いよいよコートが必要な時季になってまいりました。今回の練習は広々とした生駒図書会館。つらいのは一部の窓が開けっ放しのため、風の通りはいいけど寒いんだぁ!! しょうがないですね。このところの記録更新中のコロナ旋風の影響でしょうか、今回の参加者はちょっと少なめの30人でしたね。無症状の感染者がコロナを広めているようなので、ご高齢の方をはじめ、どなた様もご注意を。
さて今回の練習ですが、
▼Dal氏はスプコンを意識して、少しづつ仕上げに入ってきています。「ニュー・シネマ・パラダイス」は、テンポの変わり目、フェルマータ後の入りに集中練習。技術的には難しくなくとも、呼吸がなかなか合わない。練習を重ねれば、なんとか克服できるでしょうが、早く揃うようになって欲しい!!
そして、登場した新譜は小桜秀爾のマンドリンオーケストラのためのセレナーデより「ノクターン」。初めて弾きましたが、優しくて、感じのよい作品でしたね。
▼TG様は、スプコン当確の3曲。これまで、練習報告にはシークレットだったオリンピックマーチ、実はアンコール用でしたが、本編で演奏することになり、初めての報告です。
連ドラ「エール」最終集で登場しましたが、1964年の東京オリンピックの入場行進で演奏された名曲。カルピスの応募賞品(だったかな?)でオリンピックマーチのソノシート(ペラペラのレコード)を手に入れ、お気に入りの曲なので、卓上レコードプレーヤーで、レコード盤が擦り減るほどによく聴いたものです。当時は作曲者は誰か?なんて、全く意識は向きませんでしたが、古関裕而という方だったんですね。六甲おろしも。戦時歌謡の名作曲家とも。奈良マンに入ってから初めて知りましたね(大笑)。曲の終わりなどは、クラシックの作曲家志望の痕跡が見え隠れする音の飛びまくる譜面なんですよね。1stはここの音を外さずにリズム正しく滑らかに弾くことが超使命、本編にやってきたからには、本腰を入れねばね!!
▼トーチャン氏は新譜を2曲。一つは高野さん編曲のフォーレの「舟歌第一番」。今回は、ゆっくり目のテンポなれども、臨時記号がところどころにつき、かつオクターブ以上に広がる16分音符の塊がわんさか。テンポが速くなったらどうなるんだろうと、次回の練習に恐怖を覚えそう・・・
もう一曲は河合摂子の「TONAL BLUE」で、第16回奈良マン定演で演奏した委嘱作品。当時のパンフレットには、“奈良県在住の新進気鋭の作曲家、1968年生まれ、大阪音楽大学大学院修了。1997年8月7日には春日大社にてオペラ「命の鼓動」を発表し、注目を浴びる。本曲は、作者が沖縄を訪ねて様々な芸能を見たときのイメージを作曲したもので、当団体が作者に委嘱したもので、本邦初演”と説明されていました。当時の指揮はTG様で、トーチャン氏もタクトしたかった作品のようです。確かに沖縄色満載の作品ですね。うまく作曲されるものです、感心!!
さてさて、今回の練習曲は次の通り(●新登場)
<井上さん>
○映画「ニュー・シネマ・パラダイス」 Ennio Morricone/Dal Green
Nuovo Cinema Paradiso
○GABRIEL'S OBOE Ennio Morricone/Dal Green
from the movie “The Mission”(1986)
●Nocturn 小櫻秀爾
<田中さん>
○Bells across the meadows Albert W.Ketelbey/Anomymous
牧場を渡る鐘
○Skandinavische Suite Emil Juel-Frederiksen/Hermann Erdlen
○Olympic march Koseki Yuji/TG
<土谷さん>
○Sicileenne Gabriel Faure/Chikara Takano
Pelléas et Mélisande, Op.80
●Barcarolle No.1 op.26 G.Faure/Chikara Takano
○Oriental Fantasy Setsuko Kawai
●TONAL BLUE Setsuko Kawai