♪ 奈良マンドリンギター合奏団 スタッフ・ブログ ♪

  合奏団のスタッフが、奈良マンの素顔、音楽に関係あること無いこと、どーでもいいこと、真面目な話、いろいろ語ります。

7/21 練習記録

2019年07月22日 | 練習記録

今回の練習は、ワクワクドキドキでしたね、私だけかもしれませんが。というのは、10月6日の定演の曲が決まったんですよ~(正確には、ほぼかな?)。

ダル氏は、当初から内定の「Paradiso」を練習。指揮者も奏者も悩ませているのは曲の最後の6/8、5/8、6/8、5/8、6/8、4/4と、拍子が目まぐるしく変わるところ。そのうち身体が覚えるでしょうが、もうしばらく悪戦苦闘しそうな予感。一度おっこちると、途中から入れないんですよね、することなく、指揮をボーッと見ていました(笑)。

Kiri様は、な・な・なんと、見送った感のあったマンドニコのラベル組曲のフル楽章をご準備。第1楽章はテンポはAdagioでこれまでも練習しており余裕ですが、初の第2楽章はVivaceで、楽譜は超早送り状態。ところどころに休符や小節休みがあり、うっかりすると音が出て、とてもスリリングな初見弾きとなり、まるでスーパーマリオをやっているみたいでしたね。慣れれば落とし穴に落ちないようになるでしょう、これからの練習が楽しみな曲であります。指揮者様は、皆さんへの配慮(ご意向確認)もあり、まだ定演確定宣言はされていませんが、やる気満々の印象ですね。面白そうですので、この曲取り組んでみませんか?

TG様は、なつかしい「バグダッドの太守」を新たにご準備。今回の楽譜はオケ譜からのTG様オリジナル編曲。あらためて曲目解説などを確認していると、喜歌劇の序曲なんですね。今や上演されることもないに等しい喜歌劇のようですが、どんなストーリーだったんでしょうか。作曲者24才(1800年)の時に発表した出世作とか。そもそもバグダッドはどこにあるか? バグダッドはイラクの首都、小学校か中学校で耳にして以来、久しぶりに耳にしたのが例の湾岸戦争でしたね、あのフセイン大統領の活動拠点。バグダッドはメソポタミア文明の時代の町で、紀元前1800年ごろの記録には「バグダドゥ」の名もあらわれていたというほどの歴史のある町なんですね。17世紀頃までは周辺諸国との争いの絶えなかった国ですが、18世紀初頭に任命されたメソポタミアの太守により、バグダッドをメソポタミア行政の中心地にすることに成功して、平穏が訪れたようです。この太守がモデル?で、その栄誉を称えた?のかよくわかりませんが、当たらずと言えど遠からじ? TG様に正解を委ねましょう。

今回のトーチャン様の練習は、選曲のための全7曲の総演奏。これまで一度は練習した6曲に加え、今回新たに「エチオピア小景」が加わり、休むこともなく、停まるまでひたすら弾き続けるという過酷な通し弾き。全曲弾き終わった後は、選曲アンケートで投票。アンケート用紙には、あらかじめ曲の組み合わせが決められていて、6つの組み合わせから、各自、持ち点合計5点を好きなように配分して投票。そして、夜の反省会で、酔っ払いながらも、厳正な立会いのもと集計され、次の組み合わせが最高得点を獲得し定演曲に決定。

序曲(Cerrai)、綺想的間奏曲(Amadei)、山国の婚礼(V. Filippa)。

これで、4人の指揮者様の曲がほぼほぼ決定、今後は、集中して個人練習にも取り組めますね。暑い中ではありますが、頑張りましょう。そうそう嬉しいできごと、今回、ギターパートに一名入団されました。これから一緒に楽しみましょう!!

さてさて、今回の練習曲は次の通り(●は新たに登場)

<井上さん>

○Paradiso  武藤理恵

<桐山さん>

●RAVELIANA  Claudio Mandonico

 Ⅰ.ENTRATA  Ⅱ.SCHERZO  Ⅲ.ALLEGRO-FINALE

<田中さん>

●Calife de Bagdad  François-Adrien Boieldieu/田中昭彦

 バグダッドの太守

<土谷さん>

●QUADRETTI D’ETIOPIA  Vincenzo Billi/中野二郎

 エチオピア小景

  Ⅰ.Ronda Tigrina小虎の彷徨 Ⅱ.Sul Lago Tanaターナ湖にて 

  Ⅲ.L’Oasiオアシス     Ⅳ.La Carovana隊商

○OUVERTURE  Vittorio Cerrai

 All’Egregio Cav:  

  DOMENICO VANGONI,Omaggio

○Dalle Azzorre  Giuseppe Manente/中野二郎

 (アゾレス諸島より)

 Marcia Sinfonica

○INTERMEZZO CAPRICCIOSO  Amedeo Amadei

 per Orchestra Mandolinistica   

○Serenata alla Luna  G.Tarditi/Grazizni Walter

 月へのセレナータ

○Al Cader delle Foglie  Virgilio Poggi/中野二郎

 木の葉が散る...

○NOZZE IN MONTAG  Vittorio Filippa/中野二郎

 山国の婚礼

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7/7 練習記録

2019年07月08日 | 練習記録

7月7日の午前中は幹部会。メインは、10月6日の定期演奏会に向けての打ち合わせ。

指揮者は4人体制で、いよいよダル氏のデビューです。今回、ダル氏の指揮は1曲だけで、TG様と同じ一つのステージの予定。3部構成全体の演奏曲目は、次回練習までには決定される見込み。練習回数は、今回と合宿を含めて9回。本番までもう制限時間いっぱ~い!です。定演に向けて全力集中モードでがんばらにゃね。

ダル氏のParadisoは、難所に特化しての練習。曲づくりというよりも、まず、速いテンポで技術的に弾けるようにすることに集中。前回よりもこなれた感じはあるものの、全員の音が出ていない、まだまだ課題山積、今後の一人ひとりの頑張りが期待されます。

Kiri様は「プロヴァンス風序曲」をあらたに準備。オペラの序曲のように短い曲のつながりで、緩急が繰り返され、勢いのあるファランドールで終えるコロコロと曲調の変化していく面白い曲。弾いていても楽しいものがありますね。プロヴァンスは、地中海に面するフランス南東部の地方、自然の豊かな恵みのおかげで、プロヴァンス料理は有名。はてはて「プロヴァンス風序曲」はいかに? 作曲者はフランス人で、20世紀の方のようですが、中野譜庫などによると2曲マンドリン合奏曲の作品がありますが、その内の1曲が今回の曲。1961年に出版された曲のようです。演奏会をお楽しみに。作曲者Armand Tournelはどんな人物なんでしょうね? マンドリン事典には写真だけが掲載されていましたが。

TG様は、前回、初お目見えの喜歌劇「陽気な若者」序曲を練習。1stのVivaceは、今、まともに弾ける人がいたら、ぜひ聴いてみたいと思うほどの難物。定演確定のようですので、本腰を入れねば・・。そうそう「本腰を入れる」の語源を知っていますか? NHKでは禁語という噂もありますが、また、飲んだ時にでも・・(笑)余談でした。

トーチャン氏は、定演確定のマンドリンオリジナル作品3曲を練習。正確には2曲は吹奏楽からの編曲ですが、今や、マンドリン界ではお馴染みの曲。

「アゾレス諸島より」では全体に重い、あとに膨らませない(初めから同じ音量で)、「山国の婚礼」では、神聖な結婚式のシーン、祝宴のシーンなど、それぞれのシーンが伝わる演奏を、タランテラはきれいに流れるように!と、いろいろと指示が飛びました。欠席された方は、公開されている練習模様音源で、ぜひ指示内容のご確認を!

「山国の婚礼」は、故・岡村光玉氏が同志社大学マンドリンクラブ第74回定演(1969年4月)で初演の指揮をつとめられており、当時の録音を聴いてみると、タランテラに入る前に、楽譜通りに「おめでとう!!」の掛け声が入っていましたね。初演当時から掛け声やっていたんですね。もちろん会場からは、笑いとどよめきが・・・奈良マンの定演でも、同じようなことになるのでしょうか? 楽しみです。

さてさて、今回の練習曲は次の通り(●は新たに登場)。

<井上さん>

○Paradiso  武藤理恵

<桐山さん>

●Ouverture provençale  Armand Tournel

○MENUET SUR LE NOM D’HAYDN   M.Ravel/桐山秀樹

<田中さん>

○Die Flotte Bursche:Overture  Franz von Suppe/田中昭彦

 喜歌劇「陽気な若者」序曲

<土谷さん>

○Dalle Azzorre  Giuseppe Manente/中野二郎

 (アゾレス諸島より)

 Marcia Sinfonica

○INTERMEZZO CAPRICCIOSO  Amedeo Amadei

 per Orchestra Mandolinistica   

○NOZZE IN MONTAG  Vittorio Filippa/中野二郎

 山国の婚礼

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練習記録 6/30

2019年07月01日 | 練習記録

遅まきながらの梅雨の真っ只中、しかも練習場所は多少不便なアウェイとあってか、今回の参加者はちょっと少なめでしたね。早く梅雨明けになって、気分一新、10/6の定演に向けて一丸となって、本格的にエンジン始動したいものです。

とはいうものの、まだ定演曲は決定されていませんが、そろそろ絞り込まれてくるでしょう。

ダル氏の「Paradiso」は定演確定か? 今回は見せ場でもあるエンディングを集中練習、早くて、変拍子あり、裏打ちありで、ずれると、チョーみっともない所。繰り返していると、少しづつ合ってくる、身体が覚えれば、格好ついてきそうな手ごたえでした。もっと揃えねば・・・

Kiri様は、前回のラヴェル作品のつながりで、予告通りマンドニコのラヴェル組曲を初指揮。今回は第一楽章のみ。モットーにもあるようですが、テーマの転調が見せどころのようです。うねうねした印象でしたが、続く楽章もあるようで楽しみですが、今後の展開はパートリーダーさんに委ねられそうです。

モットーというと、岡村光玉氏がファルボの研究報告で述べておられた武井守成氏のエピソードを思い出します。

「モットーとは、作品に盛り込まれた作者の思想や感情のようなもので、イル・プレットロ誌のコンクールには必ずこのモットーが要求されている。」「作曲コンコルソで第1等となったファルボの「組曲スペイン」を、武井氏は「組曲スペイン」のモットーである「小さいサヴイルラ」を曲名として紹介してしまった。作品に付されたモットーとタイトルを勘違いされているのである。」 また、シンフォニカ・タイヰの第14回定演で初演の際には、曲名を「改題 スペイン」と紹介。スコア表紙には、Motto:Parvafavilla(小さいサヴイルラ)と手書きで書かれていますが、「改題」は見当たりません。武井氏はどんな資料や楽譜を見たのでしょうか、真相は如何に? 気になるところです。

TG様は、お好みの軽快な喜歌劇「陽気な若者」序曲を準備。今年は作曲者スッペの生誕200年にあたるようです。定演当確でしょうか? 1stは、ローポジションながら、弾きにくいVivaceがあり、前期高齢者の私はお手上げでした。そして、練習の締めくくりは「コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ」で、私はとどめを刺されました(笑)。

トーチャン氏は、宇治フィルの定演のため、お休みでした。

今回の練習曲は次の通り(●は新たに登場)。

<井上さん>

○Paradiso  武藤理恵

<桐山さん>

●RAVEL SUITE    Claudio Mandonico

  1.Entrata

○MENUET SUR LE NOM D’HAYDN   M.Ravel/桐山秀樹

<田中さん>

●Die Flotte Bursche:Overture  Franz von Suppe/田中昭彦

  喜歌劇「陽気な若者」序曲

○Adagio Tomasso Albinoni/Rene Marteau

○Kopenhagener Eisenbahn Dampf gallop  Hans Christian Lumbye/田中昭彦

  コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ 

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