史跡「三津武嶽」に行ってみたい。遺老説伝の中に登場する物語である。「御殿山由来記」の物語の舞台化である。大和に流された聞得大君が島に戻ってきて山の中でひっそり暮らして亡くなったという言い伝えがあるようだ。どうもハジチ由来とも関係があるような物語である。興味深い。女たちの宿命のような何かがそこに秘められているのかもしれない。歴史の痕跡が表象として何度も現れてくる事例かもしれない。 . . . 本文を読む
単純な事に見えるが、以前からなぜ沖縄に「沖縄大使」が派遣されるのか、疑問に覚えている。つまり、沖縄は日本の内国植民地ゆえに特別大使が必要なのだと考えていた。
昨今先住民族権が意識化されているが、佐藤が書いているように「それほど遠くない過去に存在した琉球王国の記憶を沖縄人は持っている。そしてこの琉球王国は、国際法の主体としての地位を持っていた。また沖縄は自らの言語(琉球語、ウチナーグチ)を持ってい . . . 本文を読む