電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

泉嗣彦『医師がすすめるウォーキング』を読む

2007年04月22日 17時33分09秒 | -ノンフィクション
以前、結婚以来25年以上、同じ体重を維持していると豪語しました(*1,*2)が、宴会の会場となった温泉で何気なしに体重計に乗ったら、なんと!3キロも増えているではありませんか。いつのまに!とびっくり。

BMI値は22~23とまだまだ良好の部類ですが、考えてみたら、職場が変わって以来、毎日の歩数が5000歩程度に減少しておりました。前の職場では日常的に8000歩は歩いておりましたので、間違いなく運動不足です。しかも、冬場の休日にはどっかと腰を落ち着けて音楽やパソコン三昧。休日の歩数にいたっては3000歩いくかどうかといったていたらくです。これではならじと、ウォーキングを意識的に再開。



そんな折に見つけたのが本書『医師がすすめるウォーキング』(集英社新書)です。

運動不足だということは、皆さん充分にわかっているのです。でも、人間は習慣の動物です。非日常の行為はなかなか長続きしません。そこで、本書の提案は「日常生活で活動的により多く歩くだけでも、かなりの効果がある」ことに気づくこと。特に、腹囲85cmという基準が話題となっている「付きやすく落ちやすい」内臓脂肪型肥満には効果的、とのこと。

本書で紹介している「歩かなくなっている中年男性」の典型的な例、すなわち
(1) 毎日忙しく飛び回るが車での移動がほとんど、
(2) デスクワーク時には座りきりになる日が続き、全く身体を動かす機会がない、
という指摘は、ずきっと心当たりが。
特に、肥満と筋肉の衰えがインスリン抵抗性を招き、糖尿病等の多重危険因子となりうる、という指摘にはさらにずきっと危うさを覚えます。

ライフスタイル・ウォーキングの効果の目安は6週間とのこと、約1ヶ月半ですから、意外に早く現れるようです。

本書の後半は、歩くことと好きなことを結び付けようという提案で、こちらはあまり目新しいものではありません。音楽を聞き、カメラとメモ帳を持ち、アウトドア風にお茶を楽しむくらいは私もすでに実践済み。

そんな偉そうなことを言わずに、ちゃんと実行しなさい、と著者に叱られそうですね(^_^;)>poripori

で、雨の中を桜見物に行ってきました。車を降り、カサをさして川沿いに散策。雨降りで誰もいませんので、悠々と写真撮影ができました。







こちらは増水する川の流れです。



【「電網郊外散歩道」の過去記事より】
(*1):25年間、同じ体重を維持できた理由
(*2):食事を抜くと太る理由
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