自身がしたこととはいえ見るに堪えない光景だったことでしょう。それも、自分を信じて色々と協力してくれた迅を手にかけてしまったとなれば猶更。
 或人の心がどんどん壊れていく一方で、アズは今度は滅に黒と白のゼロツープログライズキーを渡していました。最後に同様のプログライズキーが沢山出てくるのがまさに「悪意の連鎖は止まらない」「誰の心にもアークは宿る」ことを意味しているようでした。


 止まらぬ悪意の連鎖。そんな中、次回予告で「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」とお馴染みの決め台詞を発する或人。或人が止めるのは滅か、それとも己自身か。如何にしてこの戦いを終わらせるのか…
 次回、新たなバルカン登場!?またか!またプレバンか!?あ、亡と再び一つになった諫がジャパニーズウルフのプログライズキーを使って変身!って可能性もあるか…?
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第42話「ソコに悪意がある限り」

2020-08-09 09:36:30 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第42話「ソコに悪意がある限り」

 充電中のイズはアズによってアークのシミュレーションを見せられる。そこで滅は人類滅亡を掲げて仮面ライダーアークワンになり、イズはアズから「大いなる悪意が生まれた時、アークは再び蘇る」と教えられた。果たしてその夢が正夢だと言わんばかりに、目覚めたイズやヒューマギアたちのもとに、滅はヒューマギアたちに人類滅亡を呼び掛けた。
 イズは1人で滅を説得しに向かうが、説得もむなしく駆けつけた諫と唯阿との戦いが始まってしまい…

感想
 OP前の解説が飛電インテリジェンス社長時代の物に戻っていましたが、当時とは状況が違うわけですし、もうちょっと変えても良いのよ…

 さて今回は新たにZAIA本社の与多垣ウィリアムソンなる人物が登場。垓に責任を取らせるべく、彼を社長ではなくサウザー課の課長に就任させ、自身は後始末に当たることに。更にこれまで迅に指示を出していたのも与多垣であることが判明。彼の目的もそのうち明らかになるのでしょうか。

 滅と争う必要は無いと訴えるイズや迅。或人もその気持ちは同じであり、久々にプログライズホッパーブレードの暴走抑制機能を使ってくれて嬉しかったです。
 心なんて必要ないと言いながら、心から人類滅亡を望んでいる。滅の矛盾を指摘し、彼をまっすぐ見つめるイズ。本当に滅に心が無ければ、「そんな目で俺を見るな」と苦しそうな顔をすることは無いでしょう。しかし滅の攻撃はイズを貫き、イズは滅もいつか笑える日が来ると信じて、散っていきました…
 最後まで社長秘書であろうとして、いつものポーズを取るのが何とも健気でした…加えてシャイニングホッパー誕生時まで遡りますが、イズのようにゼロワン計画に深く携わったヒューマギアはバックアップが存在しません。なので壊れたからといって他のヒューマギアのようにキーで複製…というわけにもいかず。

 人類の悪意を滅ぼすのが滅の願い。戦い続ければ滅がアークになる…と迅たちは推測していましたが、何と滅と諫たちが戦っている間に割り込んできたのが他でもない、仮面ライダーアークワンでした。アークゼロとは比較にならない力で周囲のライダーを一掃したその正体は何と…いやはや、まさかまさかの展開に驚かされっぱなしでした。
 てっきりアズによって無理やり変身させられた姿かと思いましたが、プログライズキーを手に取ったのは彼自身の意志である様子。滅もいつか笑える日が来ると信じていた一方で、イズを滅ぼされたことによって悪意が生まれたのもまた事実だったのでしょう。傷心の或人の前に、イズとそっくりの姿で現れるのが性質が悪すぎる…

 或人はヒューマギアと笑いあえる日々を望んでいるのに、胸の内に眠る悪意は止められない。戦えば戦うほどイズと願った夢から遠ざかることを知りながらも、滅を許せない。滅を倒したとしても、それは自身とイズの夢を否定することに他ならない。矛盾する気持ちを抱きながら、仮面の下で泣き、苦しみながら戦う或人は一体どこに向かうのか。
 ヒューマギアとの未来を信じた姿がゼロツーならば、滅を許せないという悪意の結晶がアークワン。果たして或人はどちらになっていくのでしょうか…この感じ、ソウゴがオーマジオウになるかならないかのハラハラ感と似ているようで違う、怖さがありますね…
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第41話「ナンジ、隣人と手をとれ!」

2020-08-02 09:30:17 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第41話「ナンジ、隣人と手をとれ!」

 ゼロツーに敗北したアークだが、衛星がある限りアークは不滅。アークは都市機能をハッキングし、単独で人類滅亡へと乗り出した。
 一方で待機を余儀なくされていた滅亡迅雷.netのアジトに乗り込んだ迅は、飛電或人ならばアークを超えられる、アークはヒューマギアを利用しているだけだと滅たちを説得しようとするも、意見は分かれ・・・

感想
 ところで最近アイちゃんの出番がありませんが、もしかして諫、唯阿、垓の人間関係を変えるためだけに出てきたとか、そんなことないですよね・・・?

 さて今回はアークが都市機能をハッキングしたことにより都市は大混乱。これも前回のイズの予測にあったことですが、さすがにあの短時間でゼロツー構築と都市機能ハッキング防止の手立てを考えるのは難しかったのでしょう。
 前代未聞の困難に立ち向かうために、或人は人とヒューマギアが再び手を取り合うことを提唱。その想いに福添さんも素直に或人を社長として認めてくれたのが嬉しかったですね。仕方なく、ではなく心から或人を社長として慕っているのが伝わってきます。
 
 そんな中、ヒューマギアも滅ぼすことを決めたアークを前に、滅は遂に己の意志を認め、アークを超えるために或人と共闘!・・・ラスボス相手に主人公の最終フォームと共闘するライバルキャラの初期フォームとは一体。その前にも本気を出せないとはいえ迅を変身解除に追い込んでいましたし、やっぱすげぇよ滅は・・・ただ、共闘こそすれ、人類が存在する限りヒューマギアに安息は無いとして、今度は自分の意志で「人類滅亡」を語り始めてしまうことに。アークは雷により滅びたかと思えば次回アークワンなるのが出てきますし、アークはもちろんのこと、滅とは如何にして決着をつけるのか。単に倒して終わりでは、ヒューマギアたちは納得しないかもしれませんし。
 ところで今回の共闘シーンでゼロツーがプログライズホッパーブレードを使っていました。これまではメタルクラスタホッパーの制御役としても必要でしたが、ゼロツーではその役割は無いでしょう。でも、だからといって必殺技前に放り投げるのはなぁ・・・武器を放り投げるのは今に始まった話ではないですが、プログライズホッパーブレードはもうちょっと大事に扱って欲しいです。
 

 にしても、今回の都市機能ハッキングやヒューマギア絶滅はアークの意志ですが、そもそもの責任を考えるとアークも被害者だし、救う手立てはないかなぁと思わなくもない今日この頃。新たなライダーが9月6日から放送開始とのことですから、残すところあと僅か。
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第40話「オレとワタシの夢に向かって」

2020-07-26 09:36:43 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第40話「オレとワタシの夢に向かって」

 アークにゼロワンドライバーを奪われ、ゼアも滅ぼされ、絶体絶命の危機の状況下においても、或人は「叶わないって決めつけたら、どんな夢だって叶わない。絶対に叶えられるって信じるんだ」とアーク打倒のために立ち上がる。
 だがイズが垓に協力を願い出ている最中、飛電製作所に雷を乗っ取ったアークが攻め込んできた。迅の抵抗もむなしく飛電製作所は破壊され、或人はアークの一撃で体を貫かれ・・・

感想
 フォーゼ、ドライブ、ゴースト・・・主役ライダーが絶命するのは最終強化に必要な流れだから・・・あれ、ということはゼロワンも平成ライダーなのでは・・・(汗。

 さて今回はアークによる蹂躙が繰り広げられることに。変身した迅も歯が立たず、それでも屈しない或人は無情にも体を貫かれ、更に垓や唯阿、しまいには変身途中の諫の体すらも貫かれてしまうことに。変身モーションに入ったから大丈夫だと思っていたら・・・な展開には驚かされました。
 次々と仲間が倒れていく中、「お願いだから、目を覚まして・・・」「だから・・・起きて・・・」「わからない・・・ただ・・・止まらない・・・」と或人に寄り添って涙を流すイズちゃんにこっちの涙腺も・・・(涙。「もっと、あなたの夢を追いかけていたい・・・」良いヒロインだ・・・

 ・・・さてこっから、どうやって復活するのかなーと思って見ていたら・・・あ、そういう話!?ヒューマギアならではの展開にこれまた驚かされました。ヒューマギアらしいっちゃらしいですが、何十億通りも或人の死亡シーンを見せられるイズちゃん可哀想・・・その点に触れるのが好印象でしたし、それに対して「許しません!」と拗ねるイズちゃんがめちゃくちゃ可愛かったので文句なしです(笑。

 ともあれ或人の夢にイズの心に新たな感情が宿った時、イズの中のゼアが起動し、或人の夢である人と人工知能が一つになる仮面ライダーゼロツーが誕生!・・・あぁ!それって超アキバレッド(汗。
 変身音の「It's never over」は「終わらない」ってことなんでしょうけども、今回冒頭の或人のセリフを思い出すと「夢は諦めない限り終わらない」という意味にも捉えられるかなと。
 満を持しての登場となったゼロツーには、シャイニングホッパーのような最適な攻撃を導き出す能力もあるようで、次々にアークの予測を超えてゼロツービッグバンが炸裂!これまでのうっ憤を晴らすかのような大活躍。良かったです。

 しかしまだ衛星にアークは宿っている様子。次回は滅と手を組んでアークを再び倒すようですが、あれ、この流れ、どこかで・・・ガンマイザー的な・・・(汗。

 というわけでゼロツーがようやく登場となったわけですが、イズの中にゼアがいるってのはいつの話だったでしょうか(汗。考えてみればイズがゼアにちょくちょくアクセスしていたように思えますし、各種プログライズキーやプログライズホッパーブレードはイズの想いによって誕生していたような気が・・・まぁ、それにしてもいきなりイズの耳のギアの中から光が漏れ出して、ゼロツープログライズキーになったりするのは・・・うん、まぁ・・・出来れば或人とイズ、何なら飛電インテリジェンスの施設も使って、それこそ人とヒューマギアが一緒になって作って欲しかったかなとも・・・

 ともあれ次回は再戦。
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第39話「ソノ結論、予測不能」

2020-07-19 09:30:10 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第39話「ソノ結論、予測不能」

 アークでも予測していなかったゼロワンとサウザーの共闘。その力の前にアークは迅の体を解放し、どこへともなく去っていった。
 目覚めた迅からアークがゼアを恐れていると知り、ゼアに協力を要請するが、元々滅亡迅雷.netへの対抗策として用意されていた「ゼロワン」をこれ以上アップデートすることは出来ないという。それでも或人は、自らの力で祖父を超えるべく、アークも予想できないような仮面ライダーの開発を決意し・・・

感想
 「飛電インテリジェンスを守るのが、社長の務めだからな」と優しく語り掛ける垓の声にわりとウルっと来た第39話。

 さて今回はメタルクラスタホッパーの変身時にノリノリなさうざーから始まることに。OP後にまたOPを挿入歌として流すのは・・・と思いましたが、2番ってのは熱いですねぇ!敵にすると厄介ですが、味方となれば頼もしいのがサウザーの面倒なところ(笑。やろうと思えば味方の力をラーニングして、攻め方の幅を広げることだってできるでしょう。

 一段落した後、飛電製作所にて「人と人工知能が友となるのを誰よりも体現していたのは自分だった」と、自ら宣言するのは何とも垓らしかったです。その後、唯阿と諫に謝る際も、自ら出向くのではなく相手を呼びつけて謝るというのが何とも・・・(笑。A.I.M.S相手には直に謝りに行ってましたが「そんなことより」と警備を優先させるあたり、これまでの垓の罪深さを感じます。

 ただ、垓が謝ったところでアークに人間の悪意をラーニングさせて今回の騒動の原因を作ったこと、諫と唯阿にしでかしたこと、多くの人やヒューマギアに迷惑をかけたことが消えるわけではない。目下の敵はアークですが、そもそもアークに悪意を植え付けなければこんなことにはならなかったわけですし・・・とどのつまり、天津父の教育のせいでは・・・?
 それを或人や唯阿たちが簡単に許せるはずもなく、或人は垓に「罪を償う気があるのなら、これからの行動で示してくれ」と告げ、諫は「戦いに命を張る理由くらい、本人たちに決めさせてやるべきだろう」とA.I.M.SをZAIAから独立させるようにと告げていました。いつも感情的になっていたのは諫の方だったのに、唯阿が感情的になり、諫が冷静に事を進めたのが意外でした。


 或人はシンギュラリティに達した雷・・・もとい宇宙野郎雷電から、アークの裏をかく計画を持ち掛けられたものの、それすらもアークの計画通り。サウザーの技術をラーニングした結果、サウザンドジャッカーのコピーも可能となり、更にプログライズキーのモデルとなった動物たちの召喚も可能に。やっぱり敵にするとめちゃくちゃ面倒ですね、サウザー・・・

 サウザーという頼れる仲間が出来たものの、ゼロワンドライバーは奪われ、ゼアも乗っ取られるという最悪の状況。この状況を打破するのはただ一人、早速CMで明かされた仮面ライダーゼロツー!発売はもう1カ月近く前だったかと思いますが、ようやくゼロツードライバーユニットのCMがテレビで流れることとなりました。いやー、長かったですね・・・変身音は手持ちのドライバーで散々聞いていますが、どんな風に変身するのか、とても楽しみです。

 次回、飛電或人死す!?・・・あぁ、うん、まぁ平成ではたびたびあったことですから・・・(汗。
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第38話「ボクは1000%キミの友だち」

2020-07-12 09:35:23 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第38話「ボクは1000%キミの友だち」

 垓は飛電インテリジェンスのラボで不正のデータを削除し、レイドライザーの大量生産を目論んでいたが、その命令をゼアは受け付けない。福添副社長から呼び戻された或人は隠し通路からラボに入り、サウザーに変身して暴れる垓をメタルクラスタホッパーの力で大人しくさせる。
 それでもなお「飛電インテリジェンス」の社長の椅子にこだわる垓に隠された過去とは・・・?

感想
 何だかものすごく久しぶりにゼロワンのバイクを見た気がする。

 さて今回は久々にラボへの隠し通路を利用して、ラボ内でゼロワンVSサウザーが繰り広げられました。もはやサウザーは敵ではなく、メタルクラスタホッパーで圧倒!何だかんだで頼りになる期間長いですね、メタルクラスタホッパー。いずれ控えているアイツが出てきたらどうなるのかな・・・

 人と人工知能が心を通わせて笑顔になる。そういう夢を持った人間が飛電インテリジェンスの社長の椅子に座れる。しかしそれでも飛電の椅子を欲してやまない垓。実は垓は35年前、飛電インテリジェンスが作り出した人工知能搭載犬型ロボットに「さうざー」と名前をつけ、可愛がっていた模様。けれども父親から「1000点を取る男になれ」と言われ、厳しく接されたことから「誰にも頼らず自力で1000点を取る男」を目指した結果、今に至ったようです。
 しかし実際は側にいてくれる友達が欲しかった・・・という彼の気持ちを察して、垓の命令を拒んでいたゼアは新たに「さうざー」を構築。友達との再会に垓が笑みをこぼし、涙を流したのを見て、何だかんだで垓も人の子だったんだなぁと感じさせられました。

 青臭い夢ばかり掲げる飛電インテリジェンスが許せなかったのは、飛電を愛していたからだと宣言した垓。
 飛電インテリジェンスが「さうざー」のようなロボットを作らなければ友達との別れという悲しい思いをすることもなかった。或人が人とヒューマギアが笑いあう未来を語るたびに自分が封印した、封印せざるを得なかった友達のことを思い返すことになり、故に妬ましく、それと同じくらい羨ましかったのかもしれませんね。
 ・・・まぁ、良い話ではあるんですが、それにしたってこれまで散々あくどいことをやり続けていたのが何とも・・・(汗。どこかしかで「さうざー」に関する伏線はあったんでしょうか?ここに来てやっとの共闘というのは熱いですが、やや急な感じがしなくもなく。
 
 急といえば、アークゼロの前に立ちはだかった或人が、CM明けでいきなり主題歌と共にゼロワンに変身して突っ込んでいくのも急だったかなと。すぐに主題歌も終わってしまいましたし、次のシーンにも切り替わり・・・主題歌、久々のバイクというのは熱い要素ですが、今回は熱くなるにはちょっと物足りなかったですね・・・

 ともあれ次回は社長同士の共闘!
コメント (2)

仮面ライダーゼロワン 第37話「ソレはダレにも止められない」

2020-07-05 09:33:08 | 仮面ライダーゼロワン
仮面ライダーゼロワン 第37話「ソレはダレにも止められない」

 滅が変身したアークゼロの前に成すすべなく敗北する或人。諫のショットライザーもコントロールを奪われてイズを狙うが、間一髪迅により破壊は免れた。これまで人工知能を信じてきた或人だが、人間を超えたAIの力の恐ろしさを目の当たりにし弱音を吐く。
 一方で垓はレイドライザーの発売日にザイアスペックを敢えて暴走させることを計画。垓の横暴に耐えかねた福添副社長と山下専務は、垓の悪事を暴くべくシェスタの力を借りることにし・・・

感想
 シンギュラリティが起きる前ならいざ知らず、自意識に目覚めたイズなら自分の意志で攻撃を避けても良いんじゃないかなーと思った第37話。

 さて今回はアークゼロの圧倒的なパワーの披露はもちろんのこと、亡はジャパニーズウルフ、つまりニホンオオカミのキーとフォースライザーを用いて仮面ライダー亡に変身!諫と同じくオオカミの力を使うのが良いですね。まぁ初仕事が垓を文字通り丸裸(下着着用)にすることだとは思いもしませんでしたが(汗。あれ、あそこで垓を殺すことも出来るって挑発ですよね・・・
 そして滅亡迅雷.netのアークゼロ、仮面ライダー滅・亡・雷が勢ぞろい!「人類は私の道具だ」「道具が思考するな」とこれまで垓がヒューマギアや唯阿たちに告げてきたことを、そっくりそのまま突き返されることに。一応アークゼロ以外の3人とまともに戦うだけの力はありましたが、アークゼロが加わると途端に劣勢に。部下、しかも道具としか見ていない部下とではまともな信頼関係もコンビネーションも出来ないでしょうし、勝てるはずもなく。

 そして或人は人工知能の恐ろしさを目の当たりにし茫然自失。それを救ったのは、飛電家に携わり続けた福添副社長でした。「君ほどヒューマギアが好きな人、他に見たことないぞ」と笑顔で優しく告げる福添副社長、めちゃくちゃ良い人でしたね・・・シェスタの力も借りて「人に寄り添う飛電インテリジェンス」を守ろうと動いてくれましたし、ここに来てだいぶ頼もしさが増しましたね。
 福添副社長に励まされたおかげで、恐怖を抱きつつも「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」と立ち向かった或人。しかしメタルクラスタホッパーの力を駆使してもアークゼロには敵わない。ただここでアークゼロが或人にトドメを刺さずに引き返したのは何故なのか。現在おもちゃや「てれびくん」のCMで判明している例のアイツの存在、そして仮面ライダードライブにおけるハートにとっての泊進ノ介が超進化に必要な鍵であることを考えると、アークが次の段階に進化するのに必要なのが或人だから消さなかったのかなって。

 一方で唯阿はアイちゃんに自分の想いを聞いてもらい「諫に謝りたい」という本心に気づかされることに。ひとしきり謝った後に「・・・と、アイちゃんが言えと言っていた」と照れが入るのが最高に可愛い。あと諫も「その内返せよ」とアイちゃんを相当気に入っていることが分かりますね。

 
 そして解任動議を起こされる垓。道具扱いしていたアークに負け、滅亡迅雷.netに負け、社長の座も奪われそうになる。全てを失いかけた垓に蘇るのは、AIへの想い・・・?次回「ボクは1000%キミの友達」。「ボク」は幼い垓で、「キミ」がAIなのかな。或人に対し、共にアークを倒そうと声をかけてくれていましたが・・・いつ裏切るか気が気でないです(汗。
コメント (2)