電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

お正月に映画「K-20 怪人二十面相・伝」を観る

2009年01月05日 07時02分59秒 | 映画TVドラマ
お正月に、帰省中の息子と妻と一緒に、映画を観に行きました。最近、あちこち(*1,*2)で話題になっていた、「K-20 怪人二十面相・伝」です。お正月で混雑が予想されましたので、インターネットでチケットを予約。でも、実際に来てみたら、朝が早いためか、道路はすいすい、駐車場はガラガラ、ほとんどグループ貸切状態でした。今回出かけたのは、山形市嶋地区にある「ムーヴィー・オン山形」という、シネマと八文字屋書店との複合施設です。地価の安い田舎だからできる、駐車料金の心配のいらない映画館は、買物のついでに気楽に行けるという点で、たいへんありがたいです。

さて、その「K-20 怪人二十面相・伝」。いや~、素直に楽しみました!ストーリーの面白さ、映像と音楽の迫力、脇役の魅力的な演技、実に心憎い映像作品でありました。これはぜひ続編を期待したいところです。

感想に代えて、中年オジンらしい&どうでもよい詮索を二三。
(1) 遠藤平吉クンが、からくりの天才・源治さんから作ってもらったアレは、スパイダーマンですね!クモに刺されたために突然備わった超能力ではなくて、いかにも made in japan らしい高性能です(^o^)/
(2) かなり無理して色仕掛けを試みる松たか子さんの華族令嬢・葉子ですが、私にはお色気よりも天然ボケのユーモアを強く感じさせ、この女優さんの地はこちらではないかと思ってしまいました。「良家の子女のたしなみ」は、実にいろいろなことが必要なのですネ(^o^)/
(3) 明智小五郎の役は、NHK-TVの木曜時代劇「風の果て」で杉山忠兵衛を演じた、仲村トオルさんでした。どうもこの人が出てくると、せいいっぱい虚勢を張っているような気がして、どうして貫禄が感じられないんだろうと不思議でしたが、原因は声にあるのではないかと思い至りました。声が、高く軽いのです。この役者さんは、むしろコミカルな役柄のほうが似合うように思います。

芸能スポーツ音痴の私の見方ですので、たぶんピンぼけ・的外れであろうとは思いますが、その点はひらに御容赦を願いまして、「でも、面白かった~!」「また続編を見たい~!」という感想をもう一度、こんどは息子と家内と三人声をそろえて、申し上げたいと思いまする(^o^)/

※あちこちの例として、たとえば同県内では:
(*1):「平吉さま、笑って~!『K-20 怪人二十面相・伝』を観てきました!」~「ゆっくりと世界が沈む岸辺で」より
(*2):「K-20 怪人二十面相・伝」~「迷宮映画館」より

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6 コメント

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怪人20面相! (安倍禮爾)
2009-01-05 19:20:03
narkejpさん

 だいぶ昔、所沢に住んでいた頃、やはりそういう、車で行ける大きな映画館があった記憶があります。ただ、行ったことはなくて、というよりも、最後に映画を見てからもう30年経ちます!
 怪人20面相というのは、子供の頃テレビで観たものの記憶しかないですが、今考えてみると不自然なシーンが多いですよね。大体、明智たちが騙されて、「しまったー」等と言っている時に、突然何処かから聞こえる「わっはっは、やっと気がついたかね、明智君!」という声は、どこから、そして、大体何故逃げずにそんなことを言うのか。そして、逃げる悪人を追いかけて、通りに出た時、広い通りに誰もいなくて、そして、原付で逃げていく悪人を指差して「ああ、逃げて行く」などと言っている、その様子が変ですし。 まあ、言い出せばキリはないですし、そういう時代だった、ということでしょうね。
 narkejpさんの感想は、良く分かります。
>声が、高く軽いのです。
 これは重要なファクターですよ。最近はこういう人が昔より多いんじゃないか、という気がします。
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あけましておめでとうございます。 (sakurai)
2009-01-05 20:09:38
御無沙汰しております。
いつもありがとうございます。
いやーー、これは元少女もたっぷり楽しめました。
ちゃんと見る方の気持ちを汲んで作ってるという姿勢が、全編に表れていたような気がしました。
無駄もないし、とってもバランスが良かった。
そして、何といっても音楽がぴったりマッチしていたのではと思ったのですが、どうでしょうか。
盛り上げ、邪魔せず、耳に残る。。。
スパイダーマンも感じましたが、とっても良かったと思います。
narkejpさんに気に入っていただいて、とっても嬉しです。
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安倍禮爾 さん、 (narkejp)
2009-01-05 21:25:50
コメントありがとうございます。今考えると不自然なシーンは、たぶん紙芝居の時代のお約束だったのだろうと思います。黄金バットとかなんとか(^o^)/
この映画、なかなか楽しめました。面白いです。
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sakurai さん、 (narkejp)
2009-01-05 21:32:03
コメント、トラックバックをありがとうございます。家族連れで出かけるには、ほどよいエンターテインメントでした。妻はもちろん、大学生の息子も身を乗り出して観ておりました(^o^)/
続編観たいですネ~。天然ボケの松たか子さんの会社が危機に陥り、怪人二十面相が活躍して乗り切る話とか、いろいろできそう(^o^)/
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TBを (きし)
2009-01-05 22:10:17
トラックバックの記事を待ちきれず、参上してしまいました。
ええ、それくらい入れ込んだと思ってくださって結構です(笑)
リンクもありがとうございます。sayuriさんと並べていただいては申し訳ないような気もしますが。

あっ!遅ればせながら!
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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きし さん、 (narkejp)
2009-01-06 06:47:07
コメントありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
いや~、面白かったです。部分的なつっこみ所も口をとがらしてではなく、笑いながら、ですね。県内では きし さん、sakurai さん、お二人のお勧めですので、これは面白いだろうと思い、出かけたのが大正解でした。
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