今回もコロナ対策はバッチリ。いつも通りに、入り口でアルコール消毒と体温測定。記入表に名前と体温を書き入れます。あらら、なんとなんと奇跡! ○○加奈子に△△加奈子に◇◇加奈子の三行連続。3人目の加奈子さんは気づいたらしく、名前は「〃」と、省略していました(笑)。同名人、3人も居られたんですね。新発見です。
それはともかく、今回もうだる暑さの中、29人が集まりました。カンカン照りの中、生駒図書館までは日影もほとんどない歩道を徒歩10分。練習にも夏休みが欲しいと思うのは私だけでしょうか? 皆様ほんとにご苦労さまです。
今回も、新譜が8曲も登場です。
Dal様は、まずは、組曲「くるみ割り人形」から 第4曲トレパーク(ロシアの踊り)。ゆっくりならまだしも、だんだん速度upされ、まじめに弾こうとして撃沈でした(笑)。今度は「下」で地味に頑張ろ。
次は、初めてお目にかかるアマデイの作品で、1910年、ミラノの“Lo Spettacolo”紙が主催したオペレッタの作曲コンクールに於いて第1等に選ばれた「La favola della Principessa」(譜面表紙添付)。岡村光玉氏によると、このコンクールでは、応募者は同一の台本、つまりGiovanni Drovettiの作になる≪La favola della Principessa≫に、作曲しなければならないことになっていたようだ。ちなみにこの時の第2等はファルボの作品。このアマデイの作品は、アマデイらしさを感じさせる曲調でした。
次は邦人作曲家水野真人氏(1959~)の「マンドリンオーケストラの為の4章」の中から第一曲行進曲。もともとは富山大学MCの委嘱作品。「楽しく、にこにこ顔で」と言われても、リズム,音を外すまいと、作り笑いもできず、楽譜と睨めっこでした。バタバタ感のあったというドラさん頑張ってね。初見だものドンマイドンマイ。
つづいて、カンナの「Joyeux Carillon(喜びの鐘)」。学生さん向けということで、技術的には難しさはなく、感じのよい小品でした。
トーチャン氏は、あらたにミラネージの「主題と変奏」をご準備。細かい音の流れを、いかに美しく弾くか。宿題がまた一つ増えました。
TG様は、6月亡くなった服部克久氏への追悼を込めて?「ル・ローヌ」。実に綺麗なメロディーです。うまく弾きこなさないと・・・。
続いてTG様の今回の本命・カペレッティの「劇的序曲」登場。1912年のイル・プレットロ主宰の第5回作曲コンクールで金賞を受賞した曲とあって、最初から緊張感みなぎる作りは魅力的で秀逸。名曲とあって、演奏経験者も多く、懐かしく弾きましたね。次回も練習とのことで、皆様、きっちりご準備を。
本日の〆は、なぜか服部良一の「銀座カンカン娘」。たまたま配布された楽譜にくっついていたのでリクエストが出てしまった・・・。私は笠置シヅ子の歌の印象が強いが、最初は、高峰秀子らしい。どっちも、平成生れの人は知らないだろうなぁ・・・
次回は、Dal氏はお休みとのこと、あと6日間、「主題と変奏」「劇的序曲」をしっかり予習せねば・・・
さてさて、今回の練習曲は次の通り(●は新登場)
<井上さん>
○願いの叶う本 丸本大吾
●Nutcracker Suite Ⅳ.Trepak P.Tchaikovsky/Joh.B.Kok
●Il solletico GHIRI GHIRI Amedeo Amadei
da “La Favola della Principessa”
●マンドリンオーケストラの為の4章 水野真人
Ⅰ.行進曲
●Joyeux Carillon Camille Cannas
<土谷さん>
○Cavalleria rusticana P.Mascani/G.F.Poli
Preludio e Siciliana
●TEMA CON VARIAZIONI G.Sirlen Milanesi
(主題と変奏)
<田中さん>
●ル・ローヌ 服部克久/TG
Le Rhône:ローヌ川
●OUVERTURE DRAMTIQUE Arrigo Cappeletti
●銀座カンカン娘 服部良一(作詞:佐伯孝夫)
以上