志情(しなさき)の海へ

琉球弧の潮風に吹かれこの地を掘ると世界と繋がるに違いない。世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

朝8:05分の一便で東京へ、「テンペスト」の舞台を見てそして?!継続!

2011-02-28 20:43:49 | グローカルな文化現象
いつものように朝ギリギリで空港についた。タクシーを利用するにも危ういと思った時、急いで車を運転していた。5分前になんとかANAに乗り込んだ。いつものことながら情けない毎日。前回は携帯電話を忘れた。今回は特に忘れ物はないようで、やはり用意していたバッテリーやイヤホーンを忘れていた。池永さんの「テンペスト」の千秋楽を当日券で見れることが分かった時、東京での資料収集を兼ねたいと思った。それはそれで良かった。

舞台に関して書き留めたい。しかし新宿駅近くで朝食がついて安めのこのホテルだが、鹿児島のホテルのようにケーブルをつないでもインターネットがうまくつながらない。だから舞台批評は久しぶりの小雨降るホテル近く界隈で夕食でも食べた後、無料で利用できる一階ロビーでまた書き込みたいと思う。カウンターの方はネットサービスへのヘルプはしてくれない。門限もあるホテルで面白い。経費節約ゆえだろうか?部屋ではワードに書き込む作業でもしよう!

結論から言うと、千秋楽舞台は97%女性たちの観客席だったが、スタンディングオベーションで盛り上がった。女性たちへのエールとアメリカ、清をからめた、また時事的政治現象への風刺をこめた台詞が笑いをとった。小説をそいだ舞台でもあった。一幕は琉球舞踊もアレンジした手の使いで漫画的な雰囲気。また冒頭からエイサーである。なるほど、現代の売れ筋のPerformanceの味付け抜群である。

仲間さんがとても華奢に見えた。舞台女優と映画女優の違いが痛々しい気もした。舞台の物語の筋のディフォルメされた面などまた脚本家独自のセンスなど、小説の物語パターンとの類似と違い、様々な記号的要因が迫ってきた。感傷的になったのはうちなーぐちによる案内であり、八重山の百姓にうちなー口を語らせていた。といつも思いつくままに言葉をつないでいくーーのがいいのか悪いのか?少し場面を反芻しながら書いてみたい。

これから食事して、また続けたい。あるいはワードにまとめて貼り付けよう。そう思っていたのはその通りなのだが、摂氏1度まで冷えそうな夜の帳の中、大通りが食べ物屋のオンパレードの中、ホテルの口コミにもあった向かいのラーメン屋に入ってチャーシューメンを食べた。普段ラーメンをとても好んで食べる方ではないが、寒さとあいまってそれがとても美味しく感じられた。チャーシューメンは豚肉とラーメンがうまくなじんでいるのである。それがよくわかった。にわかにラーメンフアンになりそうーー。

さてホテルの部屋で続きを書き込むつもりでできなかった。反芻していた。その中で感じた事を書きとめたい。
このホテルロビー㋨無料のインターネットはSDカードが使えないので写真のUPもできない。沖縄に戻ってからまとめてUPしたい。

「テンペスト」の中休み20分を挟んだ公演は最後の多くの女性たちのたち姿と割れるよな拍手の渦にいると興業的にTBSは大成功という事になる。TBSをオーナーにするのがどうやら赤坂ACTシアターだという事がわかった。劇場に早めについたらそこにTBSのビルがあり、中で昼食をとった。見学者や展示コーナーはテレビ特集番組で取り上げた障害のある書家の娘の展示をしていたが、そこには人の山ができていた。テレビというメディアを通して社会にアピールする制作の手柄ということになろうか?

2000円と高い「テンペスト」のパンフを見ると、演出の堤幸彦、仲間由紀恵、そして池上の鼎談がユニーに思えた。ひきこもり的に物語を編み出してきたという池上である。ことばで生み出すのは嘘だよ、とあっさり池上さんは語るのだが、一方で近世の琉球王国は、アメリカと中国の超大国に挟まれ、外交上武力を行使せず、貿易で成り立っている。しかしこの日本、世界の状況に翻弄され、将来の進路も見えない。混沌とした中でどう生きるか、と問いかけているがーーー、続きはのちほど!

<新宿西口>

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